理想の自分になれなくて辛い、苦しい。
私にもそんな時期がありました。
(大きな夢を叶えてしまったあと、その先、どうしていいかわからなくなったのです)
理想の自分になれなくて辛い、というより、ただ漠然と「いまの私は全然理想の自分じゃない」という思いでした。
理想の自分になれなくて辛いと感じている人は、いまの自分を否定しまくりだから辛いんです。
最強の幸せを手にいれる方法って、自分を好きになることです。
裏を返せば自分を否定している状態は、幸せとは反対の状態になるのですね。
そんなの辛いにきまっています。
今回はこれから、理想の自分になれない5つの理由と、理想の自分になる3つの方法を書いていきますね。
理想の自分になれない5つの理由
理想の自分になれない理由には、これから紹介する5つの理由が考えられます。あなたに当てはまる理由があるでしょうか?
【1】理想の自分がわかっていない
理想の自分になりたい!とは思っているけれど、そもそも理想の自分がわかっていなければ、理想の自分にはなれません。
たとえば「有名人になりたい」という理想だけでは、目的地があいまいすぎて、自分が動き出せないのです。
「テーマパークに行きたい!」だけだと、北、南、西、東のどこに向かって歩けばいいかわからないでしょう?
だけど「東京ディズニーランドに行きたい!」なら、どっちの方向に歩み出せばいいかがわかります。
なんとなくの理想の自分があっても、あまりにも漠然としていると、脳に備わっているカーナビのような機能が、正確には働いてくれないのですね。
理想の自分になれないのではなくて、理想の自分がわかっていないだけ、と思うと少しは楽になるでしょう?
そして理想の自分がわかっていない人の特徴に、どこかで「無理だ」と最初からあきらめていることが挙げられます。
「どうせ無理だろう」と心の奥底で思っているので、理想が描けないのかもしれません。
【2】いまの自分を否定している
過去の私のように、理想の自分になれない以前に、「いまの自分が嫌だ」という思いが強ければ、当然理想の自分にはなれません。
これって、脳のカーナビの目的地が「ダメな自分」に設定されていることになるんです。
本当なら理想の自分に設定されなければいけないのに、目的地が「ダメな自分」のままでは、到底辿りつけませんよね。
私が「こんな自分、こんな人生は嫌だ」と思っていたとき、どうにかいまの自分を脱出しようと、いろんなことに挑戦しました。
高いお金を払って専門学校にまで…。
だけど、根っこにあるのが「こんな自分は嫌だ」という思いからは、何をやっても、全然満たされないんです。
目的地が「ダメな自分」だからですね。
私たちは思い通りに生きることができる、なんて言われますが、正確には「思っている通りに生きることができる」なんです。
頭のなかで「こんな自分、こんな人生は嫌だ」と思っていれば、理想の自分になれないのは当たり前で、思っている通りの自分、つまり「こんな自分は嫌だ」という自分のまま、というわけです。
【3】変化を恐れている
理想の自分ははっきりしているのに、理想の自分になれないのだとしたら、変化を恐れているからです。
潜在意識というのは、そもそも私たちを守る働きをするものです。
つまり「いま安全に暮らしているのに、変わる必要がない!」と、現状維持させるように働きます。
なにかを始めてみても続かないのは、この現状維持装置によるもので、結局、潜在意識が「今のままでいい」を選ぶから、理想の自分にはなれません。
【4】本気で理想の自分になろうとしていない
前項で、理想の自分になれないのは変化を恐れているからだ、と書きましたが、実際には理想の自分がはっきりしていれば、その理想の自分になれる可能性はかなり大きいです。
それなのに変化を恐れる現状維持装置に負けてしまうのは、本気じゃないから。
人は「変わりたい」という思いだけでは変わることは難しくて、本気で「変わる」と決めると、潜在意識が味方をしてくれるようになります。
「パリに行きたい!」だけだと、ただ「行きたい」と願うままの自分だけれど、「パリに行く!」と本気で決めた人は、どれくらいのお金が必要で、どんなホテルがあって…などと調べます。
そうやって「パリに行く」という目的を達成することができます。
あなたは本気で「理想の自分になる!」と思っているでしょうか?
どこかで「でもやっぱり」とか「無理だよなー」なんて思っていないでしょうか?
【5】理想の自分とかけ離れすぎている
理想の自分になる、ということだけでなく、たとえば何か目的があっても、その目的があまりに今の自分からは遠い場所にあると、そこに行くことが難しくなります。
頑張っているのに、全然理想の自分との差が縮まらなくて、それで、途中でやめてしまうからです。
理想の自分が遠くても理想の自分になれる人は、一歩一歩ちゃんと歩みを進めているから。
いま自分ができていることに注目しているんですね。
反対に、理想の自分とくらべて「あー、全然違う」と、自己否定が入ってしまう人は、歩みを止めます。
いきなり大きな変化を求める人は、理想の自分にはなれません。
一歩一歩、自分がいま進んでいるほうに注目できる人が、理想の自分になっていくことができるのです。
理想の自分になる3つの方法
理想の自分になれない理由がわかれば簡単!それを克服していけばいいのだから。
それではこれから、理想の自分になる方法を、順を追ってご紹介していきますね。
【1】いまの自分を受け入れる
「こんな自分は嫌だ!こんな人生は嫌だ!」という思いが根っこにあると、そもそも何をやっても理想の自分には近づけません。
理想の自分になるうえで、なにより大切なのが、いまの自分を受け入れることなんです。
理想の自分になれる人は、いまの自分を楽しみながら、理想の自分を思い描きます。
理想の自分になれない人は、いまの自分を否定しながら、理想の自分を思い描きます。
というより、いまの自分を否定しながらでは、理想の自分をはっきりと思い描くのは難しいです。
「どうせ無理」が入るから。
私たちは、自分が思っている通りの人生を作り上げていきます。
まずは「いまの自分はダメ、嫌い」をやめることがスタート!
理想の自分を思い描くまえに、いまの自分を受け入れることでスタートラインに立つことができます。
【2】理想の自分をノートに書き出す
「結局、私ってどうなりたいんだろう?」というのを、じっくり考えてみてください。
脳のカーナビに目的地をちゃんと入力させてあげる作業をするんです。
いまの自分を受け入れる、いまの自分を楽しむことでスタート地点に立ち、そこではじめてゴールを設定する、という感じでしょうか?
その際「どうせ無理だろう」というのは、一切考えない!
たとえば、あなたが主人公の映画をつくるとして、彼女にどんな人生を歩ませていってあげたいを考えると書きやすいかもしれませんね。
映画なら、「どうせ無理」なんて考えないでしょう?
主人公(あなた)のキャラクター設定なども、ワクワクしながら書き出せると思います。
【3】理想の自分になりきって過ごす
あなたが理想の自分になる方法を知っているのは、「理想の自分になりたい」と願っている、今のあなたではなくて、
理想の自分になっているあなたです。
たとえば「愛されたい」と願っている女性は、愛されない女性の考え方のまま行動するから、なかなか愛されない。
だけど「愛されている女性」は、愛される女性の考え方をしているから、愛されます。
だから、いま理想の自分になりきる。
そうすると理想の自分に近い考え方ができるようになったり、理想の自分になるための直感が舞い降りてきたりして、そっちの方向へ進んでいくようになるんです。
潜在意識が、辻褄をあわせようとするんですね。
私の周りには、いわゆる ”お金持ち” がいますけど、彼らは節約はしないけど、無駄なものは買わないんです。
だけど、お金がない人って節約をするでしょう?
節約はするのに、「安いから」と言って、必要のないものを買ったりします。
今のあなたは、これまでのあなたの考え方が作り上げているあなた、というわけです。
理想の自分が、いまの自分と違うなぁと感じているのなら、これまでのあなたの考え方ではなくて、理想の自分ならこうするだろう、という考え方が必要になってきます。
自分を好きになると、理想の自分になれないという悩みがなくなる
理想の自分というのは、究極的には、自分が好きな自分です。
だから、自分を好きになれれば、理想の自分になれないことで悩まなくなります。
理想の自分になれなくて辛いと感じている方は、自分を好きになることを目的にしてみるといいかもしれません。
自分を好きになると、恋愛だってうまくいくようになるし、恋愛だけでなく、人生において「悩む」ということが少なくなりますよ。