私が愛されなかった恋愛をしていた頃はやっていて、愛される恋愛ができるようになってやらなくなったこと、それが、先回りすることです。
というより、先回りするのをやめたら、愛される恋愛ができるようになった。
仕事では先回りした行動ができる女性が重宝がられても、恋愛の場面ではそうじゃない。
私は「気が利く女性が愛される」と、なぜだかずーっと思っていたし、そう思っている女性も多いと思いますが、
実際にはそうじゃない。
先回りした行動ができる女性ほど、なぜだか愛されない恋愛への道を進んでしまったりするんですね。
恋愛では女性は先回りしなくていい
恋愛では女性は先回りしなくていい。
なぜなら、先回りされたいのは女性のほうだから!
男性が、あなたのために素敵なお店を予約してくれて、寒いかもしれないと、あなたのために膝掛けを用意してくれて、あなたとの会話からあなたの行きたい場所をリサーチして、連れて行ってくれる。
(むかし、私のためにリュックにマフラーを忍ばせていた男性がいて、キュンときたことがあります♡)
こんなことをされたら嬉しいでしょう?
キュンときちゃうでしょう?
もっと好きになっちゃうでしょう?
恋愛の場面で先回りするのは男性であって、女性はしなくていいんですね。
これは恋愛がうまくいく法則のひとつなんだけれど、自分が男性にしてほしいことは、しない。
一方が「会いたい」って言う方になれば、もう一方は「会いたい」って言われる方になる。
女性がいつもいつも「会いたい」って言う方だったら、男性はいつもいつも「会いたい」って言われて「会ってあげている」方になる。
一方が尽くせば、もう一方が尽くされる方になる。
一方が先回りすれば、もう一方は先回りされる方になるんですね。
これじゃあ、いつまで経っても、女性が先回りされる方にはならないんです。
男性は先回りされたくない生き物
彼が困っているようだから、彼の役に立ちたくて、その悩みを解決する方法を率先して調べる。
そしてご丁寧にLINEで教えてあげる。
こういうことをやって欲しいのも、やっぱり男性ではなくて、女性です。
男性は、「助けて」って言ってないのに、勝手に助けられても嬉しくない。
男性は自分ひとりの力で解決したいし、勝手に助けられると、「俺をそんな弱い男だと思っているのか?」なんて感じてしまう。
男性は、どんなときも信頼してほしいのです。
女性には察する能力が備わっています。
本当に相手が助けてほしそうだと感じたのなら、助ければいいんですね。
恋愛では女性は先回りすると可愛くなくなる
男性って、好きな女性の笑顔が見られればいいし、ありがとうって言われればいいし、彼女が楽しそうで、喜んでくれれば、それでよかったりします。
しかし!
女性はそうじゃない。
女性は愛が欲しくてたまらないし、大切にされている実感がほしい。
女性が先回りすることの裏には、無意識でも、見返りを求めている気持ちがあるんです。
彼の笑顔が見られればいい、彼が喜んでくれればそれでいい。
たしかにそれも嬉しいけれど、それだけじゃ満足できないのが女性であって、やっぱり愛がほしくて、大切にされたいんです。
仕事なら、先回りした行動をすることで、「ありがとう、○○さんは気が利くね。」と感謝されるという見返りがもらえれば満足かもしれない。
しかし恋愛となると「ありがとう」だけじゃ満足できない!
「○○ちゃんは気が利く素敵な女性だよね」なんて言われるだけでは、到底満足はできないのです。
先回りした行動をしても、思うような愛はもらえず、大切にされている実感もなければ、女性はだんだん疲れてきます。
勝手に先回りしておいて、だんだん疲れてくるんです。
そして、可愛くない女になってしまう。
そもそも男性は、女性に先回りして欲しいなんて思っていないので、先回りしたからと言って、愛情をもらえるかと言ったらそうじゃないのですね。
女性は先回りするのではなくアシストする
私が愛されない恋愛をしていた頃は、当時の彼氏との会話のなかから、彼氏が好きな料理を覚えておいて、それを作ったり、彼氏が行きたい場所を覚えておいて、そこに行こうと提案したりしていました。
彼氏が困っていれば、私がどうにかして力になりたいと解決策を調べてLINEしたり、彼氏が欲しいものをチェックして、それをプレゼントしたりしていたんです。
彼氏はやっぱり喜んでくれました。
だけど、喜んでくれたからと言って、思っているように愛されることはなかった。
だってこれでは、男性は彼女の役に立つことはできないから。
「好きな女性の役に立ちたい」という男性の大きな楽しみを、私は平気で奪っていたんですね。
もちろん、会話の中から相手の好きな料理をリサーチしたりするのは、悪いことじゃない!
好きな人に、好きな料理を作ってあげたいというのは、自然なことだから。
わざわざ苦手なものを食べさせたいなんて思わないもの。
だけど、当時の私は、それを積極的にやっていたんです。
先回りした行動をすることに、一生懸命になりすぎていたんです、なぜなら愛されたかったから。
自分が「こうされたら嬉しい♡」ことを、相手にやっていたんですね、そうすると愛されると思ったから。
女性がすべきなのは先回りではなくて、アシストです。
男性は女性にくらべて察することができないし、気が利かない。
女性のように先回りできる男性が少ないのは事実です。
だから女性がついつい先回りしてしまうんだけれど、相手をただただ信頼して、アシストに徹するのが愛される女性なんです。
アシストというのは例えば、あなたがされて嬉しいことや、行きたいところを会話のなかで、さりげなく伝えること。
あなたを幸せにする方法を、あなたが教えてあげるんです。
ここだけは、サボらない。
見返りを求めない先回りが愛される
女性は先回りしちゃ絶対ダメ!なんてわけではんもちろんなくて、先回りしてもいいんです。
たとえばドライブデートでは、相手が長時間運転してくれるなら、好きなドリンクを用意しておくとか、そいう先回りはどんどんしてもいい。
これって感謝の気持ちだから。
男性だって「俺のことを想ってくれてる」というのは嬉しいものなんです。
なので過度に先回りしちゃダメ!なんて思う必要はないけれど、ただ彼を信頼することだけは忘れない。
「どうせ彼は…」なんて諦めず、彼のことを信頼する。
そして、愛されるための先回りなら、やらない方がいい。