ひき肉というと、みなさんはどんなイメージがありますか?
私が料理をはじめた頃は、ひき肉を使った料理をよく作っていましたし、今でも、我が家の食卓には、ひき肉を使った料理がよく登場します。
ひき肉は、安い!
うちの近所のスーパーでは、豚のひき肉が100gで108円、牛豚合挽き肉が100gで98円ぐらいです。安いですよね〜。
ひき肉は、早い!
ひき肉は火の通りが早いので、料理初心者でも手軽に扱えるお肉です。そして、他のお肉よりも賞味期限が短く、冷凍で保存しても、二週間ぐらいで食べたほうがいいと言われています。
ひき肉は、簡単!
ひき肉って、安いので簡単に手に入れることができ、包丁を使わなくていいという手軽さ!
さて、週末は外出自粛中ということ、Amazonプライム・ビデオを観たりして過ごしていますが、「ひき肉女」というフレーズを聞いて、ピンときている方もいらっしゃるでしょう。
そう、映画『食べる女』の中に出てくる言葉です。
(『食べる女』といえば、前田敦子さんと勝地涼さんが出演しており、この映画の撮影後からお付き合いをはじめた、みたいなことが言われていましたね。そんな、おめでたい映画です♡)
映画の中に出てくる女性のひとりは、すぐに男性に体を許してしまい、都合のいい女になってしまう自分を「安くて、早くて、簡単」なひき肉にたとえ、「私は手軽なひき肉女」と自虐しています。
まぁ、私はひき肉が好きですけれど、「ひき肉女」ってすごくいい例えだなぁ、と思いながら見ていました。
体こそ許しはしないものの、むかしの私はすぐに心を許してしまい、好きな人から連絡がくれば、すぐにでも駆けつけるような女でした。
彼の方へ私が行くので、彼はお金もかからないし(安い)、あっという間に心を許すし(早い)、彼が頑張らなくても私の心が手に入ってしまい、会いたい時に会えるし(簡単)で、完全に「手軽なひき肉女」でした。
ひき肉の賞味期限が早いように、好きな人からはすぐに飽きられてしまいました。
男性は、自分が頑張って好きな女性を手に入れたい!
そんなことを、私は知らなかったのですね。
男性が、なーんにも頑張ることなく、簡単に私の心が手に入ってしまえば、彼にとって私は、まさに「手軽なひき肉女」なのです。
そんなひき肉女と対照的なのが、高級ステーキ女です。
高級ステーキ女、というフレーズが映画に出てきていたかは忘れましたが、「高級ステーキのようになりたい!」みたいな言葉がありました。
高級ステーキは、その字のごとく高級です。
高いので、簡単には手に入れることができない代物です。
好きな人にとって、手軽な「ひき肉女」になってしまうか、頑張らないと手に入らない「高級ステーキ女」になるか。
男性は、価値のある女性を、自分の力で手に入れたいのです。
以下の記事でも書いていますが、価値のあるものって、簡単には手に入らないから、価値があります。
簡単に手に入るものは、大切にされることはなく、「やっとの思いで手に入れた」ものは、大切にしようと思うのが、人間です。
そして、これまた以下の記事で書いていますが、人はどうしても「安い」ものより「高い」ものがよく見えるし、大切に扱います。
人から見て自分を価値のある女、大切に扱わなくてはいけない女だと思わせることは、できるんです。
それは、自分で、自分を価値のある女性として、大切に扱うこと。「ひき肉女」ではなく「高級ステーキ女」だと自覚すること。(まぁ、高級ステーキでなくても、とっておきの美味しいスイーツ、なんてのもいいですね♡)
同じようなスタイル、顔をした女性が二人いたとして、一人は、シワシワのシャツにボサボサの髪、もう一人は綺麗なワンピースを着て、ツヤツヤの髪だったとしましょう。
「この女性は大切に扱わないと!」と思わせるのは、どう見ても後者の女性ですよね。
自分を価値のある女性として、大切に扱っていれば、シワシワの服なんて自分に着させないし、髪も丁寧にケアをします。
そうやって自分に手をかけてあげるから、周りからも大切に扱われるのですね。
また、自分が自分のことをどう思っているかは、他人があなたのことをどう思うかとイコールです。
つまり、自分を「ひき肉女」レベルだと思っていれば、他人も、あなたを「ひき肉女」のレベルだと思います。
反対に、自分を「高級ステーキ女」レベルだと思っていれば、他人も、あなたのことを「高級ステーキ女」レベルだとみなします。
さらに、また過去の記事を出しますが、男性はお金をかけるほど、その女性を好きになる!手放せなくなってしまいます。
自分から彼の方へ会いに行くとか、彼になんの労力もかけさせなければ、ただあなたの価値が下がっていくだけ。
無理に奢ってもらおう、とまではいいませんが、ちゃんと好きな人には労力をかけてもらいましょうね。
これは、相手の彼のためでもあるんですよ。