恋愛って、教科書通りにテクニックを使えばうまくいく、ってわけでもなく、私は教科書通りにやりすぎて失敗してきました。
「どうしても彼に好かれたい!」
だから、恋愛本や恋愛ブログに頼るしかなかったし、書いてあることをすればうまくいくんだ、と思っていました。
私が教科書通りにやってうまくいかなかった原因は、
普通にコミュニケーションをすること、普通に仲を深めることを忘れてしまって、教科書に頼りすぎてしまっていたことです。
「頼ってる感を出さなきゃ!」と思って、必要以上に、頼りまくる。
「頑張ってほめなきゃ!」と思って、いちいち、褒めまくる。
「話を聞いてあげなきゃ!」と思って、質問しまくる。
「可愛いワガママ言わなきゃ!」と思って、要望を伝えまくる。
こんな女性といて、果たして男性は楽しいでしょうか?
過去の私のように、恋愛下手さんはある意味とっても素直なので、教科書通りにやればいいんだなって、よさそうなことを、忠実にやりまくるんです。
「これをやれば好かれるんだ!」「これが正解なんだ!」と思い込んでしまっているから、それをせずにはいられないのです。
そう、恋愛下手さんは、やりまくる、やりすぎます。
そして、相手から思うように反応が得られないと、
「まだ頼り足りないかも」と思って、もう十分に頼っているのに、まだ頼るし、褒め足りないかもと思って、褒めまくったり、新しいテクニックを登場させます。
結果、彼に構いすぎになってしまう。
恋愛には緩急が必要だし、バランスが大切です。
ある男性が、最近こんなことを話してくれました。
「後輩の女性が毎日のように、仕事についての質問をLINEで送ってくるんだよね」とのこと。
(部署が変わって、彼の業務とは関係がないのに!同じ部署の人に聞けばいいのに!)
で、私が「その人、○○くんのこと好きなんじゃないの?」って言うと、
「まぁ、そうかもしれないけど・・・。でも頼ってくれるのは嬉しいけど、ちょっと最初に甘やかしすぎたかな・・・。」と、ほとほとウンザリしている様子でした。
「ちょっとは自分で考えるようにしてほしいよねぇ」って。
たしかに男性は女性に頼られるのは嬉しいから、最初は喜んで期待に応えようとするけれど、
やっぱり物事には限度ってものがある!
なんでも頼りすぎるのは、時間泥棒になってしまいます。
褒められるのもやっぱり嬉しいけれど、なんでもかんでも褒められるのも、つまらない。
可愛いワガママだって、言い過ぎれば男性にとってプレッシャーになってしまいます。
もちろん、男性心理として、男性は頼られたい、褒められたい、可愛いワガママが好き♡などは、知っておくと恋愛はうまくいきやすいです。
だけど、知っていても、やり方や使い方を間違えるとうまくいきませんし、用量を間違えるとやっぱりうまくいかない。
植物をすぐに枯らしてしまう人は、ただ「水をあげればいい」と思って、必要以上に水をあげすぎるから、根っこが腐ってしまって水を吸収できずに、枯らしてしまいます。
「植物は水をあげないと枯れちゃう!」と思い込んでいるから、もう十分お水をあげているのに「足りないかも」と思って、あげすぎてしまいます。
男性が好きになるのは、あくまで自然体のあなた♡
教科書通りに「こうすればいんだ、ああすればいいんだ」と進めていっては、自然体のあなたではなく、不自然体になってしまいます。
あなたに頼りすぎる友達、あなたを褒めまくる友達、あなたに質問をしまくる友達、あなたにワガママばかり言う友達。
こんな友達がいたら、疲れてしまいますよね?
「もっと普通に仲良くしようよ!」って思いますよね。
恋愛は、もっと、普通でいいんです!!
普通にコミュニケーションすることが、基本中の基本なんです。
それなのに、基本的なことをすっ飛ばして、教科書に乗っているような恋愛テクニックで「好かれよう」とするから、相手にとって、なんだか居心地が悪い女性になってしまう。
そこには、心がまったく通っていないから。
何を考えているのか、よくわからないから。
彼にとって、あなたという人が全く見えてこないから。
教科書を読むのは勉強にはなるし役にも立つけれど、教科書に振り回されるのではなく、あくまであなたらしさを忘れないでほしいなぁと、私の経験から声を大にして言いたい!
恋愛で一番大切なのは「好き」という気持ちです。
「好きだから、一緒にいると楽しい♡」
こんな素直な思いが、男性にとって可愛いのです。
あなたも、友達からこんな風に思われていたら嬉しいでしょう?
「○○ちゃんと一緒にいると楽しいんだもん♡」って、ただ素直に思ってくれていたら嬉しいでしょう?
恋愛は教科書通りに進めることを目的にするのではなく、教科書はそっとバッグに忍ばせておくと安心するお守りのようなものだと思って、
もっと気持ちを楽に、自由に、楽しみましょうよ♡