「私のことが好きならLINEしてくれるはず!」
私も以前は、そう思っていました。
男性と女性の違いをまったく知らずに、私がされて嬉しいことは男性もされて嬉しいことだと当たり前のように思っていたし、
私が好きな人にすることは、男性も好きな人にする、なんて思っていたのです。(だから恋愛を拗らせまくっていた!)
「好きなら当然LINEしたくなるだろう」と疑いもなく思っていました。
ある男性が言いました、「彼女のことは好きだけど、LINEはめんどくさいよねー」って。
そう、男性にとって、好き=LINEをする、ではないし、LINEをしない=好きじゃない、ではないんです。
好きでも、めんどくさいものはめんどくさいのです。
好きでもLINEがめんどくさいのは「苦手」だから
もちろん男性にもよりますが、基本的には男性は女性に比べて、LINEの文章を考えるのが苦手です。
男性にとって、LINEはコミュニケーションを取るためのツールではなく、用事や目的があって連絡するために使うツール。
お付き合いする前にたくさんLINEをくれていたのだとしたら、それはあなたを手にいれるとか、あなたと仲良くなる、あなたのことを知りたいという目的があったからでしょう。
私たち女性は、会っていない時でも彼氏とつながっていたいと思うし、彼氏からLINEがくれば、それだけで嫌なことを忘れるぐらいに幸せな気分になることだって、ある。
そして男性も、好きな女性からLINEが来れば嬉しい(しつこくなければ)。
「LINEが来てほしい女性からはLINEが来ない!」と愚痴っていた男性もいて、やっぱり男性も好きな女性からLINEが来るのは嬉しいんだなぁ、と思ったことがあります。
LINEが来るのは嬉しいけど、返信を考えるのがめんどくさい。
返信をしないことや、返信が遅くなったこと、返信の内容で彼女にとやかく言われるのがめんどくさいだけなんです。
あなただって、苦手なことを「やって!」って言われるのは嫌でしょう?
LINEをすることとは労力は比べ物にならない、と感じてしまうかもしれませんが、あなたが料理をしなかったとして、彼氏に「俺のことが好きなら、料理ぐらい作ってよ!」なんて言われたら、嫌でしょう?
強制されるのは嫌でしょう?
料理が好きな女性ならともかく、料理があまり得意ではない女性なら、
料理をしないのは、彼氏のことが好きじゃないからじゃなくて、ただ苦手だからです。
苦手なことって、腰が上がらずめんどくさいものなんです。
彼氏に料理を作らないことと、彼氏への愛情は比例しないけれど、「彼女が料理を作ってくれないのは、俺への愛情がないからなんじゃないか」って思う男性もいるんですよ。
だから、男性がLINEをしないことも、彼女への愛情とは比例しないのですね。
自分が当たり前にできることって、それが苦手な人の気持ちはわからないものです。
多くの女性にとって、LINEの文章を考えることが当たり前のようにできてしまうので、LINEが苦手な男性の気持ちがわからないのですね。
好きでもLINEがめんどくさいのは「必要性」がないから
彼女が好きでもLINEがめんどくさいもう一つの理由は以下です。
会っていない間にLINEでつながるという発想がない。
つまりLINEをするこに必要性を感じていないのです。
必要性を感じていないことをやるのって、めんどくさいもの。
「女性って、会ってない間もLINEで繋がりたいものなの?」と男性に聞かれたことがあるぐらい、男性にはあまり理解できない感覚であり、
これは共感を重視する女性と、目的を重視する男性の違いです。
目的もなくダラダラとお店を見てまわる、いわゆるウインドウショッピングが苦手な男性が多いことは広く知れ渡っていますよね。
男性にとって女性の買い物につきあうのは、正直めんどくさい。
買わないのに、いろんなお店を見てまわる女性の気持ちがわからない、というのが男性なのです。
男性には目的が必要であり、目的のない買い物、目的のLINEはめんどくさいのです。
めんどくさいからといって愛情がないわけではない
これまで書いてきたように、めんどくさいからって愛情がないわけではありません
彼氏のために料理を作るのがめんどくさい女性がいるように、それと同じだと思ってあげてください。
それでも、会ってない時にはLINEをしてほしいのが乙女心ですよね。
なので「もっとLINEして♡」などと伝えるのは自由です。
だけど、伝えたけれどLINEをしてくれないのだとしたら、それは決してあなたのことが好きじゃないというわけではなくて、単に苦手なだけです。
LINEが、めんどくさいだけです。
だから、強制はしないであげて欲しい!
「LINEしてほしい」って言って、めんどくさい女だと思われるのが嫌だ、なんて思うかもしれませんが、
男性にとって「LINEしてほしい」と言われることがめんどくさいのではなくて、それを言われて、LINEをしないことで彼女が不機嫌になったりするのが、めんどくさいのです。
LINEをしないという選択肢を与えられなければ、単純に「LINEってめんどくさいよねー」だったものが「彼女ってめんどくさいよねー」に変わってしまいます。
彼氏からLINEが欲しければ、一度言ってみるといいです。
男性自身がLINEを必要としていないので、「彼女もLINEが必要ない人」だと思っているかもしれないから。
あなたが「LINEしてほしい」と伝えることで、「そっか、彼女はLINEをしてほしい」のだなと、そこではじめて気づくかもしれませんよ。