いきなりですが、私はトイレが近いです。なので家のトイレットペーパーはすぐになくなってしまいます。世間一般の平均がどれぐらいかはわかりませんが、我が家のトイレットペーパーはすぐになくなるという思い込みが強いです。
だから、しょっちゅうドラッグストアでトイレットペーパーを買っている気がしています。
それで先日、なんとなく「そろそろトイレットペーパーを買う頃だな」と思っていました。トイレに行くと、やっぱりトイレットペーパーは残り1ロール。「明日にでも買いに行こう」と思いました。
そして数時間後、再びトイレへ行きました。そうしたら、なんと・・・トイレットペーパーが2ロールあるのです!
もちろん、マジックでもなんでもありません。
トイレットペーパーが残りすくないだろうから、そろそろトイレットペーパーを買う頃だな、と思っていた私には、残り少ないトイレットペーパー(1ロール)が見えていたんです。
そこにあるはずの、もう1ロールのトイレットペーパーが見えていなかったんです。
これには、自分でも、自分の思い込みの強さに驚きました。
そしてまた別のお話ですが、誰かが「インスタグラムの自分の投稿の”いいね”の数が見れなくなった!」と言っていました。
「そっか、もう”いいね”の数が見れないのか・・・」と思って、その後インスタグラムを開くと、たしかに自分の投稿に”いいね”された数が見えなくなっていました。
で、このことを知り合いに話すと・・・
「え、見れるじゃん、ほら」と、いいねの数の確認の仕方を教えてくれました。
これもやっぱり思い込みだったんですね。
「もう”いいね”の数が見れない」と思い込んでいた私は、”いいね”の数を確認する方法を見つけようともしませんでした。
すぐに見ることができるのに・・・。
「もう”いいね”の数が見れない」という誰かの言葉を聞いていなければ、いつもの私なら普通に”いいね”の数を確認する方法を見つけていたでしょう。
脳は見たいものを見る
人は目で見ている、と思っていますが、じつは脳で見ています。
そして脳は、自分が見たいものを見るようにできています。
トイレットペーパーがないと思っていた私には、もうひとつあるはずのトイレットペーパーが見えなかったし、”いいね”の数が見れないと思っていた私には、”いいね”の数が見れなかった。
みなさんにも、これと似たような経験はこれまでにきっとあるのではないでしょうか?
探し物をしていても「ない」と思っているから、あるのに見えない。あとから見つかった時に「あれ?ここ探したはずなのに!」なんてことがあります。
そして、さらに言えば、脳は自分が見たいものを見るし、見たいように現実を変化させてしまいます。
ということはつまり、あなたが
「私は可愛くないから愛されない」
「私は若くないから愛されない」
と思い込んでいれば、そうゆう風にしか現実を見れていません。実際は愛されているし、愛されるはずなのに、現実を変化させてしまっているのです。
そんな風に思っている女性のまわりには、女性を見た目で判断する男性や、女性を年齢で判断する男性ばかりが、なぜか現れます。そして、「やっぱり顔は大事だよね〜、やっぱり年齢って関係あるよね〜」という思い込みをさらに強めていくのです。
このループを断ち切るには、思い込みを断ち切ることです。
「愛されない」と思い込んでいるから「愛されてる」が見えない
彼に愛されていないという思い込みが強かったり、どうせ私は彼に愛されるような魅力がないと思っていると、本当はあるはずのものが見えなくなってしまいます。
本当はあるはずのものとは、彼のあなたへの愛です。
たとえば、彼が友達とは毎週会っているのに、あなたとは2週間に一回ぐらいだったとします。
愛が見えない女性は、「私より友達と会う方が楽しんだ・・・」とひねくれてしまいます。
しかし愛が見える女性は、私のことを思って2週間ペースなんだ、と気づくことができたりします。つまり、彼の愛を見つけることができるんですね。
「彼女も自分の時間が欲しいだろうから」と、彼なりに彼女のことを考えているのかもしれないのです。
男性は自分の愛を受け取ってほしいと思っていますし、受け取ってくれる女性にどんどん愛を与えます。
しかし愛をあげても、気づかれない、受け取ってくれない・・・それどころか「愛されてない!」と不満げな態度をとられる。これでは、男性は愛をあげるのをやめてしまいます。
彼に愛されてない、のではなく、ただ単に、彼の愛が見えていないだけ。
だとしたら、脳にあなたが見たいものをちゃんと教えてあげてください。
彼の愛が見えはじめ、彼の愛を受け取っていけるようになると、ますます彼はあなたに愛をくれるようになります。