人は自分を認めてくれる人が好きだし、自分を認めてくれる人と一緒にいると居心地がいい。
なぜなら、承認欲求が満たされるからです。
だから男性は、女性、とくに好きな女性には認められたいという思いが強いし、認めてくれる女性が好きです。
自分を認めてくれる女性といると居心地がいいと感じます。
女性ももちろん自分を認めてくれる人といると居心地がいいと感じますが、好きな男性にそれを求めることはあまりなく、男性が女性に求めるほどに強くはありません。
好きな男性には「認められたい」より、「大切にされたい」などの思いの方が強いです。
以前、AさんとBさん、そして私の3人で食事をしていたときの話です。
Aさんが私に言いました。
「ハナちゃん、こうゆう時に気が利かないとモテないよ〜」
(と、Aさんは私にかる〜くダメだしをしたわけです。)
すると、すかさずBさんが言いました。
「ハナちゃんは、気が利かなくてもモテるよ」
(文章だけでは、若干嫌味っぽく伝わるかもしれませんが、嫌味でもなんでもなく、Bさんはものすごく自然に、私はモテると口にしていたのです)
またある時の、Bさんと私の会話では、
私「Cくんすごい優しくしてくれるんですよね〜」
Bさん「ハナちゃんには男の人は誰でも優しくするでしょ!」
おわかりでしょうか?
Bさんは、「私は男性にモテる」と認めてくれているわけです。「可愛い」とは言っていませんが(笑)「ハナちゃんは可愛い」と言っているようなものです。
わたしは「仕事ができる」とか「頭がいい」などと認められるより、「可愛い」「モテる」などと認められるほうが嬉しいんですね。
「ハナさんは仕事が早いから、みんな仕事をお願いしたくなるんだよ」
と仕事の場面で言われたら、それはそれで嬉しい!
でもやっぱり「可愛さ」を認めてくれるほうが断然嬉しいわけです。
だから、Bさんといるとものすんごく居心地がいいんですね。
で、ポイントは、
褒めるのではなくて、当たり前のように認めてる
ということ。
Bさんは、おそらく本当に心から「ハナちゃんはモテる」と思っているので、なにかの会話の際にごく自然と、私を認めてくれる発言が出るわけですね。
大げさに、無理やり、おべんちゃらのように褒めるのとは、ぜーんぜん違うのです。
この、当たり前のように認めてくれている、ってかなり嬉しい!!
褒める、のさらに上をいくぐらいに嬉しいのです。
だから、好きな人、彼氏を、心からちゃんと認めてあげる。
その彼の認められたいポイントなら、なおよしです。
仕事ができる人と認めてもらいたいかもしれないし、男気があるところを認めてもらいたいかもしれない。
スポーツができるところを認めてもらいたいかもしれないし、知識が豊富なところを認めてもらいたいかもしれない。
洋服にお金をかけている男性なら、センスのあるところを認めてもらいたいかもしれないし、見た目に気を使っている男性なら、それこそ外見を認めてもらいたいのかもしれません。
とまぁ、いろいろ書きましたが、難しく考えなくても、好きな人のいいなぁと思う部分、素敵だなぁと思う部分が、彼の認められたいポイントです。
「○○くんは頼りがいがあるから、みんな相談したくなるんだね」
なんて会話の中で、さりげなーく「頼りがいのある男性」だと認めていますよ、と伝えられたら、彼は一瞬戸惑った顔をしながらも心のなかは嬉しさいっぱいでしょう。
「俺のこと、わかってくれる!」
と思ってくれるかもしれません。
裏技としては、彼が自分で認識していない部分を認めてあげるのも喜びます。
「○○くんは話を聞くのが上手だから、自然と人が集まってくるよね〜」
とさらっと言われれば、「俺、話聞くの上手なんだ!」しかも「俺、やっぱ人気者なんだ!」なんて、ダブルで嬉しくなるわけです。
そうやって、自分の能力や才能、できるところを認めてくれている女性といると、男性の自己肯定感も高まります。
自己肯定感が高まると自信がつくし、自信をつけさせてくれる女性というのは、いわゆる「あげまん」であり、男性は手放したくない!って思うのですね。