彼氏がほしいと思っているのに、ずっと彼氏ができなかったり、片思いしている相手になかなか振り向いてもらえなかったり、友達以上恋人未満のグレーな関係が長くつづいていたりすると、次第に、
「私のどこがダメなんだろう」
「なんで私は選ばれないのだろう」
と、気づけば無意識に、こんなことを考えるようになったりします。
だけど、この思考は、なるべくならやらないこと!です。
人間は、問いかけ次第で意識するものが変わってきますし、ふだんから意識しているものが拡大していきます。
なので当然、
「私のどこがダメなんだろう」
「なんで私は選ばれないのだろう」
なんて考えるようになってしまえば、
自分はダメで、自分は選ばれないという現実がますます拡大していってしまいます。
そして、
「私のどこがダメなんだろう」
「なんで私は選ばれないのだろう」
なんて自分に問いかければ、あなたの脳はその答えを探し始めます。
つまり、自分のダメなところ、選ばれない理由を探しをはじめます。
「顔が可愛くないからだ」
「性格が明るくないからだ」
「スタイルがよくないからだ」
「ネガティブだからだ」
などなど。
こうやって自分のダメなところに注目するようになってしまい、「自分はダメだ」という意識がますます強くなっていくのですね。
私も長ーい片思いをしている時には、次第に「なんで私じゃダメなんだろう」って、気づけば無意識に考えるようになっていました。
彼を振り向かせたくて、ネットなどで仕入れたテクニックを使ってみるも、まったく進展がないどころか、関係が悪くなったりして、
「こんなにテクニックを使っているのに、なんでダメなんだろう」などと考えてしまっていたものです。
そして、やっぱりずーっと片思いのままでした。
(今にして思うと、自分の考え方をまったく変えずに、やみくもに恋愛テクニックだけに頼っていたから、振り向いてもらえなかったのですね)
ひとつ言えることは、あなたは全然ダメじゃない。
何度もいいますが、「自分はダメ」だと思えば、ますますダメになっていくだけです。
自己否定していても、いいことはなにひとつありません。
人間、ダメなところがあるから、いいところがより魅力となります。
不安を知っているから、安心という感情を感じられますし、不足を知っているから豊かさを感じることができます。
つまり、どちらも必要なんです。
だから、自分のダメなところに注目して、ダメなところを改善しようとするよりも、いいところをもっと伸ばしていったほうがいいのですね。
たしかに、恋愛がうまくいかないと自信をなくしてしまいますよね。
そして次第に、
「私のどこがダメなんだろう」
「なんで私は選ばれないのだろう」
と、考えてしまう気持ちもわかります。
だけど、これまで書いてきたように、このような問いかけを自分にしていれば、状況は変わらないどころか、悪い方へ向かっていくかもしれません。
選ばれない現実が続いてしまうだけです。
だったら、問いかけを変えればいい!
「私は、どうしたいんだっけ?」
「私は、なにを望んでいるの?」
って。
そうすると、
「私は彼とお付き合いがしたい」
などと、答えがでます。
そして、もし、グレーな関係がずーっと続いているのなら、
「しばらく連絡するのはやめてみようかな」
「もう自分から会いに行くのはやめようかな」
「その間に、もっと綺麗になっちゃうぞ!」
などと、行動が変わります。
行動が変われば、そう、結果も変わってきます。
「私のどこがダメなんだろう」という問いかけのときは、自分のダメな理由を探します。
ダメな理由を探して改善したいと思っているのかもしれませんが、頭のなかでは常に自分のダメな部分に焦点が当たることになってしまい、自己否定が強まってしまいます。
しかし「私はなにを望んでいるの?どうしたいんだっけ?」と問いかければ、自分の望む方向へ視点が定まります。
視点が定まれば、望む結果を導いていけるようにもなるんですね。
よくカーナビに例えられますが、カーナビって目的地を入力しないと、その場所へ行くことができませんよね。
それと同じです。
いつもいつも「私は彼とおつきあいしたい!」と意識すればいいというわけではなくて、
(こだわるほどに、相反して抵抗が出てくる場合もあるので、顕在意識では忘れているぐらいでもちょうどいい)
「私のどこがダメなんだろう」
「なんで私は選ばれないのだろう」
などと問いかけてしまい、目的地から逸れてしまった際には、もう一度「自分がどうしたいか?」と問いかけなおして、目的地を入力してあげるといいのです。