これまでの数々の片思いのなかで、うまくいかなかった片思いもあれば、うまくいった片思いもあります。
うまくいかなかった片思いは、相手の男性のエンジンがかかるのを待たずして、私が急いでしまった、焦ってしまった。
「つきあいたい!」という感情にブレーキをかけることができずに、連絡をして、お誘いをして、とにかく早く付き合いたかった。
相手からの好意も感じていたので、「イケる!」と思ってしまったのです。
男性心理を勉強する前の私は、男性も女性とおなじように人を好きになるのだろうと思っていたし、これだけ好意を感じるのなら、相手も付き合いたいと思っているのだろうと思ってしまっていました。
しかし、男性と女性は好きになる過程においても、違う。
一方で、うまくいった片思いは、私が焦る間もなく、相手の男性が連絡をくれて誘ってくれて、告白をしてくれた。
簡単に言うと、お互いの「付き合いたい」のタイミングが同じだったから、私から追いかける必要がそもそもなかった。
片思いを焦ると失敗する理由
さて、片思いを焦ると失敗する理由は、なんだと思いますか?
【1】男性の「追いかけたい」願望をうばってしまう
男性性の強い男性や、モテる男性ほど、女性を追いかけたいという気持ちが強いです。
女性が片思いを焦っているときは、高確率で男性を追いかけているということ。
男性にとって好きな女性を追いかけるというのは、恋愛の大きな醍醐味のひとつなんです。
片思いをうまくいかせたい!と焦っている女性は、この醍醐味を見事に奪ってしまっているんですね。
たとえ相手の男性からの好意を感じていたとしても、その好意のレベルはわかりません!
焦って追いかけてしまった途端、男性がそっけなくなった、と言うのはとーってもよくある話です。
男性に追いかけさせてあげるというのは、片思いを叶える上で重要なプロセス。
焦っている状態のときは、「追いかけさせてあげる」なんて余裕がないでしょう?
だからうまくいかないのですね。
【2】焦る女性に魅力を感じない
焦っている女性は、もれなく余裕がありません。
男性、女性にかぎらず、人は余裕がある人に魅力を感じるものであり、男性が「彼女、素敵だなぁ」と魅力を感じていた女性であっても、
その女性から余裕が消え、焦りがみえた途端に、感じていたはずの魅力がしぼんでしまうものです。
片思いを制するのは、余裕のある女性です。
【3】焦っている時は周りが見えない
焦っている状態のときって、周りがまるで見えなくなります。
本当は目の前に近道があるのに、焦っているばかりに、その近道を見過ごして、迷路に入り込んでしまったりします。
焦っているとき、人は正常な判断ができません。
片思いをしている時でも、焦っていると「こんなことしたら、相手は嫌な気持ちになるだろう」なんてことを、平気でやってしまったりします。
焦っているときは、人は自分のことしか見えていないので、相手のことを考える余裕がありません。
相手を思いやるということを忘れてしまい、自分の欲望のままに突き進もうとします。
こんな女性の片思いが、うまくいくとは思えませんよね。
私もまさに「彼と付き合いたい!」という欲望のままに突き進んで、失敗をしました…。
【4】コントロールされているように感じるから
焦っている人からは、焦っているオーラが出ています。
片思いを焦っている女性からは「振り向かせたい!付き合いたい!」という、相手をコントロールしようとするオーラが漏れ出ています。
男性は「俺をコントロールしようとしている」女性からは逃げます。
【5】男性のタイミングを無視しているから
恋愛は一人でするものではなく、二人でするものです。
片思いを焦る女性は、男性のタイミングをまったくもって無視しているんですね。
恋愛はお互いのタイミングが合ったときに、はじまります。
片思いは焦らないのが鉄則
片思いを焦ってしまう理由は、以下のようなところでしょう。
・誰かに取られるかもしれない
・好きすぎて早く付き合いたい
・年齢的に焦っている
たしかに魅力的な男性は、ほかの女性からもお声がかかるでしょう。
しかしあなたが魅力的であれば、たとえ他の女性とお付き合いをしていたって、いつあなたを好きになるかはわかりません。
焦って、余裕のない女になって、魅力を下げてしまうより、焦らないで、魅力的な女性でいることの方が恋愛はうまくいくもの。
友達のKちゃんは、女性らしくてスタイルも良くていつもニコニコしていて、モテる女性です。
だけど出会ってまもないうちに恋愛感情が芽生えて、自分から連絡をして誘って、何度か会っていたけど、結局音信不通になってしまった。
と話していました。
ほかの男性からはお誘いがくる女性でさえ、焦るとこうなってしまうんです。
片思いは焦らないのが鉄則だけど、叶うこともある
早く付き合いたいから焦るんだけれど、片思いは、焦るほどに遠回りになってしまうもの。
「遠回り」であって、遠回りでも叶うことはあるんです。
最初に紹介した片思いがうまくいったパターン以外に、一年以上かけて片思いが叶ったケースもあります。
その時も相手からの好意は感じていたものの、私は、焦ってしまいました。
私に会えば、付き合うか付き合わないかを決めなくてはならないというプレッシャーを感じたのか、だんだんとそっけなくなり、反応が鈍くなってしまったのですね。
しかし彼も、どこかで私のことはやっぱり気にかかってはいたのか、縁が切れることはありませんでした。
だけど好きな人がそっけないのって嫌でしょう?
自分がかわいそうになってきて、私も連絡をすること、誘うことをやめたんです(簡単に言うと、あきらめた)。
好きな人と付き合えたらいいけど、ほかに誰かいい人が現れるかもしれないし、と思いながら関係をつづけていたら、そのうちお付き合いにいたりました。
片思いを焦ったばかりに遠回りになったけど、叶った。
そしてまた友達のRちゃんは、自分から告白して振られてしまったけれど、その後ずーっと長く友達関係をつづけていたら、告白された。
と、旦那さんとの馴れ初めを教えてくれました。
男性には男性のつきあいたいタイミングがあります。
「つきあいたい!」と関係を急ぐより、まずはお相手の男性と、仲のいい関係をつくることが大切です。
女性は恋愛のスイッチが入ると、すぐに「付き合う」という関係にもっていきたくなる、という人が多いし、私もそう。
しかし男性は、そうではありません。
最初は「身体の関係をもちたい」という気持ちが大きいから、自分でも好きなのかどうか、よくわかっていない男性も多いのです。
だから男性の恋愛感情が芽生えるまで、「ちゃんと付き合いたい」という思いが芽生えるまで、仲のいい関係を続けていく。
「つきあいたい!」と焦って、音信不通にされてしまっては、あなたの魅力がお相手の男性に伝わる前に、終わってしまうかもしれませんから。
私も、片思い中に焦ってしまってうまくいかなかった事のほうが断然多いです。
男性にあなたのことを好きになる時間をあげよう。
焦らないで、あなたの魅力をたっぷりと知ってもらおう。