人は自分にないものを持っている人に惹かれる傾向があるので、彼氏との価値観や考え方に違いが出てくるのは当たり前です。
内向的なタイプの人が外交的なタイプの人を好きになった場合、「飲み会ばかり行くのが不満!」など、当然、不満だってでてきます。
そういう人を好きになったのだから、仕方がない。
とは言え、不満を抱えたままの関係は長くつづかないでしょう。
かつての私は不満を口にすると嫌われるかもと思って言えないクセに、「察して!」とばかりに不機嫌な態度になる、まさに愛されない彼女。
不満をためこむと、それは必ず相手には不機嫌となって伝わります。
だったらどうしたらいいのか?
今回は彼氏への不満の伝え方を中心に、書いていこうと思います。
彼氏への不満をただの違いだと受け入れてみる
「彼氏のこういうところが嫌だ」
「彼氏にもっとこうしてほしい」
不満を不満と捉えるから「彼氏の嫌なところ」として扱ってしまいますが、不満に思う部分は、ただの違いです。
連絡をたくさん取り合いたい人と、そうでない人がいる。
趣味を楽しみたい人と、趣味がない人がいる。
違いだと思えば、相手に自分の意見を言えばいいだけなんですね。
相手を思い通りにしたがるから不満になります。
大切なのは、相手の価値観・考え方もちゃんと受け入れたうえで、自分の意見も言うこと。
自分のことを受け入れてくれる相手に、人は心を開きます。
「(あなたは連絡しなくても平気な人だよね)だけど私はたくさん連絡を取りたい人です」
こんな風に自分の意見を言える女性って愛されます。
意見を言えずに不満をため込んだり、「なんで連絡してくれないの?」「飲み会ばっかり行くじゃん!」などと責めるから、恋愛がうまくいきません。
彼氏への不満の伝え方① 甘える
以前日テレでお昼にやっている『ヒルナンデス』を観ていたら、こんな場面がありました。
男性芸能人が、女性に着て欲しい服をコーディネートする対決で、テーマは「中目黒でお花見デート」だったんですね。
俳優の瀬戸利樹さんが見事1位だったわけですが、コーディネートを披露した際に、「待ち合わせで彼女に言って欲しい言葉」で、ひと芝居することになっていました。
さて、瀬戸利樹さんが彼女に言われてキュンとくる言葉、なんだったと思いますか?
それは「歩幅合わせて!」というものでした。
(怒った口調ではなくて、ちょっぴり甘えたような拗ねたような口調で「ねぇ、歩幅合わせて♡」みたいな感じですよ!)
男性って、歩くのが速い時があるので、ゆっくり歩いてくれるだけで、女性からすると「優しいなぁ」ってキュンときたりしますよね。
歩くのが速いと感じたときに、つい「速い〜!」とか「もっとゆっくり歩いてよー!」なんて言ってしまいそうですが、それを「歩幅合わせて♡」にするだけで男性はキュンとしてしまうのです。
責めているのか、可愛らしく自分の要望を伝えているのかの違い。
それにしても「歩幅合わせて」なんて言葉、なかなか瞬時には出てこないですよね。
私も「ちょっと、待って〜!速いー!」ってそのまま口にしていましたが、男性目線って面白いなぁと感じました。
男性には「どうして欲しいか」までを伝えることが本当に大切で、それを責めた口調で伝えるのではなく、できれば甘えて言うと願いを聞いてもらいやすくなります。
たとえば、いつも家でのデートで、お出かけしてくれないという不満があるとしましょう。
そんな時は「なんでいつも家ばっかりなの?全然出かけてないじゃん!」ではなく、「たまにはどっか連れてってよー!」と責めるのでもなく、
「たまには、どっか行きたいなぁ♡」と甘えてみる。
男性は基本的には彼女を喜ばせたい!と思っているので、彼女がどうしたら喜ぶかを知りたがっています。
彼氏への不満の伝え方② 褒める
もうひとつ、彼氏への不満の伝え方に「褒める」というものがあります。
たとえばトイレの蓋を閉めないとか、服を脱ぎっぱなしのまま放置するとか、そういう不満にたいしては褒めるにかぎるんですね。
「もぉー!いつもトイレの蓋開けっぱなし!」と責めるのではなく、まずは「トイレの蓋、閉めてほしい♡」って伝える。
で、もしある日、トイレの蓋を閉めてくれたら褒める、感謝する。
「トイレの蓋、閉めてくれたんだ、ありがとう」って。
トイレの蓋を閉めたぐらいで大げさな!と思うかもしれませんが、ここはもう、小学生の男の子を相手していると思って、やってみてくださいね。
男性はいつまでも子供なところがあります。
恋愛で大切なのは『北風と太陽』の太陽コミュニケーションなんです。
私がずーっと愛されない女、恋愛ベタな女をやっていたときは、北風コミュニケーションで彼氏を思い通りにしようとしていました。
自分を変えようとする彼女を「大切にしよう」なんて思う男性はいませんよね。
彼氏への不満って、「彼氏を思い通りにしたい」という欲求からきます。
だから不満を不満として伝えても、相手は変わらないどころか、心が離れていきかねない。
恋愛上手な女性は、男性を褒めて、うまく手のひらの上で転がしているんです。