男性は女性から心配されるのが好きじゃありません。
これは私が男性心理を勉強して最も驚いたことであり、たしかに振り返ってみると、体調を心配するLINEを送っては返信が来なかったり、なんだかそっけない「ありがとう」だったりしたものです。
だけどやっぱり、大切な人が辛そうだったら心配になりますよね。
心配だけど、「男性は心配されるのが嫌だから、LINEしない方がいいよね?」
でも「彼のことが気になるからLINEしたい!」
どうすればいいの?という悩みが出てくるのです。
結論から言うと、男性は心配されるのが嫌いだけど、心配してはダメというわけでは、もちろんありません。
心配してくれるのがうざい場合もあれば、人間だもの、やっぱり嬉しい場合もちゃんとあります。
「心配してくれる彼女がいて、俺は幸せものだ」と思うものです。
心配してくれる彼女が「うざい」場合
男性が彼女から心配されて嫌がる理由は、以下になります。
・俺はそんな弱い男じゃない
・俺はそんなダメな男じゃない
つまり、「俺は信頼されていない」と受け取るので、彼女から心配されることを嫌がります。
「カッコいい俺」が大切な男性にとって、弱っている俺はカッコ悪いので、彼女には見せたくないのです。
人って、相手がどんな風に自分を見ているかを、なんとなく感じ取りますし、相手の無意識に反応します。
だから、以下のような気持ちがあって彼氏を心配するのなら、そんな彼女をうざいと感じます。
・彼氏を子供のように心配する
・心配するいい女を演じている
・彼氏のことを実は少し見下している
・彼氏に構いたいだけ
見下していると言うと言いすぎですが、彼氏のことを「こういう部分がダメだから」などと、普段から彼氏を若干できない人だと思っていると、そういった思いは言葉の端々にあらわれてしまいます。
人は無意識で行っていることが95%を占めると言われ、自分でも気づかないうちに現れてしまうんですね。
だから、普段から「彼はできる男だ」と信頼することが、二人の関係においてとても重要です。
また単純に、彼氏を追いかけている立場(構いすぎている立場)なら、彼女から心配されることがうざったく感じます。
反対に、自分が好きで追いかけているような女性から心配されたら嬉しくなるものです。
心配してくれる彼女が「嬉しい」場合
「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」という言葉を聞いたことがある女性も多いと思います。
人間にとって、関心を持たれないことは最も辛いことなのです。
自分のことを気にかけてくれない、心配してくれないよりは、やっぱり心配してくれる彼女がいることは、男性にとっても幸せなことです。
彼女が心配してくれることが「うざい」のか「嬉しい」のかの大きな違いは、女性のほうが、本当に心から彼氏のことを思って心配しているかどうかです。
彼女が心配してくれることを「嬉しい」と感じるのは、「俺のことを思ってくれている」と感じるから嬉しいのです。
女性でも、たとえば母親から「ちゃんと野菜も食べなさいよ」「寒いからあったかくして寝てね」などの連絡が、うざいと感じる場合もあれば(人もいれば)、嬉しいと感じる場合もある(人もいる)と思います。
うざいと感じるときは「私だって大人なんだから、野菜ぐらいちゃんと食べてるよ」と信頼されていないと感じるからうざいと思うし、
嬉しいと感じるときは「私の体のことを思ってくれているんだなぁ」と、自分を思う気持ちを感じるから嬉しく思います。
これは「受取手の問題なんじゃないの?」と思うかもしれませんし、たしかにそれも一理ありますが、本当に信頼しているときって、相手を放っておけるものなんです。
だから、ふだんから彼氏のことを構いすぎる女性は、彼氏にとって「信頼されていない」と感じるし、実際に彼女のほうも信頼していないから、放っておけない。
恋愛上手は彼氏を信頼して放っておくことができるのです。
男性にとって信頼してくれる彼女の存在ってすごく自信にもつながるし、居心地がいいもの。
男性には信頼ベースで向き合うと二人の関係はうまくいきます。
彼氏を心配するのではなく気にかける
以下の記事でも書きましたが、彼氏を心配するのではなく気にかける。
気にかけるというのは関心をもつと言うことです。
「あなたのことが心配でたまりません!」ではなくて「あなたのことを気にかけています」というスタンスですね。
と言ってももちろん、普段から気にかけすぎているのは、もはや心配しているのと同じです。
どこまで行ってもベースに信頼があることが大切です。
「最近仕事が忙しい」と言っていた彼氏に対して
「大丈夫?ちゃんとご飯食べてる?」
「大丈夫?ちゃんと休んでる?」
「あまり無理しすぎないでね」
というのは信頼のない心配。「うざい」と思うでしょう。
「今日もお疲れさま!」は気にかけています。
「彼ならこの忙しい状況でも、自分の力でなんとか乗り越えるだろう」という信頼があり、疲れをちょっとでも癒してあげたいなぁと「お疲れさま」LINEを送るんですね。
こういう気遣いが男性は嬉しいと思うのです(もちろん、毎日だとうざくなるけれど)。