あなたは好きな人に手をかけてもらっていますか?
恋愛ベタさんは、相手が好きな人になるほど、迷惑をかけたくない、拒否されると傷つく…などの理由で、いい子になってしまします。
なにかお願いして面倒な女だなぁ、なんて思われたくないし、「おごるよ!」と言われても、お金がかかる女だと思われたくなくて、拒否してしまう。
「いいよ!私も払うよ!」なんてやってしまう。(好きじゃない人なら奢られ上手だったりするのに!)
しかし!
好きな人に好かれる方法は、手をかけてもらうことです。
手がかかる子ほど可愛い、と言われるように、手がかかる女ほど愛おしいのです。
手をかけてもらうと好かれる2つの理由
【1】こんなに手をかけるのは好きだから!?
男性は女性にくらべて自分の感情に気付きにくく、感情を表に出すことをヨシとせずフタをします。
そして男性は、最初は性欲でうごくので、「この女性のことを、俺は本当に好きなのだろうか?」と自分の気持ちがわからなかったりします。
明らかにこちらから見て「私に好意があるはず!」と思うのに、男性自身はよくわかっていなかったりするのです。
そんな男性が、どうやって自分の気持ちに気づくのかというと、
「こんなに一緒にいるのは彼女のことが好きだからだ」
「こんなことまでするのは彼女のことが好きだからだ」
などと、自分の行動によって、自分の「好き」という感情に気づくことがあります。
好きな人に手をかけてもらうほど、「彼女のためにこんなに労力をかけているなんて、好きだからなのか?」と思われてしまうわけです。
・お店の予約とか面倒だけど、彼女のために予約している。
・彼女の家まで遠いけど、ふたりで会った日には送り届けている。
・彼女の家まで遠いけど、彼女の住んでいる街まで会いに行く。
・彼女を喜ばせたくて、誕生日でもないのにプレゼントをあげる。
こういった、本来なら労力がかかることをやりながら、「あ、俺、この女性のことがこんなに好きなんだ」と気づいたりする。
だから、好きな人が「なにかをしてくれる」「なにかをプレゼントしてくれる」「奢ってくれる」などしてくれる時には、ぜひ遠慮せずに受け取りましょう。
そして「ありがとう」と言って喜びましょう。
もちろん自分から彼にお願いごとをするのもアリで、ちょっとぐらい面倒なことをお願いして、やってくれたら笑顔で「ありがとう」とお礼を言うのが、男性を虜にするのです。
【2】元をとらなきゃ!というサンクコスト効果
「サンクコスト」という言葉を聞いたことがありますか?
簡単に言うと「元をとらなきゃ!」という心理が働く、というものです。
アイドルを応援している人は、いわゆる推しメンにお金をつぎこんだり、時間をかけているので「これだけかけたんだから!」と、なかなかファンをやめられなかったりします。
もうそんなに好きじゃなくても「これだけかけたんだから!」と、お金や時間を費やしていくことがやめられない。
アイドルの応援に限らず、人には「元をとらなきゃ!」という心理が働くので、高い洋服を買って、いまいち自分には似合っていない気がしても「何回か着ないともったいない!」と、とりあえず着てみたり、捨てられなかったりします。
自分が似合う洋服を着たほうが心もウキウキするし、場所を取るだけの洋服は捨てて、新しく自分に似合う洋服をクローゼットに迎え入れたほうがいいにも関わらずです。
本を買って読んではみたものの、いまいちピンと来ない!だけどせっかく買ったからと最後まで読む。
その時間を他の本を読む時間に費やしたほうがいいのに…。
みなさんにもきっと、こういう経験の一つや二つはあるでしょう。
そして、サンクコストは恋愛の場面でも働くことがあります。
この女性にこれだけのお金と時間を費やしたんだから「彼女を失うわけにはいかない!」と思うのです。
だから、あなたが好きな人に尽くして尽くして、尽くしまくるのではなくて、好きな人に尽くしてもらうほうが、断然恋愛はうまくいくのですね。
お金をかけてもらう、というのがハードルが高い場合は、あなたのために時間をかけてもらいましょう。
「どこどこに行ってみたい!」
「あれが食べてみたい!」
「相談に乗ってほしい」
など遠慮せずお願いごとをしてみましょう。
迷惑か迷惑じゃないかを決めるのは相手ですし、あなたが「迷惑かも」なんて遠慮する必要はありません。
そしてお願いごとをする時のポイントは、彼が「やってくれないかも」前提でお願いするのではなくて「彼ならやってくれる」前提でお願いをすることです。
その方が「やってあげたくなる」のが人というもの。
こんなことお願いしたら「迷惑って思われるかも」と思いながらお願いごとをするから、彼も「あ、迷惑かも」と感じてしまうし、
「どうせやってくれないよね」と思いながらお願いごとをするから、やってくれない。
「彼ならやってくれる」と信頼してお願いすることが大切で、ただし信頼はしても、期待はしない。
これがコツです。
好きな人には手をかけてもらおう!
好きな人には手をかけてもらうといいのは、これまでお話しした通りですが、もちろん限度はあります。
恋愛ベタだった過去の私は、「こうするといい!」と聞いたことを、これでもかとやり続け、失敗してきました。
男性には頼るといいと聞けば、頼りすぎ、褒めるといいと聞けば、褒めすぎる。
それでも好かれなければ、まだ頼るのが足りないんだ、褒めるのが足りないんだ、なんて、ますます過剰にやってしまう。
違ったんです、足りないんじゃなくて、やりすぎていた!!
好きな人に頼って、褒めて、構いすぎて、ただただ「あなたのことが大好きなんですー!」が伝わりすぎてしまっていたのですね。
手をかけてもらうといい、というのは、好きな人に遠慮せずにお願いごとをしていい、ということであり、好きな人からの「あれしようか?これしようか?」を遠慮せずに受け取っていいということ。
恋愛ベタさんは「申し訳ないから」という気持ちが先行しがちなので、今日から「申し訳ない」を封印してくださいね。