わかります、本当によーーくわかります、彼氏の役に立ちたい気持ち!
彼氏が忙しそうなら、ご飯をつくってあげたいと思うし、マッサージして疲れを取ってあげたいと思うし、何かできることがあるならやってあげたい。
しかし!
私は、ずーっと彼氏の役に立ちたいと思って、あれやこれやとお世話を焼いて、余計なアドバイスをして、先回りして彼氏のために何かをやってあげて…
そんな恋愛を繰り返していて、自分が望んでいるような恋愛ができていたかというと、全然そうではなかった。
むしろ、彼氏の役に立とうとするのをやめて、私の役に立たせてあげるようになってから、自分が望んでいるような幸せな恋愛、「愛されてるなぁ♡」と思える恋愛ができるようになりました。
彼氏の役に立ちたいのはなぜ?
「彼氏の役に立ちたい」というのは、本当に素敵な気持ちです。
大好きな人がなにか困っていれば役に立ちたいというのは、当然だと思います。
しかし、なぜそんなに彼氏の役に立ちたいのでしょうか?
「彼氏がかわいそう」だと思っているのだとしたら、それは彼氏にとって嬉しくない。
彼女に「かわいそう」だなんて思われたくないから。
「彼氏が一人で大変そう」だと思っているのなら、それも彼氏にとって嬉しくない。
彼女に「一人で解決できない男」だなんて思われたくないから。
彼氏の役に立つことで、もっと愛されたいと思っているのなら、男性は「彼女は役に立つから」なんて理由で好きにはならないし、愛さない。
彼氏に「必要とされる」ことで愛されている実感がほしいのだとしたら、もし彼氏が必要としてくれても、愛されている実感を感じないでしょう。
愛されている実感がないのは、彼氏があなたを必要としてくれないことが原因ではないから。
彼氏があなたのためにいろんなことをやってくれて、申し訳ないから「私も彼氏の役に立ちたい」と思っているのなら、
お返しは、あなたの笑顔と感謝だけでじゅうぶん、彼氏はお返しを受け取っています♡
愛されない女性は男性の役割をうばう
そもそも彼氏が何かしてくれて嬉しい!と思うのは女性だけで、男性は女性が思っているほど、「彼女が何かをしてくれて嬉しい!」とは思いません。
もちろん、「俺のために苦手な料理をして頑張ってつくってくれた」などという、その気持ちは男性も嬉しい。
男性は手書きのメッセージに感動したり、「俺のために」何かをしてくれる気持ちを嬉しく思うものです。
しかし、この気持ちは、男性が彼女のことが「好き、好き、大好き」だからこそ、そんな大好きな彼女からの気持ちに嬉しくなるのであって、
もし女性のほうが彼氏を追いかけている状態だったら、追いかけている段階で「好き」の気持ちが伝わりすぎているので、なおさら大きな気持ちが伝わってしまうだけ。
彼氏の役に立つことで「愛」をもらおうとしているなら、それはもらえないのです。
愛されない女性は、「彼女の役に立ちたい!」という男性の役割を奪うから、愛されない。
あなたが彼氏の役に立とうとすることで、彼氏はあなたの役には立てなくなってしまいます。
男性は「俺が役に立てる」女性に愛情がわいてくるものであり、「俺を必要としてくれる」女性を手放したいなんて思わないものです。
彼氏の役に立ちたい!より大切なこと
あなたが「彼氏の役に立ちたい」と思っていて、それを彼氏が感じ取ってしまっているのだとしたら…
男性によっては、あなたから「俺のことを下に見ている」という気持ちを感じているかもしれません。
もしそうだとしたら、彼氏はあなたに対して距離を取りたくなったり、なんだかそっけない態度をとるかもしれません。
実際に私は過去の恋愛で、仕事で悩みを抱えている彼氏の役に立ちたいと思っていたとき、「彼より私のほうが仕事ができる」という気持ちがどこかにありました。(同業者であり、私が年上ということもあって)
そして、そんな気持ちはなにげないところで伝わっていて、あるとき彼氏に「俺、仕事でけっこう上にいるんだけど」なんて言われたことも…。
プライドが大切な男性にとっては、「役に立ちたい」という気持ちを嬉しく思わない人も少なくないのですね。
男性は尊敬されたい生き物だから。
愛される女性は、彼氏の役に立ちたい!よりも、彼氏のために、私の役に立たせてあげています。
そして、笑顔と感謝の気持ちをあげています。
べつに「彼氏のために何もするな!」というわけでは、もちろんありません。
そうではなくて、彼氏を「頼れる人」「できる人」だと思って見ていることが大切、だということ。
彼氏を「かわいそう」だとか「一人で大変そう」だとか、そんなダメな男として見ない、ということです。