世の中には、幸せな勘違いをしている人と、自分にとって不都合な勘違いをしている人がいます。
そして、幸せな人というのは、幸せな勘違いをしている人です。
幸せって、自分が「幸せ」だと感じることだから。
ここで強調したいのは、「感じる」という部分ではなくて「自分が」という部分です。
あなたが幸せになれる考え方、あなたが幸せになれる解釈をしているのなら「それでいいのだ!」ということ。
周りから「どう思われる」かより、あなたが「幸せ」であるなら気にしなくてもいい、ということなんです。
しかし実際に、こうした幸せ感度の高い人は、必然的に「幸せ」を引き寄せてしまうので、結果的に幸せになっていきます。
「あの子、自分のこと可愛いと思ってるなんて勘違いも甚だしいわ!」なんて思われていたとしても(もし、こんなことを直接言う人がいたら、そんな意地悪な人のことはほおっておきましょう!!こんな意地悪なことを言う人は、どんどんおブスちゃんになっていくから!)、
自分で自分のことを「可愛い」と思えていたら、幸せなんです♡
また、もし彼氏が浮気をしていたとしても(絶対に嫌なことだけれどね)、そのことを知らずに、会えば彼氏が優しくしてくれて、愛情をたくさん注いでくれるのなら、めちゃくちゃ「幸せ」ですよね?
知らなければ、幸せでいられます。
結局、「幸せ」って事実がどうのこのより、自分がどう思うかなんです。
他人から「どう思われるか」より、自分が「どう思っているか」なんです。
だって、あなたの人生の主役は、間違いなく「あなた」だから。
結局、自分がどう思うか
私はむかしから、「男性は私に話しかけられると嬉しいだろう」という、かなりおめでたい思考を持っています。
私のなかでは、当たり前のように思い込んでいるし、もし男性に話しかけてそっけない態度を取られても「あ、私に話しかけられて緊張してるんだな」と思うぐらいにおめでたいです(笑)。
しかし、もし仮にこれが勘違いであったとしても、「私に話しかけられて緊張してるんだな」と思ったほうが、幸せでしょう?
こんな思い込みのおかげで、好きな男性と距離を縮めるまでは(笑)むかしから大得意で、その部分では苦労知らずです。
ね、幸せな勘違いって悪くないでしょう?
反対に、本当に相手の男性が緊張していただけなのに、「私に話しかけられて嫌だったんだな…」と思っても、いいことないですよね?
どんどん自己肯定感を下げて、恋愛にも消極的になってしまうだけです。
事実がわからないのなら、幸せな勘違いしたほうがおトクなんです。
そして、べつに知らなくていいことは世の中にたくさんある!!
ある昔の知り合いの男性は、それほどイケメンでもないし、洋服には無頓着だし…パッと見て全くモテる感じはしないけれど、「俺はモテる」と自信をもっているように見えていました。
いま思い出したけれど、私の友達も彼と付き合っていたんだった!
で、彼は結局その友達と別れて、のちに違う女性と結婚して離婚して、だけどまたすぐに彼女ができて再婚しました。
ある女性が離婚したと聞けば「もう少し早かったら、俺がいたのに」なんて、嫌味な感じじゃなく言えてしまうぐらいに、自分はモテると思っている。
モテると思っているから、女性にたいして全然物怖じしないし、すぐに彼女もできてしまうんですね。
自分がどう思うかで「見える世界」が全然違うものになります。
そして行動も違ってくるし、結果も違ってきます。
結局「俺はモテる」が勘違いだったとしても、彼って他人からみても幸せそうでしょう?
誰かに「勘違いしてる男」だと思われていたとしても、彼自身は幸せだから、それでいいんです。
他人が興味あるのは自分のこと
もし「勘違いしてる人」だと思われたら嫌だ!と思うのだとしたら、まだまだ「他人軸」で生きているからです。
でもね。
あなたが「私はどう思われてるんだろう」「勘違女子だと思われてたら嫌だ」と不安になるように、他人が一番興味があるのは「自分」のことです。
そして、「あの人なんだか幸せそうだなぁ」と思う人って、自分軸で生きているように見えませんか?
周りから勘違いだと思われていても、自分が「幸せ」なら、本当にどうってことない!
他人軸というのは、あなたの人生のハンドルを他人に握らせているようなものなので、当然なんだか生きづらいと感じるでしょう。
自分が行きたいところに行けないんだもの。
東京からディズニーランドに行きたいのに、他人の運転によってユニバーサルスタジオに向かっているようなものだもの。
他人から「どう思われているんだろう」という思考によって、他人の思うように、コントロールされてしまうんですね。
そんな人生、楽しくないでしょう?
脳は騙されやすい
脳ってめちゃくちゃ騙されやすいんです。
単純に、安いものより高いものの方が、勝手に「いいもの」だと思い込んでしまいます。
もし、8,000円で買ったイヤリングが、じつは全てのパーツを100均で揃えていたとして原価だけで見ると500円ぐらいだったとしても、そんなことを知らなければ、やっぱりそのイヤリングは「いいものだ」と価値を見出すし、
そのイヤリングを身につけてお出かけすれば「可愛い〜幸せ〜♡」とご機嫌でいられます。
名の知れたハイブランドの洋服を着ているだけで背筋も伸びてふるまいも変わり、なんなら人格だって変わってしまう。
自分が「いいものだ」と思い込んだもので(もしかしたら勘違いかもしれなくても)自分が機嫌よくいられるなら、幸せでいられるなら、それでいい。
いかに幸せな勘違いをして、ご機嫌に過ごせるかで、毎日が変わっていくんです。
自分にとって幸せじゃない勘違いを採用して、毎日を鬱々と過ごすよりよっぽど幸せでしょう?
幸せな勘違いをしている人は、自分を「幸せ」にみちびく行動が取れます。
だから結果として、なんだかんだ幸せになるんですね。
俗に言うプラーシボ効果もそうです。
プラーシボ効果とは、ただのビタミン剤を「お薬」だと渡せば、それを飲んだ人は「お薬」だと思い込んで、本当に症状がよくなってしまうことを言います。
だから、勘違いであったとしても、自分がそう思い込んでいれば、そうなっていく。
幸せな勘違いも、本当にそう思い込んでいると、そうなっていくんです。