「キミは俺がいなくても生きていけるから」は、体裁のいい別れの言葉でもなく、ドラマの世界だけの話でもなく、実際に起こりうることです。
人は誰もが「必要とされたい」という思いがありますが、男性のほうがその思いは強いと言われており、愛する彼女には必要とされたいし、それ以上に、必要とされないことへのダメージが大きいのです。
そして「アイツには俺が必要なんだ!」と思わせる女性の元には、男性はちゃんと帰ってきます。
俺を必要としてくれる場所を手放そうとはしません。
俺がいないとダメなんだ!はただの依存
「アイツには俺が必要なんだ!」と思わせる女性の元には男性は帰ってきても、「俺がいないとダメなんだ!」と思わせてしまう、すっかり依存してしまっている女性の元に、男性は帰ってきません。
男性はたしかに頼られたいし、必要とされたいけれど、男性が好きになるのは自立している女性です。
男性だって強いわけじゃない。
俺がいないとダメで、俺がいないと幸せじゃない女性、俺に依存している女性では、男性だってこの先一緒にやっていけるのか不安に思います。
同情で一緒にいられても嬉しくないでしょう?
「俺がいないとダメなんだ!」ではなく「俺がいないと困るんだ!」ぐらいが、ちょうどいいのです。
なんでもかんでも彼におんぶに抱っこで頼りすぎるのもよくなければ、かと言って、なんでも一人でやってしまう女性でも、ものたりない。
なんて言うと男性のわがままに聞こえるかもしれませんが、やっぱり実際に、世の中の愛されている女性は、このちょうどいい塩梅を心得ています。
俺がいないと困るんだ!で手放せない女になる
「俺がいないと困るんだ!」と思わせる女性になるには、彼の得意なことは彼にお任せすることです。
あなたも得意だったとしても、彼が得意なら、それはもう彼の役割としてお任せしてしまうんです。
たとえば、旦那さんに溺愛されている友人のAちゃんは、旅行の際のパッキングが苦手です。
一方で几帳面な旦那さんは、パッキングが大得意!
よく二人で旅行をするそうですが、パッキングはもう旦那さんにお任せしているのだそう。
それでAちゃんが、旦那さんがパッキングしたスーツケースの写真を私に見せてくれたんです。「見て!これ、すごくない??旦那さんがやってくれるの!」って嬉しそうに。
(私もパッキングが苦手なので「えっ!なにこれスゴイ!私もパッキングやってもらいたい!」なんて言いながら、本当に綺麗なパッキングで驚きました。)
旦那さんも、奥さんが写真まで撮って感動してくれるなんて、嬉しいですよね。
愛される女性は、やっぱり受け取り上手だし喜び上手だなぁ、と思ったできごとでした。
またAちゃんは細かいことが苦手なので、旅行の際のスケジュールも、電車の時刻から予約から、何から何まで、旦那さんが率先してやってくれるのだそうです。
旅行じゃなくても、彼女が一人でどこかへ出かける時も、電車の時間とか調べてくれるんですよ!
もちろん彼女だって、電車の時間ぐらい自分で調べられるわけです。
私と出かける時には、むしろ私より彼女の方がちゃんと仕切ってくれます。
しかし、こうやって旦那さんが得意なことは、すべて旦那さんにお任せしてしまうのが愛される女性なんですね。
旦那さんにとっては、「俺がいないと、アイツは困る!」なんです。
彼に役割を与えて手放せない女になる
人には苦手なことと得意なことがあります。
苦手なことを無理に克服しようとするより、苦手なことは、誰かが役に立てる部分であり、それが愛する彼が補ってくれる部分だったりします。
だから、彼のためにも苦手なことは苦手なまんまでもいいんですね。
いま彼氏がいなくても、片付けが苦手な女性なら、片付けが得意な男性が、あなたのパートナーとしてふいっと現れるかもしれません。
料理が苦手なら、料理上手な男性がふいっと現れるかもしれません。
そして私はと言うと、地図を読むのが本当に苦手です。スマホで地図を見ても、自分がどっちに向かっているのかもよくわかっていませんし、運転も苦手です。
だから、どこかへ出かける時には、これらはぜーんぶ彼にお任せして、私はなんにも口出ししません。
「地図見ないでよく道わかるね!」って、思わず口に出して驚くぐらい、彼は道を覚えるのが上手です。
そして彼は筋肉がすごいので、ペットボトルとか重たいものを買うときは、彼にお任せしています。
私は、彼がいないとペットボトルのお茶を買えないので困るんです(笑)。大好きな爽健美茶が買えなくて困るんです!
もちろん買おうと思えば買えるけれど、これはもう彼の役割なのですね。
さて、あなたの彼の得意なことはなんでしょうか?
やろうと思えばできることでも、彼が得意なら、そこはぜひ、彼にその役割を一任しちゃってください!
役割を与えてあげることで、あなたが手放せない存在になるのです。
彼にとって「俺がいないとアイツが困るんだよなぁ」と思わせる可愛い彼女の出来上がりです。