恋愛では、あなたも彼氏も主体的であることが、うまくいく秘訣です。
主体的は積極的とは少し違って、簡単にいえば、
「そうしたくてする」
「自分の意思でやる」
ことが大切、ということです。
たとえば、
「彼氏に好かれたくて」何かをするのは、主体的ではありません。
好かれたいがために料理をしたり、
好かれたいがために彼好みのファッションに身を包んだり、
好かれたいがためにNoが言えなかったり、
好かれたいがために我慢をする。
これらは、主体的ではないのです。
好きな人に「好かれたい」「愛されたい」のは当たり前なんだけれど、「好かれたい」「愛されたい」ベースの恋愛は主体的ではないのですね。
主体的ではないことのなにが問題なのかと言うと、彼氏軸なのでそのうち苦しくなります。
自分軸でない恋愛は、言ってみれば自己犠牲であり苦しいのは当たり前で、また相手に依存していることになります。
そして、主体性のない女性は男性にとってつまらないのです。
自分の人生を誰かに楽しませてもらおうとする人って、つまらないのは想像がつきますよね。
あなたもきっと、いつも「楽しませてもらおう」とする姿勢の人を積極的に誘おうとはしないでしょう。
そして、女性目線で言うところの、彼氏も主体的であるべきというのは、彼氏を思い通りにしようとしない、ということです。
男性は「彼女を思い通りにしたい」とは、女性ほどに思いませんが、女性は彼氏を思い通りにしたがります。
それはなぜかというと、女性は男性に「何かをしてもらいたい」と思うからですね。
だけどやっぱり大切なのは主体的であることです。
やらされていると、やりたくてやっているは、ものすんごく大きな違いで、
同じことをするのでも、「やらされている」と思ってやると嫌になり、「やりたくてやっている」と思うと好きになります。
よく例にあげられるのが、勉強ですよね。
やろうと思ったいたのに、母親から「勉強しなさい!」と言われると、嫌になります。
勉強すること自体が嫌になって、そのうち母親までも目障りになってしまいます。
テレビで東大生がどんな風に育てられたかを語るとき、「親は勉強しろとは全然言わなかった」って発言する人が多いですよね。
自分で勉強したくてしているから、勉強が好きになったのでしょう。
私の一番下の弟はいい大学を出ていますが、小さい頃は親に勉強しなさいと言われる前にすでに勉強していて、弟が「勉強しなさい」と言われるのを聞いたことがありませんでした・・・。
むしろ進んで勉強していることをめちゃくちゃ褒められていて、だから勉強が楽しくてしょうがなかったのだと思います。
また仕事でも、「やらされている」と思ってやると、仕事はつまらないものになりますが、仕事のなかに楽しみを見つけられると主体的に仕事に取り組むことができます。
男性は、自分が会いたくて会いたいし、自分が連絡したくて連絡したい。
「会う時間をつくらないと彼女が怒るから」
「連絡しないと彼女が不機嫌になるから」
では、会うのが億劫になり、連絡がめんどくさくなり、だんだん彼女のこと自体が嫌になってきます。
そんなの嫌でしょう?
弟が褒められて勉強がより好きになったように、やっぱり自分が何かをすることで彼女が喜んでくれたり、ポジティブな反応を見せるから、やりたくなります。
会えば要求ばかりで不機嫌になる彼女より、笑顔を見せてくれる彼女のほうが会いたくなりますよね。
しかしこれも、あなたが恋愛において主体的でいれば、いい話。
彼に好かれたくて、とか、こうするべきだ、に縛られて恋愛をするから、自分じゃない自分を演じて苦しくなるし、
「私ばかりが頑張っている」と感じて、努力に対する成果が得られないことが必ず不満になります。
あなたは自分がやりたくてやっているつもりでも、どこかに「好かれたい」気持ちが隠れていれば、見返りがないことにそのうち必ず嫌気がさすんです。
そうして、笑顔でいられずなんだか不機嫌になったり、素っ気なくなったりして、彼氏には「彼女はなんで機嫌が悪いんだ・・・」と意味がわからないので、めんどくさくなります。
だから、主体的であること。
恋愛ではお互いに主体的であることが、うまくいく秘訣なのですね。