片思いの好きな人からの反応がにぶいとか、返信が来なくなったとか。
復縁したい彼がいるけど、やっぱり返信が来ないし、彼には復縁する気がないようだ、とか。
お付き合いをしていても、なんだか自分だけが大好きみたいで、全然会おうとしてくれないし、連絡も来ない。
そういう恋愛がうまくいっていないと感じるときは、手放すとうまくいく、手放すと叶う、諦めるとうまくいく、なんて話を聞いたことがある方もいるでしょう。
片思いがなかなか進展しなくて、もういいやと諦めたら、彼から連絡が来て誘われるようになった!
復縁したいけど相手にはその気がないようだ…。だから違う男性にも目を向けはじめたら、彼から連絡が来た!
などなど、執着を手放したり諦めたら、連絡が来たり、恋愛がうまくいったという話はよく聞きます。
まさに私も、その一人です。
執着は手放しても「好き」でいていい
恋愛において手放すというのは「執着」する気持ちを手放すのであり、彼のことを「好き」だという気持ちは持っていていいんです。
だって、好きな人をそう簡単に、好きじゃなくなるなんてできないもの。
むしろ「彼が好き」という純粋に「好き」な思いはエネルギーが高く、恋愛もうまくいきやすいんです。
恋愛がうまくいかないのは、「好き」より「どうにかしたい」という不安や焦り、そして執着のエネルギーが強くなるから。
私も恋愛がちっともうまく進まななかったときは、「好き」より「どうにかしたい」という思いの方が断然大きくて、そんな思いを向けられた相手は、さぞ居心地が悪かったことでしょう…。
「どうにかしたい」と、彼をコントロールしたいというエネルギーは相手に伝わってしまうので、彼は逃げ出したくなるんですね。
それが、返信が来ないとか、音信不通につながったりします。
「彼じゃなきゃダメ!どうしても彼と付き合いたい!」という重たいエネルギーも、本当はただただ「彼が好き」だからでしょう?
だから、執着してしまうなら、「そっか、私はこんなに彼のことが好きなんだ」と、ただその気持ちを認めてあげるんです。
「こんなに好きだと思える人がいるなんて、幸せなことだなぁ」って感謝してみるんです。
「好き」って本来は、とてもあったかくて幸せな気持ちのはず。
まずは、そのことを思い出してみてください。
執着を手放すといい理由
執着を手放すといい理由のひとつは、自分を苦しめるからです。
執着しているときって、すごく苦しいでしょう?
わざわざ自分を苦しめることをしなくていいし、自分を心地よくしてあげると、エネルギーが変わって現実も変わっていきます。
心地よさはホッとする安心感を引き寄せるし、苦しい気持ちは苦しい現実を引き寄せます。
感情というのは潜在意識からのお知らせであり、バロメーターで、「苦しい」という感情は、何かが間違っていますよ、というサイン。
あなたの幸せはそっちじゃないですよ、と教えてくれています。
だから、執着していることが苦しいのなら、やめる。
「好き」というあたたかくて幸せな気持ちが、苦しい気持ちになってしまったのなら、一旦お休みしましょうという、合図です。
そして自分を心地よくしてあげる選択をする。
それが、執着を手放すということです。
「執着を手放すって、どういうこと?」なんて考えてしまうのなら、自分を苦しい気持ちから解放してあげるんだ、と思ってみるといいと思います。
そうやって自分を心地よくしてあげる習慣をつけて、日々を過ごしていると、ある日ふと連絡が来たりするんです。
執着というのは、重たいエネルギーとなって相手に届きます。
無意識の深層にはさらに「集合的無意識」というものがあり、集合的無意識で人はつながっていると言われたりするんだけれど、それゆえ、会っていなくても伝わってしまうものなんです。
私も、本当は好きな人のことで頭がいっぱいなのに、我慢をして連絡をやめていたときは、まったく連絡が来ませんでした。
だから結局また、自分から連絡をして、また苦しい思いをしていました。
だけど、執着するのをやめて、いい意味で諦めることができてから、相手から連絡が来るようになって、うまくいったんです。
私が執着を手放せたのは、あまりに苦しかったからです。
「こんな毎日、全然楽しくない!もうやだ!」と、あるとき吹っ切れて、それから「私は幸せになる」と決めてから、ことが動き出しました。
もちろんすぐに良い方向へ動き出したわけではありませんが、好きな彼のことを考える時間も減り、毎日を楽しんでいたら、連絡が来るようになったんです。
客観的にみても、執着している女性より、毎日を楽しんでいる女性のほうが、断然男性だって恋をしたくなるに決まっていますよね。
執着していると自分で恋愛を壊すことも
執着というのは、「どうにかしたい」という表の意識の裏に、「どうにもならない」という裏の意識があって、潜在意識では「うまくいかないだろう」と思っているんです。
「この恋はうまくいく♡」と思っていれば、執着なんてしないはずなんですね。
そして、表の意識では「どうにかしたい」と思いながら、潜在意識では「うまくいかない」と思っているので、自分でも、恋愛を壊すような行動をとったりします。
人は無意識(潜在意識)による行動のほうが断然多いんです。
たとえば「こんなLINEしたら返信こないだろうな」なんて思っても、連絡せずにはいられなかったりした経験はありませんか?
これは、東京から沖縄に行きたいと思っているのに、あなたが設定した目的地が「北海道」になっているので、北海道に向かっているようなものです。
ちょっとわかりにくいでしょうか?
「彼とうまくいきたい!」と思っているんだけれど、あなたが設定した目的地が「うまくいかない」に設定されてしまっている、ということです。
そうすると、うまくいかせない行動をとってしまったりします。
だからやっぱり、執着を手放す。
もちろん執着を手放す難しさは私も知っていますが、とことん執着したら、そのうち手放すことができる日がやってきます。
だって、苦しいんだもの!!!!!
好き好んで苦しくなんてなりたくないでしょう?
「自分を幸せにしてあげる」って思ったら、執着を手放すほうを選びたくなるはずなんです。
そんな風に「自分を幸せにしてあげる」という意識に慣れてきて、それを行動にうつせるようになると、恋愛はスルッとうまくいくようになりますよ。