「好意の返報性」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、相手に好意的な態度を示すと、好意が返ってくると言うものです。
想像してみてもよくわかると思いますが、自分にたいして否定的な人や、なぜか敵対意識を持っている人、そんな人には、なかなかこちらも好意的にはなれませんよね。
反対に、「あなたと仲良くなりたいんです!」という態度の相手には、こちらも好意的になれます。
人と仲良くなるのが得意な人や、好きな男性と仲良くなるのが得意な女性は、好意的な態度を示すから、仲良くなれます。
反対に、「どうせ好かれない」とか「嫌われるのが怖い」などと自分に自信がもてない女性は「好き」なのに好意を示すことができず、なかなか好きな男性との距離が縮まりません。
だから例えば、恋愛の場面ではありませんが、同じコミュニティ(サークルや会社など)に、「ちょっと苦手だなぁ」と思う人がいて、だけどうまくやっていかないといけない時は、
その人に何かアドバイスを求めてみるといいんです。
アドバイスをもらうって好意的な態度ですよね?
男性でも女性でも、信頼して頼ってくれる相手には好意的になるので、ぜひこの「アドバイスを求める」というのを使ってみてください。
恋愛で好意の返報性は使えるの?
それではさて、恋愛で好意の返報性は使えるのでしょうか?
好意的な態度を示すと好意が返ってくるのなら、好きな人に「好きー!」という態度でいれば、好意が返ってくるはずですよね?
もちろん、距離を縮める段階では、好意の返報性は使えます。
私が好きな男性と距離を縮めるのが得意な理由は、「好きー!」という態度で近づき、「好きー!」という気持ちでLINEをするからです。
だから、好きな男性には、ただ「好き」の気持ちで接していると、けっこう簡単に距離が縮まります。
好意の返報性の使い方を間違えないで!
私は、好きな人との距離が縮まったあとに、好意の返報性の使い方を、思いっきり間違えていました。
だから、片思いで失敗を繰り返してきました。
好きな男性と仲良くになるにつれ、ただ「好き」だった思いが、「彼と付き合えるかも!付き合いたい!」に変わってしまったために、相手に伝わったのは「好意」ではなく「コントロールしたい」という欲求になったんです。
「あなたが好き」ではなく、「私を好きにさせたい」というのは、相手をコントロールしていることになります。
あなたももし、「あなたと仲良くしたいです」と好意的に近づいてくる男性がいたとして、仲良くなったとしましょう。
しかし、その男性が「一人暮らしですか?今度家に行っていいですか?」と聞いてきたらどうですか?
「えっ、まだ付き合ってもいないのに!もしかしてヤリたいだけ?」と疑ってしまいますよね。
そうすると、好意的だと感じていたものが、あなたの中で「好意」ではなく「下心」に変わるんです。
そして、その男性に対してちょっと距離を取り始めたりするわけですね。
「彼と付き合いたい!」と、好意を押し付けるのも、言ってみれば「下心」のひとつです。
もちろん、相手は好きな男性ですから「付き合いたい」と思うのはふつうの感情です。
だから、けっして悪いわけではありません。
問題なのは、「好き」より「付き合いたい」の気持ちの方がうんと大きくなってしまって、自己中心的になってしまうことです。
相手の男性の気持ちや都合を置いてきぼりにして、「早く付き合いたい」とばかりLINEをしまくるとか、誘いまくるとか、誘って断られたら不機嫌になるとか、到底「好意」とは呼べないような行動の数々です。
私はこれをやってしまっていたんですね。
好意の返報性は正しく使おう
これまで書いてきたように、恋愛の場面でも好意の返報性は使えます!
だから、好きな男性には「好き」という気持ちで接してください。
恋愛がうまくいく「好き」の出し方は、「恋愛感情がありますよー!」より「人として好きですよ!」とか「あなたと仲良くしたいんです!」の方がうまくいきます。
そもそも男性は、女性から好意的な態度を示されて嫌がりませんから。
だから、自信がないあなたも、「嫌がられたらやだなぁ」とか「こんな私なんて」などと悲観せずに、堂々と「好きですよ、興味ありますよ。もっと知りたいですよ。」の気持ちで近づいてみてくださいね。