ある男性に奥様との馴れ初めを伺いました。
そもそもは男性が奥様を好きになったそうで、
「こんな優しい女性に出会ったことがない!」
と、恋に落ちてしまったのだそう。
うわべだけの優しさではなく、
こびている優しさでもなく。
根っから優しい人なんだなぁ、
思いやりのある人なんだなぁ、
というのが伝わってきたのだそう。
女性が「優しい人が好き」というように、
男性も「優しい人が好き」です。
いや、むしろ男性のほうが優しくされたいと思っているかもしれません。
男性は基本的には女性に優しい。
だから女性は、優しくされる機会が多いです。
一方で、
女性は男性にはあまり優しくしません。
だから男性は、女性に比べて優しくされる機会がうんと少ないんです。
そして、男性は女性よりストレスに弱い面があり、傷つきやすい。
だから女性には癒されたいと思うし、
癒してくれそうな優しい女性が好き。
といっても、
男性の優しさと、女性の優しさは少し違っていて、
男性が求める女性の優しさとは、
ひと言で言うなら、聖母マリアのような優しさ。
男性はやっぱりどこかマザコンなところがあります。
だからといって、
男性を心配したり、
男性の世話をやいたりと、
彼の母親のようになってしまうのは、
よくありません。
男性は女性に心配されることを嫌うし、
女性が男性の世話をやけば、
男性は女性に尽くす喜びを見出せません。
時に、うっとおしく思ってしまうでしょう。
女性は男性に心配してもらえることで
彼の愛情を感じるし、嬉しく思います。
しかしだからと言って、
男性も女性にそれを望んでいるかといえば、
そうではないのですね。
そうではなくって、
男性が女性にもとめる優しさとは、
あたたかく見守ってくれるような優しさ。
いつも微笑んでいて、
慈愛に満ちていて、
思いやりがある。
男性と長くおつきあいしていく上で、
男性といい関係を築いていく上で必要なのは、
恋愛テクニックより思いやり
だと思っています。
相手を思いやる気持ちがなければ、
けっしていい関係が長くはつづかないし、
男性の心を動かすのも、思いやりです。
「なんで○○してくれないの?」
「もっと○○して!」
と、
男性の気持ちより、男性の状況より、
自分のことばかりを考えてしまう女性が多いなか、
思いやりのある女性が現れたときのインパクトは大きい。
これまで彼が付き合ってきた女性が、
自分の要求ばかりをうったえて、
自分ばかりが被害者だとうったえるような女性だったなら、
なおさら、
思いやるのある優しい女性に出会ったときの、
「この女性は手放したくない!」
は大きなものとなります。
最初にあげた男性も、
これまで出会った女性はみんな、
どこか冷たいところがあり、
思いやりに欠けていたと言います。
しかし奥様と出会ったときには、
穏やかで優しくて、
「こんな優しい女性が世の中にいるんだ!」
とやはり衝撃を受けたとのこと。
女性にありがちなヒステリックさとは無縁のような女性ですね。
女性が男性の気持ちがわからないように、
男性もまた、女性が求めることがわかりません。
だから、
「わたしが好きなら○○してくれるはず」
「○○してくれないから好きじゃないんだ」
という女性のあなたのモノサシで判断してしまうと、
「彼が○○してくれない」
という理由で、愛されている実感をもてず、
愛されている自信がなければ、
彼に思いやりをもという、という気持ちさえなくなってしまいます。
なので、
女性のあなたのモノサシで彼の気持ちを勝手に決めることはせず、ただ彼に対しては、人としての思いやりを寄せること。
思いやりのある優しい女性を、
手放そうとはしませんから。