恋愛心理

尽くすほどに好きになる

あなたは経験がありませんか?

大好きな彼に尽くせば尽くすほど、好きの思いが強くなるのは自分ばかりという経験。

私にはあります。

尽くせば尽くすほど「こんなイイ女はいない!手放してたまるか!」と思ってくれるものだと思い、せっせとご飯をつくり、マッサージをし、彼氏が好きそうなものを見つけてはプレゼントする、なんてことを、昔の私はやっていました。

こんなことをやっていても、私の「好き」が強くなるばかりで、結局彼氏からは私が望むような愛情は得られず、日帰り旅行にだって「行きたくない!」と言われる始末。

そう、尽くせば尽くすほどに好きになるのは、尽くされる側ではなくて、尽くす方なんです。

口角をあげながら不安にはなれないもの、口角をあげるとネガティブに傾いていた心がポジティブに傾き出し、幸せな気分になります。

反対にへの字口にすると、なんだかつまらない気分になっていきます。

べつにイライラしていなくても「もぉーーー!」と大きな声で怒鳴ってみると、イライラしていなかったのに、なんだかイライラします。

人は、感情によって行動すると思われていますが、行動によって感情が湧き上がる、とも言われています。

たとえば、給料が少ないけど、長年いまの仕事を続けているとします。

そうすると「私はこの仕事が好きなのかもしれない、仕事を楽しんでいる。」と思うようになります。というか、そう思いたくなるんです。なぜなら給料が少ないにも関わらず仕事をしているからです。

そして反対に、好きではじめた仕事でも給料が高くなると、仕事そのものの楽しさより、給料をもらっているから楽しんでやっている、と思うようになります。

じつは私にはこの経験があるのです・・・。

好きで始めた仕事でしたが、たくさん収入を得られるようになったばかりに、その仕事自体に興味が湧かなくなってしまい、数年はつづけましたが、結局やめてしまったことがあります。

もちろん、誰もかれもが、給料が高くなったからと言って仕事をやめるわけではありませんが、他人からみて憧れの仕事につき、成功しているように見える人でも、絶頂期に他の仕事もはじめたり、スパッとやめて新しい仕事をはじめる人もいますよね。

また、経営者が社員のやる気をあげたいのなら、ボーナスをあげない方がいい、なんてことも言われていたりします。

働く目的が、仕事そのものではなく、ボーナスなどにすり替わってしまうからですね。

「やめてーー!ボーナスがないと困る!!」なんて声が聞こえてきそうですが・・・。

さて、これを「尽くす」という行動に置き換えると、相手に尽くすという行動によって「私は彼のことがこんなに好きなんだ♡」という思いを、さらに強固なものにしていくんですね。

ということは!

大好きな彼に好きになってもらいたいのなら、あなたが彼に尽くすのではなく、尽くしてもらうんです。

そうすると、彼はあなたに尽くすという行動によって、その行動から「好き」という気持ちを感じ始める、ということになります。

しかしそもそも、「彼は私に尽くしてくれない!」

そんな時は、どうしたらいいのでしょうか?

話は簡単で、彼にお願いごとをしたり、頼ればいいんですね。

そして、彼があなたに何かをやってくれたら、思いっきり喜んで感謝をする。

そうすると彼は「役に立ててよかった」「喜んでもらえて嬉しい」といい気分になり、またあなたのために何かやりたいなぁと思うようになります。

ワガママな女性にハマってしまう男性がいるのも、納得できるのではないでしょうか。

「嫌われたくない!」という思いが強い女性ほど、ワガママが言えず遠慮してしまいがちですが、ワガママを言うのも、彼にお願いごとや頼みごとをするのも、彼のためでもあります。

彼に活躍の場を与えてあげることができるんです。

愛される女性って、こういうことをちゃんと知っているんですよね、「男性は尽くさせてあげると喜ぶ♡」ということを、どこかの過程で自然と学んでいたりします。

尽くすことに慣れすぎてしまっていた私は、彼氏に尽くさないことに最初はとっても抵抗がありました。

しかし、尽くさないことに慣れたいまは、尽くさないから愛されるということを身をもって実感していますし、尽くしてもらうことの幸せも感じています。

人は、尽くすほどに好きになる生き物。

大好きな彼には、一方的に尽くしまくるのではなく、ちゃんと尽くしてもらいましょうね。

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イトイハナ
イトイハナ
男性心理をはじめとする心理学や潜在意識を学び思考を変え、追いかける恋愛から大好きな人に愛される恋愛を叶えた恋愛ブロガー。