恋愛は勝負事ではないので、恋愛に勝ち負けを持ち込んでしまうとこじらせてしまいます。
私ばかり連絡していてズルい!
私の方が彼氏を大好きな気がしてズルい!
こうして相手と勝負しようとすると恋愛はなかなかうまくいきませんし、相手と勝負を挑もうとするのはたいてい負けている方です。
勝ち負けではないけれど、わかりやすく「勝ち」と「負け」という言葉を使うなら、恋愛は惚れたら負けというのは、昔から言われていること。
そしてこれは、どうしようもない事実です。
恋愛は惚れたら負けと言われる理由
「最小関心の法則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
恋愛においては、相手への関心が少ないほうが主導権を握る、というものです。
考えてみても、その通りですよね。
相手のことを好きすぎると、「嫌われたくない」から相手に合わせてしまうし、嫌なことをされてもなかなか「嫌だ」と言えなかったりします。
そしてこんな風に相手に合わせるから、ますます自分の立場が弱くなっていく。
つまり、惚れたら負け、という状態ですね。
「会う、会わない」
「何する、何しない」
こうしたすべての決定権を握るのは、惚れてるほうではなく、惚れられている方になります。
恋愛において、
「彼氏が連絡をくれない」
「彼氏が会ってくれない」
「彼氏がどこにも連れて行ってくれない」
など「彼氏が○○してくれない」という悩みは多いですが、つまるところ…女性のほうが惚れてしまっているから、に集約されてしまいます。
実際に男性が相手に惚れている立場になれば、女性と同じように悩みます。
私は男性とも恋愛トークを繰り広げてきていますが、「彼女が全然連絡をくれない」と悩む男性もいるんですよ。
女性は惚れさせるぐらいがちょうどいい!
恋愛相談の割合は、圧倒的に女性が多いそうです。
それもそのはずで、女性は生活のなかで恋愛の占める割合が大きいからですね。
一方で男性は、恋愛と同じぐらいに、仕事や男友達や趣味を楽しみます。
つまり「好き」を分散することができるんです。
「女性は愛される方が幸せ!」なんて言葉も聞きますが、女性のほうが恋愛中心になってしまいやすい分、
やっぱり女性は愛される方が幸せな恋愛になりやすい、ということです。
なんでも依存をしてしまうと、うまくいかなくなってしまいますからね。
「好き」を分散できる男性と同じ立場で恋愛をするには、女性も「好き」を分散させることです。
わかっています、好きを分散させるのが難しいということは!
しかしそれでも、惚れたら負け。
彼氏に追いかけられる女性は「好き」を分散させることができる女性だし、恋愛が生活の中心になってしまいやすい女性は、男性に惚れさせるぐらいがちょうどいい。
こういう状態が、一番うまくいくんです。
男性を惚れさせることはできる!
男性は女性を追いかけたい生き物です。
しかし過去の私もふくめて恋愛ベタな女性は、せっかく追いかけられていても、好きの気持ちが溢れ出して追いかけてしまいます。
そこからもう、立場は逆転!
男性は、けっして相手の女性のことを嫌いになったわけではない。
それなのに、女性のほうが、相手の男性への関心を大きくしていったために、比較して男性から女性への関心が小さくなってしまった。
「最小関心の法則」が働いて、主導権を相手の男性が握ることになったんですね。
理想は、お互い同じぐらいの熱量で恋愛ができることです。
つまりやっぱり「惚れたら負け」というワケで、相手の熱量よりうんと大きくなってしまうと、当然不利になってしまいます。
そして一方の熱量だけが大きいカップルは別れやすいと言われています。
相手の男性を惚れさせるためには、どうしたって、相手の熱量を超えないことなんですね。
なんども書いていますが、好きを分散されること。
本当にもう、恋愛がうまくいく一番の秘訣は「彼だけ」にならないことであり、これができるようになれば、けっこう簡単にうまくいってしまいます。
だって、男性は相手の女性のことを嫌いになったわけではないのだから!
ただ女性のほうの熱量が大きくなりすぎているだけなのだから!
私がどうしようもなく恋愛をこじらせていた頃は、「彼だけ」にならないことが、できなかった。
彼だけにならなければ簡単にうまくいくのに、彼だけにならないようにするのが難しかったんです。
そして恋愛がうまくいくようになって、「愛されてるなぁ」と幸せな気持ちを感じられる恋愛ができるようになったのは、「彼だけ」になるのをやめたからです。
相手への関心を小さくすることができた、つまり構いすぎなくなったので、反対に構われるようになったんですね。