女性は察する能力に長けているので、
言葉の裏に隠された、
本当の思いを敏感に感じとることができます。
それがまぁ、いい時もあれば、敏感すぎて困る時もありますが・・・。
一方で、男性は、女性の言葉をそのままに受け取ります。
(よっぽど女性慣れしている男性や、恋愛経験が豊富な男性の場合は、女性の気持ちに敏感なので、気持ちを察することができる人もいるでしょう)
だから、男性に気をきかせたり、遠慮したりして、その裏の思いを感じ取ってもらおうとしても無駄です。
たとえば、
彼に負担をかけたくなくて、
「誕生日プレゼントはいらないよ!」
と言ったとします。
しかし、言葉の裏では、
「そうは言っても、誕生日だもん、きっとプレゼント用意してくれるよね?」
なんて期待をしているものです。
それで・・・
結局彼は、誕生日プレゼントをくれなかった。
自分で「誕生日プレゼントはいらないよ!」と言いながら、ガッツリ落ち込んでしまうわけですね。
だけど、彼の行動に、
”愛”がないわけではありません。
あなたが「誕生日プレゼントはいらない!」と言った、その言葉をそのままに受け取っただけです。
彼は、本当に、あなたは誕生日プレゼントがいらないと思っています。
「誕生日に興味がない子なんだな」
「欲しいものがないんだな」
「プレゼントとか迷惑なんだな」
などと、思うのです。
よかれと思って、プレゼントをあげないのです。
だから、本心とは真逆のことを言ってしまって、それで彼が期待通りに動いてくれなくても、落ち込む必要はないのです!
「わたしのことそんなに好きじゃないのかな・・・」
なんて不安になる必要はないのです。
女性も、男性の気持ちはわかりませんが、
それ以上に、男性は女性の気持ちがわかりません。
女性の考えていることが、わからないのです。
だから、誕生日プレゼントがほしいなら、
「いらない」とは言わないこと。
彼に気をつかったり、遠慮をしたり、
はたまた、
自分をよく見せようとしたり、彼を振り向かせようとして、
本心とは違うことを言い、
それで、期待していた通りのことを彼がしてくれなくて、ショックを受けるのは見当違いなのです。
彼とのなかなか進展しない関係に業をにやし
「もう疲れた・・・」
なんて口走ってしまおうなら、
彼はそのまま、「そっか、疲れたのか」と思います。
じゃあ、そっとしておこう、と思います。
たしかに、本当に疲れてはいるんだけど、
女性は、「疲れた」の裏にある思いを察知してほしいんですね。
気持ちに気づいてほしいんですね。
「俺がハッキリしないから疲れたのかな。じゃあちゃんと気持ちを伝えなきゃな。」
って察してほしいし、なにか行動にうつしてほしいんです。
だけど、男性はなかなか、女性が思っているように言葉の裏を感じ取れません。
そんな男性の態度に、余計にモヤモヤが増えるだけです。
だから、
なにか要望があったり、伝えたいことがあるのなら、ちゃんと本心を話すこと。
本心を言えないのは、よく見せたい、嫌われたくない、という思いが根底にあるからです。
だけど、
男性も、へんな遠慮や気遣いは嬉しくありませんし、それで「察してくれない!」と不機嫌になられたら、たまったものじゃありません。
ほしいものは、ほしいと言う。
してほしいことは、してほしいと言う。
断られたら嫌だなぁ・・・と思って言えない気持ちもわかりますが、男性だって、あなたの願いは叶えたいと思っています。
それでも男性にも都合がありますし、
断られたら、あっさり引き下がればいいだけ。
そもそも、ちゃんと伝えないと、
あなたがなにをしたら喜ぶのか、
なにが嬉しいのか、彼にはわかりません。
男性は女性を喜ばせたい。
だけど、どうすれば喜ぶのかがわからない。
だから、ちゃんと教えてあげるんです。
それで、あなたの喜ぶ顔が見れたら、
男性は満足するんです。
そうやって、どんどんあなたにのめり込んでいくんです。
男性は、あなたの言葉をそのままに受け取ります。
だから、ちゃんと本心を伝えてコミュニケーションしていくのが大切です。
本心を伝えずに、
「言葉の裏を読み取って」
なんて期待をして、
それで、期待通りにことが進まず、
勝手に落ちこんでしまう。
そうやって、自ら、彼との関係をこじらせているんですね。
本心を伝えるのは勇気がいる時もありますが、
本心を伝えることを心がけることで、恋愛はもっと簡単に進んでいきますよ。