あなたは、大好きな彼のことを理解していますか?
彼にとって一番の理解者でしょうか?
理解するって、簡単なようでいて簡単ではなくて、とくに「彼が大好き」状態のときや、彼を追いかけている時は、
女性は「自分の気持ちをわかってほしい」と思う気持ちが強く、彼を理解するなんてできません。
彼を理解するどころか、自分の欲求を満たしてもらうことに一生懸命になります。
かく言う私も、自分の欲求を満たしてもらうことしか考えておらず、そんな時は恋愛は全然うまくいきませんでした。
彼が欲求を満たしてくれなければ、完全に自分は被害者となり、ますます被害者意識を募らせ、
「彼はちっともわかってくれない!」
と、やっぱり彼を理解するなんてことは、頭の片隅にもありませんでした。
以前、以下の記事で、アメリカのジャーナリストであるヘレン・ローランドの名言をご紹介しました。
その名言とは、
彼と幸せでいたいなら、彼をいっぱい理解してあげて、少しだけ愛すこと。
そして、彼女と幸せでいたいなら、彼女をいっぱい愛してあげて、彼女のことを理解しようとしないこと。
です。
これにちょっと変更を加えてみると、
彼を愛することは、理解することだ、です。
その他にも信頼することなども愛することだなぁ、と感じていますが、男性を理解してあげることが愛情なのだなぁと感じています。
そして、彼を理解するとは、
・俺のそのまんまを受け入れてほしい
・俺の考えていることをわかってほしい
という男性の思いを理解することです。
男性にとって、可愛い女性ならいくらでもいるし、家事をしてほしいなら家政婦さんでもいい訳です。
しかし、「俺のことを理解してくれている」女性というのは、そうはいません。
そして、男性がパートナーとして求めるのは、一番に理解してくれる女性だったりするのです。
俺のそのまんまを受け入れるとは、文字通りですね。
彼のいいところだけじゃなくて、悪いところも受け入れることです。
俺を批判するのではなく、変えようとするのでもなく、俺の味方でいてほしい、ということです。
まぁしかし、これがなかなか難しい。
男性の恋愛の悩み相談では「彼女が俺を変えようとする」というのが多いそうで、つまりは、女性はすぐに男性を変えようとします。
自分の思い通りにしようとします。
裏を返せば「俺を変えようとせず、そのまんまを受け入れてくれる」女性というのは、貴重なわけですね。
一方で女性の悩みといえば、「彼が私を変えようとする」ではなくて、その反対、「彼がこうしてくれない、ああしてくれない」です。
男女の違いって面白いですね。
そして、俺の考えていることをわかってほしいとは、企業におけるクレドみたいなものでしょうか?
クレドというのは、価値観とか信条とか目的ですね。
・俺の仕事にたいする思い
・俺の趣味にたいする思い
・俺の人生にたいする思い
なんてことを理解する、ということです。
私が彼に悩みを相談する時などには、「こういう場合、あなたならどうする?」のように聞くことがあります。
そして彼を褒めるときも考え方を褒めると、嬉しそうに自分の考え方について語ってくれます。
自分の考え方を受け入れてもらえると、認められていると感じるんですね。
そうやって考え方を受け入れてくれる女性というのは、「俺のこと理解してくれている」と感じさせ、男性は安心して人生を進めていくことができます。
そのまんまの俺を受け入れてもらえず、考え方もわかってもらえず、
「なんで趣味ばっかりなの?」
「いっつも残業じゃん!」
なんてヒステリックに怒るような女性では、男性も安心して仕事もできず、大好きな趣味も楽しめませんよね。
女性は、たくさん話し合うことを好みますが、男性は言わなくてもわかってくれることを好みます。
言わなくてもわかってくれる関係が心地いいので、だからいちいち彼女に報告しません。
たとえば、仕事や趣味でなかなか会えないけど、キミのことを決して疎かにしているわけではないんだよ!
なんてことを、言わなくても理解してくれている彼女が理想なんです。
一人になりたい時には、何も言わずに放っておいてくれる彼女が理想なんです。
ちょうど、引退を発表したサッカーの内田篤人さんの記事を読みましたが、理想の結婚相手として「今、自分が何を考えているか分かってくれる人。サッカーを知らない人」と語っていたのだそう。
男性を理解するというのは、彼にちゃんと関心を持っていないとできることではありません。
私が愛されるようになってわかったことは、
愛されたいと願う女性は、必要以上に彼に構うわりに彼自身に関心を示しません。興味があるのは、彼から見た自分であり、彼から何かをもらうことなんです。
しかし愛される女性は、彼自身に関心を示します。
彼を理解しようとするんです。
だから愛されるんですね。