男性も女性も気遣いができる人は、基本的にはモテます。
ちょっとした気遣いがキッカケで、気になる人に躍り出ることもあるし、恋に落ちてしまうことだってある。
女性が嬉しい男性の気遣いといえば、「車道側を歩いてくれる」「エスカレーターで上がるときに後ろに立ってくれる」「寒がっていると上着を貸してくれる」「重そうな荷物を持ってくれる」など守ってくれる、頼りになるなどの男らしい部分。
反対に、男性がグッとくる女性の気遣いは、優しさや思いやりに代表される女性らしい部分です。
ひとことで言えば「母性」という言葉が当てはまるかもしれません。
しかし、男性が気遣いのできる女性を好きになるかと言ったら、必ずしもそうじゃない。
私もずっと勘違いをしていたのですが、男性こそ、女性に気遣いたい生き物なんです。
そして、男性にモテる気遣いのできる女性と、男性にモテない気遣いのできる女性にハッキリと分かれるんです。
男性にモテる気遣いのできる女性とは?
まずはじめに、男性にモテる気遣いのできる女性について、具体例をあげながら3つご紹介していきます。
【1】いざという時の準備がいい
男性って女性に比べて驚くほど荷物が少ないですよね。
「モテる女性は荷物が少ない!」なんて言われたりもしますが、女性として最低限のものは持っておきたいものです。
男性がグッとくる女性の気遣いに、
「お薬や絆創膏を常備していて、いざという時にサッと差し出してくれる」なんてものや、「躊躇せず綺麗なハンカチを差し出してくれる」「ティッシュを差し出してくれる」
というものがあります。
また、定番では「裁縫セット」なんてものもありますが、私はまだ一度も出番はありません(笑)。
そして友人の男性は、食事の際に洋服に食べ物の汁がついてしまって、その時「シミ抜きティッシュ」を持っていた女性に感動したと言っていました。
「シミ抜きティッシュとはレベルが高い!」と感心してしまいましたが、ここまでくると、まるでドラえもんの四次元ポケットですよね。
また私はスポーツをする際にはシューズ用の「携帯消臭スプレー」を持っていくのですが、男性に「もしかして消臭スプレーもってたりしない?」と言われて差し出したら、「おーすごい!ありがとう」と感激されました。
荷物が多すぎるのも困りモノですが、デートの際には、「こうゆう場面があるかも?」と想像して、先読みしたアイテムを持っていけると、「女子力が高い!」と間違いなく思われます。
【2】やさしさ、思いやり
女性ならではの優しさや思いやりを感じる気遣いに、男性はグッときます。とくに仕事で疲れている時や体調がよくない時などには、女性の優しい気遣いが心に染みるのです。
優しさや思いやりを感じる女性らしい気遣いとは、たとえば以下のような気遣いです。
・差し入れを渡す際に、相手を気遣う言葉が書かれたメモを添える
・おでかけする予定だったけど、彼が疲れて眠ってしまっていたら、予定を変更してそのまま寝かせてあげる
・ご馳走してもらうことが続いたら、負担にならない小さな差し入れをする
・ドライブデートでは、ドリンクをご馳走する
・飲み会で話していない人に話を振ってあげる
・履きやすいように靴を揃える
しかし男性って、女性に心配されるのが好きじゃない人が多いです。
やさしさと思いやりは、心配することとは違うので、あまりに男性を「弱い男だ」「できない男だ」と決めつけて、心配ベースの気遣いをしないようにしましょう。
【3】恥をかかせない、男を立てる
男性に恥をかかせない、男性を立てることができるのも、大和撫子を感じさせる女性らしい気遣いです。
・男性が間違っていることを言ってしまった時、「それ違うよ!」と気づいても、わざわざ間違いを指摘しない。(もちろん場面や内容にもよります!男性がみんなの前で恥をかくのなら指摘しない。)
・お会計のときに、お金を渡すのはお店の外とか、あとでこっそり渡す
・お会計のときにカードが使えなくて現金が足りない時、さりげなく現金を渡す
・男性が注意されている場面を見て見ぬフリをしてあげる
つまり空気が読める女性のことですね。
男性にモテない気遣いのできる女性とは?
一方で、男性にモテない気遣いのできる女性とはどんな女性なのでしょうか?
それは…相手に気を遣わせる気遣いです。
男性が「彼女、素敵だなぁ」と思う気遣いのできる女性って、あくまでさりげない気遣いができる女性のこと。
ここは本当に大事なポイントで、男性たちの間でも「気を遣ってる感がでてる女性はめんどくさい!」とまで言われることもあるんです。
相手に気を遣わせる気遣いは、もはや気遣いでもなんでもありません。
だから、頑張って気を遣っている雰囲気がでている女性は、反対にモテないのです。
さりげない気遣いというのは、「気を遣わなきゃ!」と思っているとできません。
たとえば飲み会でサラダなどを取り分けるとき、「取り分けなきゃ!」と思って取り分ける女性と、当たり前のように自然に取り分ける女性との違いは、けっこうハッキリと分かります。
「取り分けないと気の利く女性だと思われないかなぁ」ではなく、「席が遠い人もいるから、取り分けたほうがみんなが食べやすいよね」と思うかの違いですね。
デートでは敢えて気を遣ってもらう方がモテる
私もずーっと気遣いのできる女性が好かれると思っていたので、デートでは気遣いのオンパレードでしたが、逆にそれが男性に気を遣わせていました…。
デートでは「気を遣わなきゃ!」と必要以上に考えなくていいし、むしろ男性の方こそ女性に気を遣いたいと思っているんです。
そして、自分の気遣いを受け取ってくれる女性を好きになったりするんですね。
たとえば飲み会の場ではサラダは取り分けるけれど、私はデートでは彼に取り分けてもらいます。
というか、彼が率先して取り分けてくれますし、グラスが空になるとすぐに「なに飲む?」って聞いてくれたりします。
男性は男性で、デートの時はジェントルマンとして女性に気を遣いたいものだから。
そして、その気遣いをありがたく受け取るのが女性の役割なんです。
男性って、頑張っている女性より、楽しんでいる女性が断然好き!
だからデートでは「気を遣わなきゃ」と頑張る女性より、気を遣うことを忘れて思いっきり楽しそうにしている女性を好きになったりします。
「もぉーほんと気が利かないんだから!」なんて突っ込みたくなるぐらいに、楽しそうな女性にキュンときたりするんです。
気遣いのできる女性の本当のよさとは?
男性が気遣いのできない女性に対して「ないわー」と思うのは、自分のことしか考えていないからです。
そういう部分で、気遣いのできない女性はモテないし、気遣いのできる女性であっても「自分をよみ見せよう」と思う下心が見えると、やっぱり自分のことしか考えていないので、好かれません。
人は相手の無意識に反応するので、下心は見透かされてしまうんです。
「俺のため」じゃなくて「自分のため」に気を遣っているのは、バレちゃう。
男性にモテてしまう、本当に気遣いのできる女性というのは、相手のこと、周りをちゃんと見ています。
だから、さりげない気遣いができます。
とくに男性は「俺に関心をもってくれている」女性にキュンとくるもの。
つまり男性が感動するのは「俺のことをよく見てくれている」という気遣いなんです。
俺のことをよく見てくれていて、俺のことを大切な人だと思ってくれている、その気持ちが嬉しいんです。
女性は男性にくらべて察する能力があり、とくに彼氏の変化に敏感で「もしかして浮気!?」なんて、そんな場面で察する能力を発揮してしまうことがありますが、
察する能力は、気遣いの場面でこそ発揮したいものですね。
理想は「気を遣わなきゃ!」と思わなくても、自然に気を遣えるようになること。
本人は気を遣っていると思っていないぐらいの気遣いがベストですし、本当に気を遣える人は、自分では気を遣っているとは思っていないものです。
このような自然な気遣いができる女性は、ふだんから相手をよく見ているだけなんですね。