明石家さんまさんが出ている番組で、言葉は一字一句正確には覚えていませんが、「露骨にプッシュすると安っぽくみえる」という言葉がありました。
その言葉を受けて、出演者の方が「ブティックと一緒だ!」って言ったんです。
たしかに、洋服屋さんでも「この服を買ってください!」とばかりにプッシュされると、買いたくなくなることがありますよね。
反対に「買わなくてもいいですよ」と言われると、買いたくなってしまうのが人間で、このことを「ブーメラン効果」と言います。
他人にお願いされると、なぜか反発したくなる、天邪鬼な心理のことです。
掃除をしようと思っていたのに、「キッチン汚れてるからちゃんと掃除しておいて!」と言われると、やりたくなくなってしまうのも同じですね。
片思いの男性には必死にアピールしない
このことを恋愛、片思いの場面に置き換えてみると、
「私を好きになって!」とばかりに、片思いしている男性に気に入られようとアピールをしても、逆効果にさえなってしまうことがある、ということです。
そもそも、必死なアピールは、最初に書いたように、安っぽく見えてしまいます。
「この服、安くするから買ってよ!」とまで言われれば、そうまでして売りたいのか!よっぽど売れないのだな!と感じさせます。
「悪いところがあるなら直すから付き合って!」
「料理も頑張るから付き合って!」
なんて言ってしまおうものなら、やはり、自分を安っぽく、魅力のない女性に見せてしまうだけです。
いいものは必死にプッシュしなくても、売れてしまうから。
魅力のある女性は、自分から必死にアピールしなくても、男性に見つけられてしまうから。
もしくは、腕のある店員さんなら、自分から買いたくなるように誘導できてしまいます。
お客さんが書いたくなるよう、たとえば稀少性を感じさせる「あ、在庫はもうなくて、これが最後の一点なんです」という言葉や、
「夏にリゾートに旅行に行く時に、このワンピース着たら似合いますよね〜」などと、その洋服を着た時の自分をお客さんに想像させたりして、購入に導きます。
(まぁ、「最後の一点」は、どのお店でもよく聞くので、「ほんとかなぁ?」なんて、たまーに疑ってしまいますけれど。)
付き合ったら楽しそう!と感じさせる
片思いの男性には必死にアピールをしない方がいい、というのはなんとなくお分かりいただいたと思いますが、
それならどうしたらいいかというと、腕のある店員さんのように、稀少性を感じさせるとか、
もしくは「この女性と付き合うと楽しそうだなぁ」などと、彼に対して、楽しい未来を想像させるといいのですね。
となると、付き合う前から、この女性と付き合うと
・めんどくさそう
・束縛されそう
・自由がなくなりそう
・重そう
などと感じさせてしまっては、男性も「付き合いたい」とはなかなか思えないでしょう。
しかし、相手が片思いの男性となると、返信が来ないことに不安になって、めんどくさいLINEをしてしまったり、ながーい文章をつづって、重そうと感じさせてしまったり、
前のめりになって「次はいつ空いてますか?」「来週の土日は空いてますか?」などと誘い過ぎて、相手の時間を奪うつもりはなくても、相手にはそう感じさせてしまうことがあります。
そうではなくて、「この女性と付き合うと楽しそうだなぁ」という未来を感じてもらうんです。
恋人感を出す!
「この女性と付き合うと楽しそうだなぁ」と感じてもらうには、よく言われる、付き合う前に「恋人感」を出すのもオススメです。
一緒にスマホを覗き込んで動画を見たりするのも、恋人感が出ますし、お互いにあだ名をつけて呼び合うのも恋人感が出ます。
たとえば「たい焼き」など、なにかを二人で分け合って食べるのもいいですよね。
「彼女きどり」と言ってしまうと、よくないイメージがありますが、あなたの頭のなかでは、もう片思いの相手を彼氏だと思って接すると(図々しすぎない程度に!)恋人感がでます。
ちょっとトイレに行くときに、自分はハンカチだけ持って、バッグなどはもう彼に預けてしまう。
「お手洗いに行ってくるから、バッグ持ってて♡」なんて可愛く言えば、あなたが片思いをしている彼は、あなたの彼氏になった気分を味わうでしょう。
そして「あ、なんかいいなぁ〜こういうの!」と思ったりするのですね。
さいごに
片思いの男性に対して、気に入られようとアピールするより、「この女性と付き合うと楽しそうだなぁ」という未来を感じさせたり、恋人感をつくる。
これは直接会っていなくても、LINEでもできます。
あんまり自分からLINEしすぎるのはオススメしませんが、「女の子だなぁ♡」と感じさせる可愛らしいLINEであったり、LINEでもあだ名で呼んでみたり、なんとでも恋人感のLINEはできますよ。