お付き合いしている彼でも、片思いの彼に対してでもですが、
「わたし、彼にそんなに好かれてないかも」
という前提で、彼を見ていませんか?
むかし、彼との間でこんなことがあったんです。
私は彼とLINEだけじゃなくて、メールでもやり取りとすることがあるのですが、
彼にLINEで「○○を、私のメールに送っといて〜!」と伝えたんです。
そのLINEには返信が来なくて、しかし5日経っても、メールの方にもお願いしていたモノが届いていない・・・。
「まぁいいや、忙しくて忘れてるんだなぁ」
「思い出したら、ごめんって言いながら送ってくるだろうなぁ」
と楽観的に構えていました。
そうしたら、その5日目に彼からLINEが来ました。
「メール送ったんだけど、見た?」って。
私は彼からメールが来ないと思っていたし、彼は彼で私から返信がないなぁと思っていたんですね。
で、お互いに返信を急かすのは悪いと思って(初々しい、笑)、彼の方がようやく5日目に様子伺いのメールをくれた、ってわけですね。
(結局、私のメールの不具合だった・・・)
しかし、この一件、
もし「彼は私のこと、そんなに好きじゃない」と思っていたら、
「LINEにも返信がないし、メールも送ってこない!」
「私のこと、どうでもいいんだな、ムカつく!」
なんていう思考の方に傾いてしまい・・・
業を煮やして、3日目あたりに、
「メールの件はもういいです」
「そんなに面倒ならもういいよ」
なーんていう、怖いLINEを送っていたかもしれない。
しかも彼は、ちゃんと送ってくれていたのに!!
行動って、思考から生まれるんです。
だから「彼は私のこと好きじゃないかも」と思っている女性がする行動と、「彼は私のことが好きだろう」と思っている女性がする行動は違ってきます。
「彼は私のこと好きじゃないかも」と思っている女性は、なにかちょっとトラブルが起きると「ほら、やっぱり好かれてない」に結びつけてしまい、
勝手に悲しくなったり、イライラしたり、不機嫌になったりして、それ相応の行動に出てしまいます。
もし、彼に既読スルーされてしまった時、
「彼は私のこと好きじゃないかも」と思っている女性は、気持ちが抑えられずに感情的になって、怖い追撃LINEをドドドと送るかもしれない。
だけど、「彼は私のことが好きだろう」と思っている女性は、感情的になることはなく、放っておけるし、待つことができる。
そう、「私は好かれていない」と思っている女性は、余裕がなく、待つことができないのですね。
思考が違えば行動も違ってくるし、そして結果も違ってきます。
自分から恋をダメにしてしまうことだって、ある。
人はセルフイメージの通りに行動しようとします。
「あの上司、私のことあんまりよく思っていないだろうなー」と思っていると、セルフイメージは「私はあの上司に嫌われてる」となり、
きっと、その上司に必要以上に近づかないようになり、距離をつくってしまうでしょう。
じつは自分の勝手な思い込みで相手との距離をつくっていることは多くて、恋愛でも、距離をつくっているのは、彼ではなくて自分、ってこともよーくあります。
「私は好かれていない」と思って彼を見ていると、彼に対して無意識に下手に出てしまうし、遠慮ぎみなったり、甘えることもできません。
何かをお願いしたくても、「No」と言われるのがこわくて頼ることもできない。
「好かれていない」から「好かれたい!」「嫌われたくない!」という思いが行動の基準になるので、
これじゃあ、なかなか思うようには好かれないでしょう。
同じあなたでも、「好かれてない」と思っているあなたと、「好かれている」と思っているあなたは、彼にとって別人になってしまうのです。
だから今日から、「私は好かれているだろう」と思って彼を見てみて!
「私は好かれていない」と思っているから、彼の一挙手一投足が気になってしまい、四六時中、頭のなかで彼のことを見張ってしまいます。
ずっと彼のことを見張っているから、不安にもなっちゃう。
だけど「私は好かれているだろう」と思っていると、彼のことを放っておくことができます。
そして、この余裕が、彼を惹きつけるんですよ。