過去の私は、恋愛において相手に嫌われることを恐れていました。
いま彼がいなくなったら私は困るし、どうしていいかわからないし、とにもかくにも「彼に嫌われたら何もかもが終わりだー!」ぐらい、私は彼の存在に生かされていました。
なんて言うと、ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、この気持ちをわかってくれる方も多いと思います。
「彼さえいればいい」なんて平気で思っていたし、思いっきり依存していたのですね。
しかし!
相手に嫌われることを恐れる恋愛はうまくいかない。
愛されたくて、嫌われないよう、嫌われないようふるまっていても、愛されることはないんです。
嫌いじゃない=愛してる、ではないからです。
恋愛は、嫌われることを恐れない方が、断然うまくいくし愛されてしまうんです。
嫌われることを恐れる恋愛がうまくいかない理由
それではこれから、嫌われることを恐れる恋愛がうまくいかない5つの理由をご紹介していきます。
【1】恋愛が楽しいものではなく我慢するものになる
嫌われることを恐れながら恋愛していたとき、私はちっとも楽しくありませんでした。
「こんなことLINEしたら嫌われるかも」
「こんなこと言ったら嫌われるかも」
「いつも部屋を綺麗にしていないと嫌われるかも」
「それは嫌だ!って断ると嫌われるかも」
私にとって恋愛は楽しいものであるはずが、いつしか我慢するものに変わっていったんです。
我慢している女って、全然可愛くないし、魅力的じゃない。
そして「嫌われるかも」だけではなくて、彼の態度によって「嫌われたかも」と後悔の波が押し寄せます。
返信がこなければ「あーあんなことLINEしたから嫌われたのかも」と思い、
彼の様子がちょっとそっけなく感じると、「この前あんなこと言ったから嫌われたのかも」と後悔して悩む。
「嫌われるかも」と恐れているから、相手のちょっとした反応を「嫌われた」に結びつけてしまうんですね。
なにより私が苦しかったのは、辛いことがあったときに、本当は弱音を吐きたかったけど面倒に思われるかもと、頼れなかったこと。
嫌われたくなくて、結局、その辛い思いをひとりで抱え込んでしまっていたんです。
辛いことがあった時に素直に頼ることができない関係って、やっぱりどこか違いますよね。
【2】従順すぎる女性はなめられる
男性って、思い通りにならない女性にハマるんです。
嫌われないようにと相手の言いなりになる、つまり「俺の思い通りになる」女性は、完全に都合のいい女なんです。
なんでも自分に合わせてくれる人のことを、人はだんだん都合よく扱うようになります。
下に見るようになってしまうんです。
だけど都合がいいから、自分からは完全に手放さなかったりします。たまーに呼び出されたりするんです。
たとえば人が価値を感じるものって、希少なものであったり、自分にはちょっぴり高いものであったり、簡単には手に入らないものです。
手応えを感じるものに価値を感じるんです。
嫌われることを恐れて従順すぎる女性には、手応えを感じないんですね。
【3】最大の魅力である自分らしさがなくなる
その人の最大の魅力って、その人らしさです。
人は、相手の、その人らしさに自然と惹かれていくんです。
「彼女にはこんな一面があるんだ」と、相手のことを知りながら、相手との関係を深めていきます。
相手に嫌われることを恐れていると、自分というものがなくなります。
「彼女、どういう人なんだろう?」と興味をそそられない相手に、男性は文字通り興味をもちません。
男性にとって興味をそそられない相手を、好きにはならないんです。
嫌われることを恐れていると、あなたの本当のよさも、あなたの魅力も相手には伝わりません。
これって、もったいないでしょう?
【4】自己肯定感が下がりまくる
嫌われることを恐れながら恋愛をしていると、自己肯定感が下がります。
そもそものところで、自己評価が低すぎるから、嫌われることを恐れます。
「こんなことしたら嫌われるかも」と、自分をみくびりすぎているんです。
相手から愛情をもらいたくて、嫌われないようにしても、思ったように愛情をもらえることはありません。
だから、ますます嫌われることを恐れるようになり、我慢もふえていき、自己肯定感を下げていきます。
愛されないのは、嫌われることを恐れているからなんです。
実際あなたは、大好きな彼からそっけない返信が来たところで、嫌いになんてならないでしょう?
ちょっとやそっとのことで、嫌いになんてならないでしょう?
【5】相手軸の恋愛になってしまう
嫌われることを恐れる恋愛は、相手軸の恋愛になります。
つねに相手の顔色をうかがう恋愛になるので、完全に相手軸です。
そして相手軸の恋愛は、とても苦しい。
相手の反応を気にしながら、相手の一挙手一投足に感情がゆさぶられ苦しい恋愛になってしまうんです。
相手がどう思うかって、こちらはどうすることもできないから。
自分がコントロールできない範囲のことに左右されるから、苦しいんです。
私もそうでしたが、この苦しさよりも、相手が離れていくことのほうが苦しいと思っていたんです。
だから、嫌われることを恐れる恋愛をなかなかやめられなかった。
やめたいのに、やめられなかった。
嫌われることを恐れない恋愛をはじめよう!
嫌われることを恐れてしまうのは、相手が離れていく恐怖があるからです。
たとえば仕事に関しても「この仕事を失ったら困る」と思っていると、「No」が言えなかったりしますよね。
人は手に入れる喜びよりも、失う恐怖のほうが大きいんです。
嫌わないように恋愛していても、たしかに相手は離れていかないかもしれないけれど、思いっきり愛されることもありません。
だから辛くなって、苦しくなって、いつか自分から離れていくんです。
嫌われないように恋愛をして、いつしか自分から相手を嫌うんです。
人に好かれる人って、嫌われることを恐れていないから、人に好かれます。
「嫌われてもいい」と思って開き直っているわけではなく、「嫌われない」と思っているから、相手との距離をつめるのが上手だったり、自己開示ができて、好かれてしまう。
嫌われることを恐れないから、相手と深い関係を築いていけるんです。
現在の私は、彼に嫌われることをまったく恐れていないので、ワガママも言いますし、ちょっと嫌なヤツに思われてしまうかもしれないことも平気で言ってしまいます。
たまには弱音も吐きます。
こんなことができてしまうのは、「嫌われてもいい」と思っているというわけではなくて、「嫌われる」なんて、これっぽっちも思っていないからです。
彼の前で自分を正直に出せるのは、自分で自分を受け入れているから。
「こんな私は嫌われる」ではなく「こんな私も私だもん」と受け入れているからであり、自分で自分を受け入れているから、相手も受け入れてくれます。
自分で自分のことをどう扱うかと、相手にどう扱われるかはイコールだから。
たとえば彼氏にワガママを言って面倒くさがられたのなら、それは、自分で自分を受け入れていないから、相手もそんなあなたを受け入れないだけ。
「こんな私は嫌われる」前提だから、そうなる確率が高くなってしまうだけなんです。
相手のまえで自分を正直に出すことによって、関係が深まっていくし、お互いの間に信頼関係が生まれます。
嫌われることを恐れないで恋愛ができるようになると、本当に恋愛が楽しくなります!!
好きじゃない人には好かれるのは嫌われることを恐れないから
恋愛あるあるのひとつ、好きじゃない人には好かれる問題。
好きじゃない人には嫌われることを恐れないですよね?(なかには、誰からも嫌われたくないという人もいますが)
好きじゃない人の前では、「え〜それ嫌だぁ!」とかハッキリと自分の意見を言えたりするし、ブンブン相手を振り回したりするけど、そんなことをしていると、なおさら好意を向けられたりします。
ワガママを言っても、自分の意見をハッキリ言っても、気分次第で相手を振り回しても嫌われない。
それどころか、好かれる。
「こんなことをすると嫌われるかも」という前提でやるから、結果的にそうなる確率が高くなるだけなんです。
本来は嫌われるはずのないことを、相手が大好きな彼であるばかりに自分を出せず「嫌われるかも」と恐れているだけなんです。