今日はちょっぴり過激なタイトルですが、私も「彼が私に執着してくれたらいいのに」と過去に思ったことはあります。
そして、そう思ってしまう時というのは、彼ではなく、自分が彼に執着している時です。
自分が相手に執着している状態で、相手が自分に執着する、なんてことはありません。
執着するとはどうゆう状態をさしているかと言うと、そのことばかり、その人のことばかりを考えてしまうという状態です。
たとえば欲しい洋服があって、でも買うにはちょっと高いなぁと思っていたり(手が出せないほど高くはない)、セールで安くなるかなぁ、でもその前に売り切れたら嫌だなぁとか、ずーっと考えてしまうことはありませんか?
これも、一種の執着です。
で、その執着がいつ終わるのかというと、その洋服を買ったとき、もしくは売り切れてしまって完全に手に入らないとわかった時です。
つまり執着というのは、完全に手に入ってしまえばなくなりますし、反対に完全に手に入らないとわかれば、普通はなくなります。
これを恋愛に置き換えると、よく言われるように「手に入りそうで入らない状態」のときに、相手に執着するということがわかりますね。
もし今、あなたが彼に執着しているとして、まだお付き合いをしていない彼なら、付かず離れずの関係で、相手が何を考えているかわからないのではないでしょうか?
またお付き合いをしている彼であっても、「本当に私のことが好きなのかわからない」という状態なのではないでしょうか?
完全に相手の気持ちが自分にあるとわかっていれば、あなたは彼に執着をすることはないでしょう。
そして彼があなたに執着をしていない、ということはつまり、彼は「あなたが俺を好きである」ことをわかりきっています。
彼にとって、あなたは完全に手に入った状態なので、執着することはありません。
人はどうしても、手に入れたものより、手に入っていないものに執着してしまいます。
となれば、どうしたら彼があなたに執着するのかは、わかりますよね?
大前提として、彼が「あなたを欲しい」と多少なりとも思っていることです。
あなたに価値があり、魅力があることです。
お付き合いをしているなら、そのあたりはクリアしているでしょうし、お付き合いをしていないとしても、付かず離れずの関係が続いているのなら、いちおうクリアはしているのでしょう。
自分が彼に執着している状態では、本当に難しいので、まずは自分が執着をやめなくてはいけません。
そして、彼に「完全にあなたのものになったわけではないのよ!」という態度をとらなくてはいけません。
といっても、冷たくするとか、そんなことではなく、彼に夢中になるのではなく、自分に夢中になることです。
執着をやめなきゃ!と思うと、なおさらやめることができないもの。
なので、執着をやめなきゃ!ではなく、もっと自分のことに集中しよう!ということです。
やりたいことがとくにないのであれば、外見を磨く、というのもいいですね。
そして、彼と一緒にいるときには、居心地のよさや癒しを感じてもらってください。
自分の魅力、価値を高めて、なおかつ、「完全に彼のものにならない!」を徹底するのです。
最後にひとつ言っておきますと・・・(と書きながら、もう少し続きます)
執着は愛情では、やっぱりないなぁ、と思います。
愛情は見返りを求めないものであり、彼の幸せを望むことだからです。
ではなぜ「彼に執着させる」なんてことを書いたのかというと、この記事を熱心に読んでくださる方はきっと、いま彼に執着している状態だからです。
私が「彼が私に執着してくれたらいいのに」と思っていた頃は、完全に私が彼に執着しまくっていました。
そして、執着している時って、本当に辛いですよね。
執着って、自分の思っている通りになっていないから、執着してしまいます。
「思い通りにしたい!」という気持ちが執着になります。
そう思うと、少しは楽になりませんか?
そして、本当は、彼が自分に執着してほしいのではなく、彼からの愛情がほしいだけなのです。
「本当は愛されたいんだなぁ」というのがわかるだけでも、気持ちが落ち着くのではないでしょうか。
「好きな人に愛されたい!」なんて、純粋で可愛らしい気持ちです♡
恋する乙女なら、あって当たり前の気持ちです。
だけど、「愛されたい!」という気持ちからの行動と、「愛される私になる!」という気持ちからの行動は違う結果をもたらします。
「愛されたい!」という気持ちからの行動は、彼に対してのものとなります。一方で「愛される私になる!」という気持ちからの行動は、自分に対してのものとなるからです。
恋愛は、彼ではなく、自分に集中することが、とてつもなく大切です。
彼に執着してしまっている時は、自分にまったく集中していません。だから、恋愛がうまくいかないのです。
自分に集中する!
これは恋愛をうまくいかせる上で、最も大切なことです。