私は仕事でずーっとマーケティングもやってきていますが、マーケティングは恋愛でも使えます。
マーケティングとはどういうことかというと、
「この商品を買いたい」
「このサービスを使いたい」
と思わせることですね。
なので、恋愛にマーケティングを持ち込むとしたら、
「彼女と付き合いたい」
と思わせることになります。
価値があると思わせる
あなたが、「この商品いいなぁ」と思ったけれど、買うほどじゃないかなぁ、と思っていたとします。
そんなとき、「いいなぁ」から「欲しい」、そして「買いたい」と思うのはどんな時かというと、その商品に「価値」があると知ったときです。
マーケティングとは、この商品には「価値」があると思わせることで、恋愛においても、あなたには「価値」があると感じさせることで、「いいなぁ」から「ほしい」に昇格することがあります。
そして、人が価値を感じるのはどういうモノかというと、「希少性」や「人気」があるもの。
同じように恋愛でも、あなたには「希少性」があって「人気」があると伝えることができれば(言葉で伝えるわけではないですよ!)、相手の男性からみて、あなたの価値があがります。
洋服屋さんの店員さんを例にあげると、「残り1着なんですー」とか「これ人気の商品で、さっき再入荷したばかりなんですー」は、人気があることで「価値」を感じさせる戦略ですね。
戦略というと大げさに聞こえますが、あなたが「欲しい」と思って「買った」ものの中には、マーケティング戦略にハマっているものも、けっこうあるはずです。
インスタグラマーさんが紹介している商品が欲しくなるのも、マーケティング戦略にハマっています。
とくにテレビCMの中には「不安」を煽って買わせようとするものも多く、恋愛にたとえるなら、いわゆる駆け引きになりますね。
【1】希少性がある
相手の男性にとって希少性がある女性とは、どんな女性かというと、「簡単には手に入らない」女性ですね。
男性が「どうやって誘おう」とか「どうやって喜ばせよう」と思考をめぐらせることなく、相手の女性からLINEがたくさん来て、誘われて、何もしてあげていないのに自分にベタ惚れ!
これでは希少性が高いとは言えませんよね。
いとも簡単に手に入ってしまうので、最初は彼女のことを「いいなぁ」と思っていたのに、男性のテンションが下がる場合があります。
そしてまた、「今まで出会った女性と違う!」というのも、希少性を感じさせます。
たとえば、あなたがこれまでお付き合いをしていた男性が「愛情表現をしてくれない」男性で、それが不満だったとします。
しかし、新しくお付き合いをした男性が、ちゃんと言葉にして愛情表現をしてくれる男性だったとしたら、「今まで出会った男性と違う!」と思うことでしょう。
そして「この人を手放してなるものか!」と思いますよね。
【2】人気がある
恋愛において人気があるとは、つまり「モテる」ということになります。
まわりの男性から人気のある女性は、勝手に価値があがります。
だから、好きな男性以外の人からもモテるのは大きなメリットですし、反対に周りの男性からの評判がよくなければ、価値がさがってしまう。
もちろん、最初から男性が「彼女が好きだー!」となれば全く気にはならないことですけどね。
なので、わざわざ自分から「モテない」アピールはしなくていい!!
明らかにモテそうな女性が「全然モテないですよ」と言っても、その発言には余裕を感じるし「そんなわけないだろ!」と思いますが、そうでなければ「全然モテないですよ」は謙遜とは捉えられず、
相手は、あなたのモテない理由を無意識に探すようになってしまいます。
「あ、こういうところがモテないんだね」なんて思うようになるんです。
欲しい「感情」をあげられる
さて、みなさんには欲しいものがありますか?
私がいま欲しいのは「ホットプレート」です。(狙ってるヤツがある)
そのお洒落なホットプレートでチーズタッカルビをしたら、週末の晩酌が「楽しそうだなぁ〜」と、妄想がふくらんでいます。
そう!
私が欲しいのは、まぎれもなくホットプレートなんだけど、本当にほしいのは、ホットプレートを使うことによって彼と「楽しい」時間を過ごしたい、という感情なんです。
たとえば、「安心」が欲しくて保険に入るのもそうですよね。
みんな、なにかの「感情」がほしくて、満たしたくて、モノを買ったりサービスを使います。
すなわち、恋愛でマーケティングをするということは、相手の男性がほしい「感情」を与えるということ。
私が恋愛ベタだった時代に、好きな人にしていたのは、ただの自分アピールでした!!
「私、こんなに可愛いよ♡」
これは、ただただ「こんなにいい商品だから、買ってよー!」と言っているようなもの。
これではヘタな店員さんです。
うまい店員さんは、「このワンピースを着てリゾートとか行きたいですよね〜」なんて、感情をゆさぶります。
そうするとお客さんは、そのワンピースを着てリゾートにいる自分を想像し「いいな〜楽しそうだなぁ♡」と、購入にいたる、なんてことが起きるのですね。
恋愛でも、
「私と付き合うと楽しいよ〜♡」
「私と付き合うと癒されるよ〜♡」
などと思わせるのが、上手なマーケティングになります。
恋愛上手はマーケティングをやっている!
かつての私をふくめた恋愛ベタさんは、
「好かれたい」
「嫌われたくない」
「傷つきたくない」
「会いたい」
などと、自分の欲求を満たすこと、自分の感情を満たして守ることばかり考えてしまうので、相手の男性のことをちゃんと見ていません。
「私と付き合うと楽しいよ〜♡」
と思わせるどころか、
「私と付き合うとめんどくさいよー!」
なんて逆マーケティングになっていたりします。
一方で、恋愛上手な女性はちゃんと相手を見ているので、自然と相手のほしいものをあげることができます。
相手のほしいものをあげる「余裕」があるんです。
そして、恋愛ベタさんは彼軸で、恋愛上手な女性は自分軸。
自分軸で恋愛をしていると、自然と希少性は高まっていきます。
自分軸で恋愛をするとは、「どう思われるか」ではなく「どうしたいか」を優先できるということ。
だから、相手の男性からみてちゃんと価値は上がっていくようになっています。