私が男性心理を勉強して一番驚いたのが「男性は心配されたくない!」ということでした。
私には弟がいてお姉ちゃん気質だったこともあり、男性にたいして心配するのは普通のこと。
なにより私自身が(好きな)男性に心配されるとすごく嬉しいし、心配されないと「私のこと大切に思っていないんだ」と感じるので、男性も同じだと思っていたんですね。
そして、心配されたくないのが男性心理なら、気にかけるのもあまりよくないのかな?なんて思っていました。
しかし!
男性は自分のことを気にかけてくれる女性をどう思うのかというと…素直に嬉しいんです。
男性を心配することと気にかけることの違い
まず、男性はなぜ女性に心配されることが嬉しくないのかというと、以下のように結びつけてしまうからです。
女性に心配される=俺はダメなやつ、できないやつ、弱いやつだと思われている
つまり男性にとって女性に心配されることは「信頼されていない」ということなんですね。
男性は女性より上でありたいと思っており、なにより女性の想像を超えるぐらいプライドを大切にしています。
そんな男性にとって心配されることは、プライドを傷つける行為でもあるんです。
一方で気にかけるというのは、「あなたに関心を持っていますよ」と伝える行為です。
「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」なんて言われ方もしますが、人がもっとも耐えられないのは「無関心」であること。
女性が、好きな男性に心配されないと悲しくなるのは、女性にとって「心配してくれる」=「私に関心を持っている」と感じるから。
だけど、男性にとっての心配は、「俺に関心を持っている」ではなく「俺をできないやつだと思っている」になるんですね。
女性が、自分では気にかけているつもりでも相手の男性の反応がよくないのなら、男性は「心配されている」と受け取っているのかもしれません。
気にかけてくれる女性にたいする男性心理とは
人は自分に関心をもってくれる人を好意的に思います。
自分を気にかけてくれる女性を好きになった男性の話も、よくあります。
さきほども書いたように、人がもっとも耐えられないのは無関心であり、関心をもってくれる女性、つまり気にかけてくれる女性にたいしては、素直に嬉しいと思うんです。
過去の私もそうでしたが、恋愛ベタさんは、相手に関心をもっているのではなく、相手から見た自分にばかり関心をもっているからうまくいかない。
相手の男性の、自分にたいする気持ちにしか興味がないんですね。
好きな人に好かれる基本は、まず相手に関心をもつことです。
とくに男性は「もしかして俺のことが好きなのか?」と感じることから、相手の女性が気になりだすというのは、ものすごくよくあるパターン。
自分のことを気にかけてくれる女性にたいして「もしかして俺のことが好きなのか?」と感じ、その女性のことが頭から離れなくなったりするんです。
追いかけている女性が気にかけても逆効果
男性は、自分のことを気にかけてくれる女性にたいして嬉しく思ったり、好きになってしまうことだってあるけれど、
追いかけている女性が、相手の男性を気にかけても逆効果になりかねません!
相手の男性が「俺は追いかけられている」と感じている場合、「気にかけられる」は、ただの「干渉」になってしまいます。
思春期男子にとっての、うるさく口出しをするおせっかいなお母さんのような存在ですね。
追いかけている女性が、相手の男性を振り向かせたいと思う場合は、追いかけるのをやめるところからはじめないといけません。
そして自分の価値を上げるところがまずスタート!
男性にとってそもそも女性って価値のある存在なんです。
しかし恋愛ベタさんは、その価値を自分で下げてしまうんですね。
世に出回っている恋愛テクニックは、そもそも価値のある女性(自分で価値を下げてない女性)がやるから効果があるのであって、自分を追いかけている女性からされても、響かないんです。
たとえば、好きな男性が元気がない場合。
俺のことを追いかけている女性からの「元気ないけど、なんかあったの?」は、ちょっと鬱陶しく感じます。
しかし、職場でサラリと「元気ないけど、なんかあったの?」と気にかけてくれる女性がいたら、嬉しいと思ったりするんですね。
男性を心配せずに気にかけるコツ
心配することと気にかけることって、女性からすると曖昧ですよね。
頭で恋愛をしてしまうと「心配されたくないけど、気にかけてほしい!」という男性心理にたいして、「これは心配していることになるの?」など敏感になってしまうかもしれません。
しかし!
頭で恋愛をすると悩みの沼にハマります。
自分が相手のことを「どう思っているか」というのは、どうしても行動に出てしまい、相手もそれを感じ取ります。
なので、相手の男性にたいして心から信頼すること。
「彼はできる男だ!」「彼なら大丈夫でしょ」と心から信頼していると「心配する」なんてことにはなりません。
だから普段から「私はあなたを認めていますよー」という態度でいることなんですね。
そして「心からあなたのことを思っています」という気持ち。
「私のことを好きにさせたい!」という思いがあると、相手の男性はその下心を感じ取ります。
そして、関心をもってくれる女性ではなく、「干渉してくる女」という印象を持たれてしまうんですね。