好きな男性に好かれてしまう女性、モテる女性は自己開示をします。
反対に、なかなか好きな男性に好かれない、距離が縮まらない、モテない女性は、自己開示できません。
自己開示できない代わりに、自己顕示してしまいます。
言葉はよく似ているけれど、自己開示は好かれるのに、自己顕示はあんまり好かれないのです。
自己開示とは、文字のとおり、自分を開示すること。
自分のちょっと恥ずかしい部分とか弱い部分、失敗、ダメな部分を話すことです。
あんまり他人には話せないようなことを話してくれると、「彼女は俺に心を開いてくれているんだな!」「俺を信頼してくれているんだな!」と嬉しくなり、心の距離が縮まります。
そして、自分のダメな部分を話してくれたことで、男性も、ちょっと恥ずかしいこととか、これまで他人にはおおっぴらに言っていないことを話せるようになり、そうやって二人の距離が縮まっていくのですね。
そして、自己顕示とは、「私ってこんなにスゴイの!」ということをアピールすることです。
「私ってこんなにモテるの!」
「私ってこんなに仕事ができるの!」
「私ってこんなにスポーツが得意なの!」
と、自分のいい部分だけをアピールするのが、自己顕示です。
男性って「俺がスゴイって思われたい!」ので、女性がどんなにすごくても、すごいからと言って、それがキッカケで好きにはなりません。
男性はつねに周りと戦って、比較して生きています。友達でさえ比較の対象であり、「俺は他の奴らとは違う!」と思いたいし、「俺が一番だ!」と思いたい。
だから、女性のあなたまでも、スゴイところをアピールしてしまうと、男性にとっては恋愛対象ではなく競争相手になってしまいます。
私も、過去に、全然恋愛対象ではない男性にたいしてですが、「今日、雑誌の取材されたんです。」とか「いま、仕事が絶好調で、なんとかかんとか」なんて話していたら、「いや、今だけだと思うよ」なんて言われてしまいました。
その彼、私に好意があったんです、たぶん(笑)。
なのに、私が自分のスゴイ部分をアピールし始めた途端にコレです。
きっと彼のプライドを傷つけてしまったのでしょう・・・。
モテる女性は、男性に「スゴイ!」と言われるのではなく、男性に「スゴイ!」を言う女性です。
自分のスゴイ部分をアピールして、自分が気持ちよくなるのではなくて、男性にスゴイ部分やカッコいい部分をアピールさせて、男性を気持ちよくさせてあげる女性が、モテる女性なのです。
だから「私はこんなにスゴイのよ」なんてことは、わざわざ男性には話さなくていいし、それより、自分のちょっと恥ずかしい部分や、クスッと笑えるような失敗談を話す方が、
「あー彼女、なんか可愛いなぁ♡」と思い好感をもたれるもの。
自己開示すると言っても、弱みを見せるのと、自虐するのでは、これもまた意味が違ってきます。
自己開示できない女性は、単純にいえばプライドが高いからです。プライドが高いわりに、自分に自信がなくて余裕がないからです。
「できる人って思われたい」
「ダメな人って思われたくない」
「傷つきたくない」
他人から「よく思われたい」という思いが強いのは、自分に自信がないからであり、自分を受け入れていないから。
自分で自分のことをダメだと思っているので、「こんな自分を見せたら、嫌われるんじゃないか」となかなか自己開示ができません。
自己開示できる女性は「自分がダメな部分を見せても、嫌われない」と思っています。
そうやって、ダメな自分も受け入れているから、だから恋愛がうまくいってしまいます。
しかし面白いもので、女性が女性に対してダメな部分を見せすぎると、反感を買われる場合があります。
「あの子、あんなに仕事ができないのに、上司に気に入られて!」なんて思われてしまうワケです。
でも、そうやってダメな部分を見せられる、自己開示できる女性は、男性に好かれてしまったりするんですよね。