男性には、狩猟時代のDNAが脈々と受け継がれていて、狩猟本能がある、と言われるの聞いたことがある女性は多いでしょう。
たしかに男性は、何かに挑戦をして称号を手に入れるのが好きだったりします。
そして恋愛でも、自信のある男性やモテる男性ほど「俺は追いかけたい」と断言するように感じています。
狩猟本能があるがゆえ、男性は、逃げる女を追いたくなる。
たしかに、それは一理あります。
しかし一方で、逃げる女を追いかけない場合も、もちろんあります。
逃げる女を追いたくなる場合
私も、一方的に好意を寄せられている男性にたいして、返信はしないし、会ってもすごくそっけない態度をとっていたけれど、それでも全然諦めてくれなくて苦労をしたことがあります。
これがいわゆる、逃げる女を追いたくなる、状態ですね。
でもね、すごく当たり前の話ですが、こんなに冷たい態度をとっているのに(逃げているのに)、諦めもせず追いかけてくるのは、「本気で惚れているから」です。
という理由がある一方で、追いかけるうちに、「俺はこんなに彼女のことが好きなんだ」と錯覚を起こしている場合もあります。
男性は自分の感情に気づくのが苦手なので、自分の行動から、「あ、こんなに追いかけるのは本当に好きなんだな」なんて思ったりします。
今となってはわかりませんが、もし、私がいとも簡単にこの男性に気持ちがなびいていたら、彼は手のひらを返したように、今度は私が逆に距離をとられていた、なんことがあったかもしれませんね。
芸能界でも、庄司智春さんと藤本美貴さん、槙野智章さんと高梨臨さんの馴れ初めを聞いても、女性の方がデートの誘いを断り、それでも諦めずに追いかける男性の構図ですね。
槙野智章さんと高梨臨さんの馴れ初めは、以下の記事で紹介しています。
「逃げる」ことと「追いかけない」ことは違う
もしあなたに好きな男性がいて、彼にどうしても追いかけてもらいたい!なんて言うとき、逃げると効果があるのか?というと、それはそうとは限りません。
好きな男性の誘いを断るとか、好きな男性に返信しないとか、好きな男性に冷たくするなんて、そもそもできないでしょう?
だって、逃げたからといって、「はい、それまで!」なんてことになる場合だって、あるのだから。
私も、好意を寄せてくれる男性にたいして、返信を返さなければそれで終わり、ということもたくさんありました。
男性だって、本気で惚れていないと、可能性がゼロの女性を追いかけることはしないんです。
だから、好きな男性に追わせたい!なんて思うのだとしたら、「逃げる」のではなくて「追いかけない」。
これだけで、十分なんです。
「逃げる」というのは、誘いを断るとか、返信しないとか、そっけなくするとか、言わゆる「気のない態度」を取ることですが、
「追いかけない」というのは、女性からガツガツとアプローチをしない、ということです。
もちろん、先約があれば誘いを断るし、すぐに返信できなければ返信しない。返信しなくていい内容なら、返信しない。
要するに、自分軸を忘れないこと。
男性にとって、自分軸の女性って魅力的に感じるんです。
しかしどちらにしても、相手の男性のことが好きすぎると、逃げることはおろか、追いかけないことだって、結局できない。
だから、相手の男性のことはもちろん好きでいていいけれど、それと同じぐらい自分のことも大切にしてあげて、自分の時間を楽しむ。
そうすると、男性が追いかけたくなる女性になれてしまいます。
男性は追いかけたい
基本的には男性はやっぱり追いかけたい。
だけど、追いかけたいのは「価値のある女性」です。
そして、人はどういうものに価値があると感じるかと言うと、そのひとつが「なかなか手に入らない」ものですね。だけど頑張れば手に入れられるかもしれないものです。
逃げる女とは、まさに「なかなか手に入らない」ものであるゆえ、男性のなかで価値がぐーんと上がってしまった、とも考えられるのです。
人の心理として、いつでもすぐに手に入るものには、なかなか価値を見出せません。
一時期、スーパーやドラッグストア、ネットショップからでさえもトイレットペーパーがなくなりましたが、その時初めて、トイレットペーパーをものすごく価値のあるものだと感じた人は多いでしょう。
相手の男性のことが大好きなら、逃げなくていいです。
そんなことはきっと、できないから。
苦しいから。
逃げるんじゃなくて、「私は彼が追いかけたくなるほどの価値のある女性」だと思うことです。
そうやって価値を認めてあげると、男性が追いかけたくなるような行動が、ちゃんと取れるようになります。
つまり、自分軸で恋愛ができるようになるんですね。