運がいい人と、運が悪い人って、一緒にいるとその明らかな違いを感じます。
本当に歴然とした差があります。
私のまわりには、時間や場所にとらわれず自由に仕事ができ、それでいてお金にも余裕がある人や、本当は仕事をしなくても生きていけるぐらいの財力がある人が何人かいます。
おまけに彼らは家族にも恵まれて、幸せそうです。
そしてそんな人たちには共通する特徴があったりして、たとえばほとんど愚痴を聞いたことがありません。
ちょっとネガティブなことを言ってもすぐに「まぁ、なんとかなるでしょ!」と楽観的であったり、未来の希望に焦点が向きます。
一方で、会えば愚痴が口をついて出るような人は、久しぶりに会うと、隣人トラブルに巻き込まれていたりする。
さて、運がいい人って、なんで運がいいのでしょうか?
あなたは、自分は運がいいと思っていますか?
【1】運がいいと思っている
運がいい人のひとつ目の特徴は「私は運がいい」と思っている、ということです。
これはもう当たり前で、脳は自分が見たいものしか見ないようにできているからですね。
「運がいい」と思っているから、運のいいことを見つけるのが上手になり、チャンスに気づきやすくなるんです。
リチャード・ワイズマン博士という人の有名な実験があって、その実験では、「私は運がいい」と思っている人は、カフェの前に落ちているお金に気づき、「私は運が悪い」と思っている人は気づかずに通りすぎたのだそう。
人の「嫌」な部分を見つけるのが上手な人は、誰にたいしても「嫌」な部分を見つけてしまうので、あまり人間関係がうまくいきません。
もう、脳が「嫌」な部分を見ることに、慣れっこになっているから。
脳は、自分が見ようとしているものを、こんな風にちゃんと見せてくれます。
だから、脳には、本当は見たくないものではなくて、「本当に」自分が見たいものを見せてあげる。
運がよくなりたければ、「私は運がいい」「私はツイてる」と思うことなんです。
【2】感謝と思いやりがある
運がいい人は、感謝の習慣があり思いやりがあります。
なぜなら、お金もチャンスも縁も、人が運んでくるものだから。
「私って、なんでこんなに運が悪いんだろう」と思っている人ほど、自分のことしか考えていなくて思いやりがありません。
「自分さえよければいい」なんて、自分のことしか考えていないのは、無意識の態度から周囲にはバレてしまうから、そんな人のところには運はやってこないんです。
私は長い間、いわゆる億万長者と呼ばれる人と一緒に仕事をしていますが、彼は私のことを親身に考えてくれています。
私に困ったことがあれば、力になろうとしてくれます。
なので私は、「私にできることがあれば力になりたい」と自然と思うし、だからこそ、もう長い間一緒に仕事ができているのだと思います。
こうして、「自分さえよければ」ではなく、周りにたいして思いやりのある人は、人もお金も集まってくるんですね。
そして感謝の習慣がある人は、「ある」思考です。
「ない」という不足を見るのではなく、いま「ある」ものに焦点を当てることができるから、どんどん豊かになっていきます。
運が悪い人ほど、「ない」ばかりを見ているので、周りにトラブルが起きたり、つねに何かが足りない、心が満たされない状態がつづきます。
【3】決断力がある
私が、「彼らは運がいい」と思う人たちを見ていて感じること。
それは決断力があることです。
「こうした方がいいかな、うーん、でもやっぱりこうした方がいいよね?」なんて悶々と悩むことはなくて、
「こうしよう」と、決める力がある。
同じことをずっと考えつづけるから悩みになるのであって、彼らは考えはしても、それを悩みにはしません。
延々と悩むことに時間を費やすのではなく、決断力があるからこそ、いろいろなチャンスを手にすることができ、もしダメだったとしてもまた次に挑戦できる。
もちろん悩むことも時には必要ですが、ただ延々と悩んでいる時間って、実はなにも生み出しません。
人生って、決断の積み重ねです。
だからこそ、決断力のある人は、次々とほしいものを手に入れることができます。
【4】行動している
運のいい人の共通点は、決断力があるとともに、行動していること。
もし今、なんだか運気がイマイチだなぁと感じているのなら、それを変える方法はただひとつ、まずは行動することです。
先ほど、悩んでいる間はなにも生み出さないと書きましたが、悩んでいる間は行動しなくていいから、楽なんです。
だから、悩むのがクセになっている人は、悩むのが楽だからそこから抜け出せなくなってしまう。
インスタグラムに好きなことを投稿していたら有名になったとか、旅行先で旦那さんに出会ったとか、
行動したからこそ、何かを手に入れることができますし、ずーっと「行動しようか、どうしようか」悩んでいても、何も手には入れられません。
重たいのは最初の一歩だけです。
自転車のペダルのように、一度漕ぎ出せば、あとはスイスイ行動にうつしていくことができるようになります。
【5】ネガティブをひきづらない
運のいい人って、いちいち気にしない人であり、気持ちの切り替えが早い。
【1】で、運のいい人は「私は運がいい」と思っている人だと書きましたが、
運のいい人は、もし自分にとってネガティブに思えることが起きても、それさえもチャンスだと捉えることができます。
それは「私は運がいい」と思っているからです。
「私は運が悪い」と思っている人は、ネガティブなことが起きたときに「あーやっぱり、私って運が悪い」と、エネルギーをさらに下げて、自分の運の悪さをより強固なものにし、周りにネガティブを集めてしまいます。
運のいい人は、ネガティブな感情がわいてきても、それを長い間引きづることはしません。
「まぁ、なんとかなるでしょ」と、未来の希望に意識を向けることができるので、また運がやってきます。