さて、今回のお話は、タイトルを見てみなさんが想像するお話とはちょっと違う、と思います。
題して、愛される女性の「好き」の伝え方なんだけれど、これは彼氏への「好き」という気持ちを伝えるわけではありません。
「好き」という言葉をこんな風につかうと、彼氏にますます愛されてしまいますよー、というお話になっています。
あなたの「好き」を彼氏に伝えよう
私の母は、父にとっても愛されているなぁと娘の私から見て思います。
母の大好きなヤマザキのとある「菓子パン」を買うために、父は何軒もスーパーをハシゴし、そのパンを見つけるまで帰ってきません(笑)。
もちろん、どこにもなければ帰ってきますが(人気なのか、仕入れが少ないのか、売り切れていることがよくあるらしい)、
父はただ、母を喜ばせたくて、母の喜ぶ顔が見たいんですね。
で、父がこんな風に母を喜ばせることができるのは、母が父に「私は、この菓子パンが好き」と伝えたから。
それで、父からその菓子パンを受け取った母は「やったー!ありがとう♡」と喜びます。
父と母を見ていると、本当に男性は女性を喜ばせたいし、喜んでくれる顔を見るのがたまらなく嬉しいんだなぁと感じます。
とにかく母はパンが大好きなのですが、私が父と二人でショッピングモールへ出かけた際には、「お母さんはパンが好きだから、パン屋さんへ寄って行こうか?」と、モールに入っているパン屋さんで、必ずパンを大量に買って帰ります。
それぐらい、父は母のためにパンを買います(笑)。
母の話がつづきますが…母は私とお出かけしたときにも「好き」を言います。
「お母さん、こういう自然が見えるカフェ好きだわ〜♡」なんて言うものだから、娘としてはやっぱり母を喜ばせたいので、また自然の見えるカフェに連れて行ってあげたいなぁと思ってしまう。
愛される女性というのは、こうして自分の「好き」を伝えて、ますます愛されスパイラルを巻き起こすんです。
男性の「喜ばせたい」「役に立ちたい」「必要とされたい」という願望を満たすから、手放せなくなってしまうんですね。
彼氏への「好き」は伝えすぎない
母とは対照的に、愛されない恋愛をしていた頃の私が彼氏へ伝えていのは、私はこれが「好き」ではなくて、私はあなたが「好き」。
もちろん「好き」という愛情を伝えるのが悪いわけではありませんが、私の場合は、とにかく気持ちを抑えられなくて、言いまくっていた!
ただただ、私が言いたくて、その欲求を満たすために言っていた。
たくさん言うものだから、そりゃ私からの「好き」は、だんだんと価値のないものになっていきますよね。
彼氏からのLINEが待ち遠しいのは、彼氏からのLINEがたまーにしか来ないからだし、彼氏からの「好き」が嬉しいのは、ごくごくたまーにしか言ってくれないから。
会うたんびに俺が何もしなくても「好き」って言ってもらえるのなら、そりゃ何もしなくだってなります。
男性はあなたが何で喜ぶかわからない
男性は女性を喜ばせたいし、喜ばせることができる女性が好き。
しかし、男性はあなたが何をしたら喜ぶかがわかりません。
わかりやすい女性がモテるのもそのためで、どうしたら「喜ぶ」のかがわかる女性は、喜ばせることができるから愛されます。
女性は察するのが得意だし、女性同士では察する、共感するコミュニケーションを無意識にやっていますが、
男性同士では、察して共感するコミュニケーションはやりません、というかできない。
女性に慣れている男性でなければ、自分を基準に考えてしまうので、たとえば「彼女もあまり連絡しなくてもいいタイプのようだ」と勘違いしていることだって、ある。
言わないことには、伝わらないのです。
だから、あなたの「好き」なこと、ものは、ちゃんと彼氏に伝えよう。
それを聞いた彼氏は「彼女は、これが好きなんだ」と頭の片隅に入れ、あなたを喜ばせることができるようになるのです。
女性もやっていますよね。
大好きな彼氏とご飯を食べにいって「俺、こういう味好き!」と言えば、「そっか、彼はこういうテイストの味が好きなんだな」って学習するでしょう?
料理をする女性なら、「今度つくってあげたいなぁ」なんて思うでしょう?
愛されない女性は、彼氏の「好き」をたくさん学習して、彼氏を喜ばせることに必死になります。
かくいう、私がそうだった。
彼氏が「どこそこのカレーが好き」と言えば、そのカレー屋さんへ言って味を覚えて…なんてやっていた(笑)。
こんなんだから、愛されなかった…。
男性は「俺が彼女を喜ばせたい」のであり、「彼女の喜ぶ顔が見れることが嬉しい」のです。
彼女の喜んでいる姿をみるのが、喜びなのですね。
彼氏の「好き」を学習するのもいいけれど、それよりあなたの「好き」を教えてあげてください。
そうやって、彼氏にあなたを喜ばせる機会を、どんどん与えてあげてください♡
私の母は、パンというとても小さなハードルなので、父は毎日のように母を喜ばせることができます。
そして、もう何十年も夫婦仲よくやっています。
愛される女性は、あなたのことが「好き」より、私はこれが「好き」を伝えているのですね。