なんだかいい感じなのに「付き合おう」という話にはならないとか、
なんだか彼氏に大切にされている気がしないし、なかなか会ってくれないし…もしかして他に本命がいるのか、なんて時。
頭によぎるのは「もしや、私ってキープ?」ってこと。
もしあなたがそんな風に感じてしまっているのなら、選ぶ、選ばないという権利が男性にある、と言う状態で、主導権を握っているのは相手です。
しかし恋愛は、女性が主導権を握ったほうがうまくいきやすいものです。
とりわけ男性は、恋愛において「あいまい」を好む人が多いです。
それは、他の女性との可能性も残しておきたいから。
それではこれから、なぜキープにされてしまうのかや、キープにされてしまっている時にはどうしたらいいのか、その対処法などを書いていきますね。
私ってキープなの?は実はあまり関係ない
「もしかして私って、キープなの?」と、確かめたがる女性がいますが、キープかどうかは実はあまり関係ありません。
問題の焦点を「キープ」にしてしまうから、うまくいかないし、「キープされてるかも」を問題にして悩んでいるから、キープにされてしまう。
あくまで、あなたと相手のふたりの間の問題であって、ふたりは今こういう状態になっている、という事実があるだけです。
・いい感じなのに付き合ってない事実
・彼に大切にされていない事実
が、あるだけです。
彼にとって、あなたがとんでもなく魅力があるなら、ちゃんと付き合うだろうし、大切にされるでしょう。
つまり、キープされてるされてないじゃなくて、あなたが彼にとって魅力のある女性になればいいだけの話なんです。
そして、キープされるのは、女性自身の態度が原因である場合もあります。
結局「彼のことが大好きで、彼が一番」だから、彼がどんな態度であろうと離れられないし、その態度を許してしまうのですね。
そうやって、あなたの価値を、魅力を自分で下げていってしまうんです。
キープされるのは自己肯定感が下がっているから
いわゆるセカンドの立場になりやすい女性って、自己肯定感がズドーンと低くなっています。
(私はもともとは自己肯定感が高いタイプなのですが、相手が好きな人となると、途端に自己肯定感が下がっていました…。このように、恋愛になると自己肯定感が下がってしまう女性も少ないないんです)
自己肯定感が低いと、軸が完全に相手軸になってしまい、そういう自分軸でない女性が、キープされやすいのです。
相手軸になる女性は、相手の男性にとって「思い通りになる」女性であり、「俺にあわせてくれる」女性だから、まさに都合がいいのですね。
ある女性は、いい感じの既婚男性から「付き合おう」と言われたとき、「私と付き合うなら奥さんと別れてからにして」と言い、数ヶ月後に男性は離婚し、彼女と付き合いました。(もともと男性の家庭は、生活スタイルのズレでうまくいっていなかった)
これは、この女性が自己肯定感が高かったから、言えたことです。
「二番目でもいいから、付き合う」という選択肢が、彼女にはなかったのですね。
また、ある男性はふたりの女性の間で迷っていました。
一人は、「俺が連絡すれば、会いに来てくれる女性」で、もう一人は、男友達も多く、いわゆる自由奔放な女性です。
あまりの自由奔放ぶりに、彼は「もう連絡するのやめるわ」とLINEしたそうですが、そうしたら「わかった」と返信がきて…。
結局彼は、また自分から連絡を再開したそうです。
彼の見た目のタイプで言うと、明らかに前者の女性なのですが、結局彼は後者の女性とお付き合いをし、結婚しました。
前者の女性はキープにされてしまったのです(でも、最初は彼女のことをいいと言っていた!)。
そして、キープにならない女性というのは、やっぱり自己肯定感が高い、ということがわかります。
自己肯定感が高い女性って、魅力的に見えるんです。
キープにならない女性は、「大切にされていない」と感じたら、ちゃんと距離を取ることができます。
しかしキープされてしまう女性は、「大切にされていない」と感じていても、それでも一緒にいたいんですね。
大切なのは、あなたはどうしたいか
一番大切なのは、あなたは「どうしたいのか」ということです。
人は誰かに言われたから「こうする」とか、「こうしなきゃ」で動いても、本心が違えば、必ずわだかまりが残ります。
「本当にこれでよかったのか?」と延々と悩みつづけます。
だから、とことん「私はどうしたいのだろう」と自問していくこと。
衝動ではなく、しっかり自分に問いかけることです。
自分が「こうしたい」と思ってやったことが、あなたにとっての幸せであり、あなたにとっての正解です。
「キープでもいいから、まだ一緒にいたい」というのなら、それが今のあなたの本心であり、今のあなたの幸せなのでしょう。
「でもやっぱり、モヤモヤする」というのなら、「キープはやめたい」ということです。
本心と行動が違うと、モヤモヤという感情で教えてくれるんです。
彼より自分を一番にする
キープどうこうだけでなく、大好きな人に愛されてしまう女性って、彼が一番じゃなくて自分が一番な女性です。
彼のことは大好きだけど、自分のことも大好きだから、そんな自分にみじめな思いはさせたくないし、自分を喜ばせてあげて、自分を幸せにしてあげたい。
そんな女性がキープになるはずがありませんよね。
恋愛でなくしてはいけないものって「自分軸」なんです。
私は自分軸がないばかりにたくさん失敗をしてきましたが、自分軸で恋愛ができるようになって、はじめて「幸せ」だと思える恋愛ができました。
「私はどうしたい」で行動するようになって、恋愛がうまくいくようになりました。
と言っても、恋愛はふたりの間のものなので、相手のことを何も考えないわけではもちろんありません。
「(彼に)好かれるために」「(彼に)嫌われないように」「(彼が)離れていかないように」で行動していたのをやめた、というわけですね。
「本当は、この日都合が悪いけど、断ったら誘ってくれないかも…」などと考えて行動するのをやめた、ということ。
居心地のよさを提供する
男性って、居心地のいい女性の元へ帰ってきます。
彼にとって「都合のいい女」になるのではなくて、「居心地のいい女」になってください。
居心地のいい女とは、思い通りになる女のことではもちろんなくて、たとえば「俺のことを受け入れてくれる」女性のこと。
「キープしてしまうような、俺を受け入れてくれー!」という、そんな態度を受け入れるのではなくて、
「私はあなたのキープにはならないけど、あなたのことを否定はしませんよ」ということです。
そして、彼のことをコントロールしようとしないことです。
人は、自分らしくいられる場所が居心地がいいと思うものです。
彼が、彼らしくいられる場所を提供できたのなら、きっとあなたの元へ帰ってくるでしょう。
キープから抜け出す
もし相手の男性があなたのことをキープしているのだとしたら、彼にとっては、今はこの関係が一番いいのです。
だけど、彼にとってはこの関係が一番よくても、あなたはそうじゃないんでしょう?
だったら、キープから抜け出す。
キープから抜け出すというのは、都合のいい女にならない、という意味でもあります。
彼の都合のいい時にしか会えないのだとして、今までは「それでもいいから会いたい」と思っていたのだとしたら、それをやめる。
もちろん、こういう覚悟ができるようになるには、自己肯定感を高める必要があるでしょう。
自己肯定感という言葉を使うと堅苦しく感じてしまいますが、要するに「自分に惨めな思いをさせない」ということです。
「私は、そんな態度を受け入れるような女じゃありません」「私は、愛される価値のある女なんです」と思えるようになる、ということですね。