いまのあなたの人生は、これまでのいくつもの選択の結果です。
違う大学へ通っていたら、大学へ行かずに就職してたら、海外に留学していたら、就職先が違っていたら、住む場所が違っていたら・・・
あなたは今、違う場所に暮らして、違う職業について、家庭をもっているかもしれないし、ひとり暮らしかもしれません。
選択が変われば、出会う人も変わってきます。
人はよく一緒にいる人の影響を受けるので、出会う人が違っていれば、当然今のあなたとは違う人生を歩んでいるでしょう。
選ばなかった方の人生を見ることができないので、過去の選択を後悔してもしょうがなくて、今までの選択が正解だと思うことが大切です。
あなたが、今までの選択が正解だと決めるから、それが正解になります。
そしてこれから先の人生も、これからのあなたの選択次第で、望む通りの人生が展開されることもあれば、そうでない場合もあります。
それではさて、選択ってどのように行なっているのでしょうか?
選択に大きく関係しているのが、無意識の「思い込み」と「行き先」です。
まず「行き先」と言うのは、グーグルマップに「草津温泉」と入力するように、人生の「行き先」を入力する、ということです。
グーグルマップに「草津温泉」と入力すれば、どうやって行くかをグーグルマップが教えてくれますよね?
「草津温泉」に行くと決まっているので、次の角を右に曲がるのか、左に曲がるのかを選択することができます。
しかしグーグルマップに「草津温泉」と入力しないで闇雲にドライブしていては、次の角を右に曲がるのか左に曲がるのかわからず、一向に「草津温泉」にはつきません。
もちろん運よく「草津温泉」にたどり着くことはあるかもしれませんが、「銀山温泉」に着くかもしれないのです。
まぁ、それもそれでよし、かもしれませんが。
さて、あなたの脳内のグーグルマップには何が入力されているのでしょうか?
そして、この行き先には、あなたの思い込みも関係してきます。
たとえば行き先を「歌手」と入力したとします。
しかし、「今からじゃ歌手になるのは到底無理だよなー」と思い込んでいれば、入力した行き先が削除されてしまいます。
私は過去に、行き先を「フリーランス」と入力したので、もう何年もフリーランスでやっていけています。
削除をしなかったからです。
だけど、行き先に「フリーランス」と入力しても、「私、たいした技術もないからなぁ、やっぱ無理だよなー」と思えば、行き先が削除されてしまうのですね。
それでね、自分が何を選択するかによって、自分の思い込みに気づくことができるんです。
たとえば、いつもスーパーで買い物する時に、選ぶ基準が「安いもの」の人は、「私はたくさん稼げる人間じゃない」と思っている場合があります。
「私はたくさん稼げる」と思っていれば、「安いもの」より「本当に食べたいもの」を選ぶでしょう。
恋愛の場面でも、「私には魅力がないし、愛さるのは難しい」と思い込んでいれば、好きな人とLINEを交換しない方を選ぶでしょう。
「へたに好意がバレて嫌われたら嫌だなぁ」ってアクションを起こすことをせずに、時を過ごします。
こうやって自分が何を選択しているかで、自分が持っている「思い込み」に気づくことができるのですが、
もし「こんな思い込みはいらない!」と思えば、その思い込みこそ削除してください。
行き先を削除するんじゃなくて、思い込みを削除するんです。
選択や行動は思い込みから行われますが、先に行動を変えることで思い込みを変えることもできます。
いつも「安さ」で選んでいるのを、本当に食べたいものを選ぶようになると、「なんだ、私、買えるじゃん!」って思い込みが変わっていきます。
笑顔で好きな人に話かけてみれば、なかには緊張してそっけない男性もいるかもしれないけれど、嬉しそうにしてくれて「なんだ、私ってじつはイケるかも!?」って、思い込みが変わるかもしれません。
そして、行き先に「彼との幸せな未来」と入力していない人は、いまの欲求を満たす方を選択して、暴走したりするんですね。
私がよくやっていたパターンです(笑)。
行き先には「彼がいつか他の人を好きになるかも」が入力されていたのでしょう、だからちょうど前回の記事で書いたように、自分から恋愛を壊す選択を重ねていたんですね。
だから時々、自分はどこへ行きたいのか、行き先をちゃんと確認するんです。
「彼との幸せな未来へ行くんだった!」と思い出せば、本当は距離を置きたくないのに、試すように「距離を置こう」なんて言わないですみますよね。
脳内のグーグルマップに「行き先」を入力するとは、あなたが望んでいる未来をみる、ということです。
望まない未来を想像して、いま不安な気持ちで過ごすのではなく、ルンルンしながら望む未来を想像して、いまを安心して過ごしてくださいね。
そうすると、ちゃんと望む未来への選択をしていけるようになりますからね。