彼氏が心配してくれない問題も、男女間ではあるあるです。
とくに「風邪をひいたのに彼氏が心配してくれない」という女性側の不満は本当によくある!
風邪をひいた時をはじめ、夜道で変な人に会ってしまった時、仕事で嫌なことがあって落ち込んでいる時など、そのことを彼氏に伝えたけれど、とくに心配して連絡をくれる様子がない。
大きな台風がきても、彼氏からは「台風大丈夫?」の連絡なんてきやしない。
心配してくれないなんて、私のことが大切じゃないからだ!
と、かつては私も思っていました。
だけど彼氏が心配してくれないからと言って「あなたのことが大切じゃない」というワケではないので安心してください。
実際には心配はしているけれど、心配していることを伝えていないだけなのです。
彼氏が心配してくれない3つの理由
【1】心配してくれないのは信頼している証拠
私が男性心理を学んでもっとも驚いたのが、男性は心配されたくないということでした。
男性にとって心配されるということは、
「俺には力がないと思っているのか?」
「俺のことを信頼していないのか?」
「俺のことを弱い男だと思っているのか?」
と感じるのです。
なにか問題が起きた時も、「一人で乗り越えられる」ことこそ「俺はできる男だ」という証明でもあります。
だから、彼氏(男性)にとっては心配することこそ、彼女(相手)にとって失礼であると考えます。
もちろん女性に起きたことの重大さにもよりますが、風邪をひいたぐらいで心配するのは失礼だろう、大人なんだから風邪ぐらいで心配しなくてもいいだろう、と考えているのですね。
彼氏が心配してくれないのではなくて、心配していたとしても、わざわざそれを伝えないだけなんです。
母親と父親を見ていても、たいてい心配してくれるのは母親のほうでしょう?
父親も心配はしているけれど、それを口にしないだけなんですね。
【2】心配してほしいことに気づいていない
女性は、身近な人が風邪になった時や、落ち込んでいる時は心配しますよね?
相手が彼氏であれば、「心配しないなんて冷たい女だと思われそうだ」とさえ思うかもしれません。
そして女性は、彼氏から心配されることで、大切にされているんだなと愛情を感じますし、反対に、気にかけてもらえないと「もしかして大切にされてないのかも?」とモヤモヤしたりイライラしてしまいます。
男性は「彼女が望むこと、喜ぶことをしてあげたい」と思っています。
しかし、女性がなにを望んでいるのかは、直接伝えないと男性にはわからないことも多いのです。
とくに「困っている」など助けが必要なときは、ちゃんと「助けて!」とお願いしないと男性は動きません。
「助けて!」と頼まれたら手を貸すのが優しさだから。
頼まれてもいないのに手を貸すと、相手を信頼していないことになるからです。
もし彼氏に心配してほしいのなら、そのことを彼氏に伝えないと、彼氏は気づきません。
もちろん直接彼氏に言ってもいいのですが、たとえば一緒にテレビを見ているときに、さりげなく「あんな風に心配してくれたら嬉しいよね」なんて伝えると、
「そっか、彼女は心配されると嬉しいんだ」と学んでいきます。
彼女はこうすると喜ぶんだ、こうされるのが嬉しいんだと学ぶと、男性は言わなくてもやってくれるようになります。
なので、これまでの恋愛で「女性は心配してほしいんだな」とわかっている男性もいます。
そうするとちゃんと心配してくれるワケですが、中には「前の彼女は心配されると嬉しいようだったけど、今の彼女はどうだろう?」と考える男性もいます。
なぜなら、自分は心配されたくないからですよね。
女性が男性の気持ちがわからないように、男性も女性の気持ちはわからないのです。
たとえば「男性は落ち込んでいる時は一人にしてほしい」ということを知らないと、彼氏が仕事でトラブルがあって落ち込んでいる時に、「大丈夫?何かできることある?」と聞いてしまうかもしれません。
しかし彼氏は、彼女に心配されることで「俺には一人で乗り越えられないと思っているのか?」と感じてしまうのですね。
男性にとっては心配しないことが愛情であり、女性にとっては心配することが愛情なのです。
彼氏が心配してくれないのも、愛情のうち。
もし彼氏が心配してくれないことを不満に思うのなら、「心配されることが嬉しい」「心配してくれてありがとう」など、心配してくれることが嬉しいんだ、ということを伝えてみましょう。
【3】心配することに慣れていないだけ
私は昔から男友達が多いタイプなのですが、気づいたことがあります。
たとえば大きな台風が来たとき、数人の男性は「台風すごいね!ハナちゃんのところは大丈夫?」などと心配して連絡をくれます。
「私に気があるんじゃないの〜?」なんて思いながら返信してましたが(笑)、このように心配して連絡をくれる男性は、妹や弟がいる場合が多いのです。
つまり、小さい頃から女性を心配すること、誰かを心配することをやってきているのですね。
だから、サラリと女性を心配できてしまいます。
反対に、末っ子で育ってきた男性は、兄弟から心配されて育ってきています。
私も長女だからわかりますが、ずっと弟の面倒を見てきた立場であり、学校のことや風邪をひいたときなどは心配していました。
当然「弟が私を心配してくれる」なんてことはなかったです(心では心配してくれていたのかもしれませんが)。
長女が甘えることに慣れていないのと同じですね。
心配することに慣れていないと、なんだか気恥ずかしさもあって、彼女に対して「風邪、大丈夫?なにか買っていこうか?」と言えなかったりもするのです。
「夜道危ないから」などと心配して口にすることだって、気恥ずかしい。
これは私の経験談ですが、当時お付き合いをしていた彼氏の家に向かうとちゅう、変な男性に出会ってしまったんです。
かなりの恐怖でしたが、彼氏にそのことを報告すると「なにその変な人!」と笑われるだけ。
彼氏はお姉さんが2人いる末っ子でした。
そして後日、共通の男友達に「この前、○○くん(彼氏)の家に行く途中に、こういう変な人に会って…」と話すと「えっ!大丈夫だったの?」と心配をしてくれて。
「○○くん(彼氏)なんて心配してもくれなくて、逆に笑われた!」と話したら、「アイツ心配してくれなかったの?」と言ってくれたその男性は、妹がいる男性なのでした。
ちなみに彼は女の子大好きなタイプで、女性にも慣れている人。なので、女性を心配することに慣れていたんですね。
兄弟編成が関係ない場合ももちろんありますが、男性に甘えるのが気恥ずかしい女性もいるように、女性を心配することが気恥ずかしい男性もいるのです。
彼氏が心配してくれないのは大切に思ってないからじゃない!
ここまで読んでいただいてお分かりのとおり、彼氏が心配してくれないからと言って、あなたのことを大切に思っていないわけではありません。
よくある「風邪をひいたのに心配してくれない」なんて、彼氏にとったら心配するほうが彼女にたいして失礼だと思っている場合が多いんです。
それを「心配してくれない」とモヤモヤしたりイライラしてむくれるのではなく、可愛く「なんか風邪で心細くて…LINEしちゃった♡」って言う。
そして彼氏が心配して返信をくれたら「心配してくれてありがとう♡」。
そうすると彼氏は「心配してくれると嬉しいんだな」と学ぶのです。