じつは昔、モデル(のような)活動をしていた時期があります。
あくまで、”のような”で、ヘアカタログやポスターの脇役、たまにCM、映画もちょこっとのレベルです。
完全に「自称モデル」のレベルです。
それでも、いちおうモデル事務所にも所属していて、お仕事でお金をいただいていたので、「私はモデルなんだ♡」なんて思いながら、過ごしていました。
ところで、東京に住んでいると、街を歩いているだけで声をかけられることがあります。
カットモデルだったり、雑誌の街角スナップ的なもの(SNSの普及で今はあまりなくなった気がする)だったり、なかには怪しい感じがするものもあります。
だけど、「私はモデルだ♡」と思いはじめてから、その、声をかけられるときの言葉が違ってきたんです。
それまでは「カットモデルを探してるんですけど〜」「いま、雑誌のスナップの撮影をしていて〜」てな感じだったのが、
第一声目に「どこかの専属でやってますか?」とか「どこかの事務所に所属してますか?」などと聞かれるようになったんです。
つまり、素人ではなく、どこかの事務所に所属しているモデルさんかも?と、そう見えるオーラが出るようになっていた、ってこと!
私はその後、モデルより芸能事務所の裏方をやりたくなって、結局、まったく別の芸能事務所で社員として働くことになったのですが、こういう風に声をかけるときって、やっぱり「あの子、芸能人ぽいよね?」と感じる子だったりするんです。
いちおう体型を気にしたりはしていましたが、べつに美容のプロに何かをしてもらっていたわけでもなく、エステに通ったりしていたわけでもなく、普通にみんながやるようなことを、やっていただけ。
それでも意識が変わるだけで、自分も変わってしまう。
なりきると、現実があとから追いついてくるんです!
なりたい自分に、今なる!
「こんな自分になりたいなぁ♡」と思っている自分になるのは、「いつか」じゃなくて「今」。
今からもう「こんな自分になりたいなぁ」という自分になりきって過ごすんです。
未来の「こうなった自分」と同じエネルギーを、今、出すんです。
そうすると、同じエネルギーが引き合うので、なりたい自分になれてしまう、というわけですね。
ところで少し話がそれますが…
私が芸能事務所の社員になれたのは、(自称)モデルをしていたこととは全く関係なく、面接でもそのことには触れず、ふつうに自分で応募をみつけて面接をうけたんです。
そして、フリーターぐらいしか経験がないのに、3社中の2社受かったんです。
後からきいたらすごい倍率だったそうで、しかも、結局選んだ方の事務所は、私が面接をうけた時点で採用する人が決まっていたんです(募集は1名だった)。だけど、どうしても私を採用したいということで、新たな部署をつくったのだそうです。
私は当時、引き寄せの法則なんて全く知らなかったけれど、今思うと「引き寄せたんだ!」と思います。
東京に出てきた時点で、なにかしら芸能界に関わる仕事がしたいと思って出てきたし、できるとしか思っていなかったから。
私のエネルギーがもう、願いが叶った自分だったのでしょう。
結局、自分が信じたことが、引き寄せられるし、信じていることしか引き寄せない。
恋愛でも「今」なりきる
恋愛でも、こんな恋愛がしたいというのがあるのなら、「今」そんな恋愛をしている自分になればいい。
彼氏に大切にされる恋愛がしたいのに、「会いたい」「つながりたい」とばかりに、彼氏の都合にあわせるとか、返信がこないのにLINEを送りまくる、なんてことをしていては、到底大切にされる恋愛はできないですよね。
これらは「大切にされていない女性」がする行動であり、見事に大切にされない恋愛が目の前に展開しているはずです。
だから、「大切にされる女性」として、今、そうなりきるんです。
なりきることによって、潜在意識も書き換わっていき、本当にそうなる。
安心した恋愛がしたいなら、今、安心する。
愛されて幸せな恋愛がしたいなら、今、幸せを感じて過ごすんです。
すべては「今」。
今が未来をつくっていくから。
なりきると、現実が後からついてくる
私はフリーランスになりたての頃、都心の、家賃の高い部屋に引っ越しました。
私のなかでフリーランスというのは、なんだかすごく稼げるイメージがあったし、根拠はないけど稼げる自信しかなかった。
だから、いい部屋に引っ越して、「おしゃれな書斎で仕事をしている自分」に、今、なったんです。
そうしたらちゃんと稼げるようになったし、のちに、お金の心配もせずに海外で暮らせるようにまでなりました。
まだなにも決まっていない時点で、「私はこうなりたい」を先取りしてなりきると、現実はちゃんと後からついてきて、そうなる。
なりたい自分に今なるのは、楽しいことでもあるので、「いつか」じゃなくて「今」そうなっちゃいましょう。