むかしの私は、なにか嫌なことが起こると、そのことばかり考えて、ますます嫌な気持ちを募らせていました。
しかし、限りあるエネルギーを嫌なことを考えることに費やすなんて、本当にもったいないこと!
そのことに気づいてからは、嫌なことを考えるより、自分に集中をして、自分のやりたいこと、したいことを考えてルンルンしようと思うようになったんです。
こういうのは本当にただの思考のクセなので、少しずつ、自分のことに集中するクセをつけていくと、気づいたら、できるようになっています。
さて今回は、嫌なことが起きてしまう原因と、嫌なことがあった時の対処法や捉え方をご紹介していきますね。
嫌なことはなぜ起こるのか?
数年前、私は大ケガをしました。
トイレに行くのも大変で、お風呂にも入れず料理もできず…日常生活に思いっきり支障をきたすぐらいのケガです。
そのケガがまだ全然治っていない数日後、今度は目が激痛に襲われました。
嫌なことが続いたんですね。
そして私は気づいたんです、このところ、私は日常にたいして(ほぼ恋愛のことなんだけれど)、怒りの感情でいっぱいだった。
「あんな男、いなくなればいい!」と、一人でいる時に声に出して怒りをぶちまけ、夜も怒りで眠れない。
「あの男のせいで私が眠れないなんて、ムカつく」と、さらに怒りを募らせるという…。
私の頭のなかは不満でいっぱいで、感謝をすることを、すっかり忘れていたんですね。
そんなときに、ケガと目の痛みが立てつづけに起こったのです。
【1】感謝を忘れると嫌なことが起こる
嫌なことはなぜ起きるのか?それは感謝を忘れるからです。
感謝を忘れると、感謝することを思い出させるような出来事が起こります。
私は大ケガをしたことで、自由にトイレに行けること、お風呂に入れることがどれだけありがたいかを身をもって知りましたし、
目が痛いと仕事もできず…健康であることがどれだけ幸せなことかを思い知らされました。
そして、恋愛で抱えていた怒りなんて、取るに足らないことだと、もう相手の男性にたいしての怒りもなくなりました。
怒りや不満を抱えて日常を過ごすなんて、全然心地よくないですよね?
私はケガと目の激痛によって、怒りや不満のない穏やかな日常を手に入れることができたとも考え、ケガと目の激痛に感謝の感情さえ抱くようになりました。
私にとって嫌なことは、起こるべくして起こったのですね。
人は感謝の感情があると幸せを感じられるんです。
つまり私が幸せでいられるために、嫌なことが起こったのです。
【2】嫌なことに意識を向けすぎると、嫌なことが起こる
自分が意識を向けていることが、拡大していくようになっています。
日常生活に感謝することより不満を見つけやすい人は、嫌なことがたびたび起こります。
日常にはたくさんのもの・ことが「あって」豊かなはずなのに、日常の「ない」ばかりを見ていると、当然心をは満たされず、満たされない心で過ごしていれば不満を見つけやすくなります。
【3】嫌なことは、必要だから起こる
一見嫌なことに見えることでも、自分にとって必要だから起きます。
新しい仕事に挑戦したいと思っているけど、ずっと踏ん切りがつかない時、今ある仕事がなくなるということが起きることがあります。
一見すると嫌なことだけれど、自分の背中を押してくれることにつながり、結果、自分の好きな仕事で生きていけるようになったりします。
恋愛で嫌なことが起きても、それが後々いい結果につながることも、よくあることです。
もっといい男性に出会えたとか、自分が覚悟を決めたことで相手が変わったとか、自分の幸せのために必要だから起きます。
嫌なことがあった時の対処法・捉え方
さてここからは、嫌なことがあった時はどうしたらいいのか、どう考えるといいのかをご紹介していきますが、
嫌なことがあった時は、抵抗しないこと。
「あー、嫌だ嫌だ」と抵抗しても事態はよくなるわけではなく、一旦受け入れた上で、これからご紹介するように捉えていくと、状況はちゃんといい方向に変わっていきます。
【1】嫌なことがあった時は、そこから何かを学ぶ
自分の身に起こることは、すべて意味のあることだと言われます。
先程も触れたように、必要だから起こると言われます。
嫌なことがあった時は、そこから何かを学ぶ時。
何かを学べば、その嫌なことは起こらなくなるし、なにも学ばなければ、また同じような嫌なことが起きます。
恋愛でいつも同じような嫌なことが起きるなら、そこから何かを学べば、それは起こらなくなります。
例えばいつも相手に浮気されるなら、相手が原因なのではなく、もしかしたら自分に何か原因があるのかもしれません。
そうやって自分の内側を見つめ、学び、つぎの恋愛では浮気されるなんてことは起こらなくなるのです。
【2】嫌なことがあった時は、いい面を見つける
嫌なことがあった時に、その嫌なことに引きづられていると、ずーっとエネルギーが低い状態で停滞してしまいます。
嫌なことがあった時に、そのことからいい面を見つけられると、エネルギーが変わって状況はよくなります。
物事には必ず二面性があり、嫌なことの裏にはいいことが隠れています。
【3】嫌なことがあった時は、毒出しできたと考える
嫌なことがあった時は、毒出しできてよかった!と考えると、やっぱりエネルギーが変わります。
嫌なことがあった時は、なるべくその嫌な感情のままエネルギーを引きづらないことが大切。
毒出しできて、これからきっといいことが起きるんだな!と考えてポジティブに過ごせるようになると、本当にそうなっていきます。