私は数々の恋愛テクニックを試し来て、ちっともうまくいきませんでした。
その一方で、恋愛テクニックなんて使っていない(使っているつもりはない)のに、勝手に好かれてしまうこともあります。
つまり、恋愛テクニックなんて使わなくても好かれることはできる。
恋愛あるあるのひとつが、好きじゃない人には好かれるのに、好きな人には好かれない、というものです。
私だけではなくて、多くの女性(男性)は恋愛テクニックなんて使わなくても好かれることがある一方で、好きな人には好かれず、
となれば「恋愛テクニックだ!」と、恋愛テクニックに頼りはじめ、それでもうまくいかずに「恋愛テクニックなんて意味がないんだ!」と思うのです。
だって、あなたが好きになった男性は、あなたに対して恋愛テクニックなんて使っていないでしょう?
だけど好きになったのでしょう?
私も彼に片思いをしていたときは、彼が私にたいして恋愛テクニックを使っていたなんてはずがない。
それでも好きで好きで、仕方がありませんでした。
恋愛テクニックは意味がないのか?
恋愛テクニックを使わなくても好かれることはできます。
しかし、だからと言って恋愛テクニックは意味がないものだとは、私は思いません。
恋愛テクニックとはつまり、相手の心理を操作するもの。
たとえばあなたが何か商品を買ったとき、自分が欲しいと思って買ったつもりでも、実は巧妙な企業のテクニックによって、商品を買わされていた、なんてことが普通にあります。
心理学という学問があるだけに、人の心というのはある程度操作ができるものです。
人は手に入れる喜びより、失う不安のほうが大きい。
だから返信を遅くするのは、相手を不安にさせて不安から行動させようと言うものです。
男性に追いかけさせてあげるのは、彼にとって自分の価値があがるようにさせる、と言うものですね。
モテる男性はモテるし、モテない男性はモテない。
モテる女性はモテるし、モテない女性はモテない。
モテる人は知ってかしらずか、意識的か無意識的か、相手を好きにさせるテクニックを使っているんですね。
たとえばモテる男性は女性の話をよく聞くし、楽しませてくれます。
一方でモテない男性は、自分をよく見せることに必死になります。
100%のものではないけれど、恋愛テクニックというのは、相手を好きにさせることはできるものです。
好きな人にたいして恋愛テクニックが通用しないのは、そもそもあなたが相手を好きすぎるからです。
恋愛テクニックの意味がなくなってしまう理由
恋愛テクニックの意味がなくなってしまう理由は、ひと言で言うと「余裕」がないからです。
結局、どんなに恋愛テクニックを駆使しても、相手のことが大好きすぎて余裕をなくすと、まったく通用しません。
恋愛テクニックは空回りして、まったく意味がないものになってしまうんです。
「彼に私のことを好きにさせたい!」と思っている時点で、余裕があるのは相手の方。
昔流行った恋愛テクニックに、毎日連絡をしてピタリとやめる、と言うものがありました。
私も過去にはやったことがありますが、当然、余裕があるのは相手の方なので、相手が動く前に、自分が根負けします。
相手が「あれ?連絡がないぞ?」と不安になるほど、相手があなたのことを好きなのかと言うと、きっとそうじゃない。
一方で好きじゃない相手には、連絡をしたりしなかったりで、勝手に相手が振り回されたりします。
こういうことができるのは、余裕があるからです。
余裕って、その人を魅力的に見せてくれる魔法のようなものなんです。
恋愛テクニックを使おうとするのではなく
私が数々の恋愛をとおして気づいたことは、相手をどうにかしようとするのではなく、いつも矢印を向けるべきは、自分だということ。
自分が魅力的な存在になれば、相手は勝手に「誰かに取られるかも?」と不安になるし、勝手に好きになる。
なにより何かしら惹かれる魅力がなければ、好きにはならない。
まったく売れない商品も、発想を変えて販売したところ、飛ぶように売れた、なんてことがあります。
魅せ方をかえたら、欠点が魅力に変わったんですね。
だから、自分のことも魅せ方しだいで、相手の気持ちは変わったりします。
恋愛テクニックは「好きにさせよう」として使うと意味がない(ことが多い)けれど、自分を魅力的に見せるためだと思うと、意味があるものになったりするんですね。
相手をコントロールすることを考えるより、自分が魅力的になることを考えていると、恋愛はうまくいったりするんです。