少し前に、趣味仲間の女性が結婚しました。
旦那さんとなった男性にはじめて会ったとき、こんなことを言っていました。
「僕はバツイチで子供もいるから、もう結婚はしないつもりだった。彼女もそのことを分かった上で付き合ってくれました。だけど、彼女と一緒に時間を過ごしていくうちに、彼女だったらもう一度結婚したいと思った。だから、プロポーズしました。」
お付き合いする際のアプローチも旦那さんとなった男性からだったそうで、彼女は彼女で年齢的にも結婚を焦ってはいたようです。
だけど、彼と一緒にいると楽しいし、なにより二人ともお酒が大好きで、一緒にいろいろな飲み屋さんでお酒を飲む時間が、本当に楽しかったのだそう。
だから、結婚するつもりはないと聞いていたけれど、一緒にいたかったから一緒にいた。
そうしたら、彼は気持ちが変わって、彼女と結婚したいと思った。
人の気持ちって、変わります。
そして男性は、付き合う女性によって、いいようにも悪いようにも変わります。
彼女のほうから「結婚」という言葉を出すまでもなく、男性のほうから「この女性と結婚したい!」と思わせる彼女だったのですね。
一番のポイントは、彼女が「一緒にいたいと思ったから、一緒にいた」です。
以前も書きましたが、『世界の村で発見!こんなところに日本人』という番組をみていた時(この番組大好きなんです!)、こんな日本人の女性がいました。
彼女はロシアで日本語教師として3年の任期を勤めている最中、ロシア人男性に恋をしました。
何度も何度もふたりで会うんだけど、それでもお付き合いに発展することはなく・・・
だけど彼女は、「彼の気持ちはわからなかったけど、とにかく彼に会えるのが嬉しかった。」と言っていました。
そして、任期を終えロシアを離れることになった際に、彼から手紙をもらい、そこには愛の言葉が書かれていたのだそう。
で、お付き合いがはじまり、結婚をして、今はロシアで暮らしています。
そのロシア人の彼も「いつも彼女に会うと楽しかった」と語っていました。
彼とお付き合いできる保証もないし、彼が自分のことをどう思っているかわからないけど、「とにかく彼に会えるのが嬉しいから、会ってた!」
そして、結婚した趣味仲間の女性も、彼と結婚できる保証はないけれど、「一緒にいると楽しかったから、一緒にいた!」
ついつい、「好きな人はどう思っているんだろう」とか、「どうしたら告白してくれるんだろう」とか、「もう何度もふたりで会ってるのに告白してこないなんて、諦めたほうがいいのかなぁ」とか、
はたまた、
「彼はいつプロポーズしてくれるんだろう」「結婚する気ないならこのまま付き合ってても意味ないかも」「どうにかして結婚してくれるように仕向けたい」
なんて思ってしまうこともありますが、
彼女たちのように純粋で真っ直ぐな気持ちが、男性の気持ちを動かすのだなぁと感じます。
私の経験からいっても「どうにかしたい!」と思っていた時には、彼の気持ちは変わらなかったけれど、「どうにかしたい!」を手放したら、彼の気持ちは変わりました。
一番大切なのは、自分の気持ちです。
相手がどう思っているか、ではなくて、自分がどうしたいか、です。
趣味仲間の女性も、「結婚したい!」が一番なら、彼と別れるという選択肢もあったし、彼に「結婚したい!」と自ら言う選択肢もありました。
だけど、そんなことをすると、結婚するつもりがないと言っていた彼とは、一緒にいられなくなるかもしれません。
そうなってしまうよりは、「彼と一緒にいると楽しいから、結婚するつもりがない彼と、一緒にいる」ことを選んだのですね。
そんな彼女は、もともと恋愛にそれほど依存するタイプでもないようで、いつも相手からアプローチをされてお付き合いをしてきたと言っていました。
「結婚しても、とくになんにも変わらないね〜」なんて、あっけらかんと話しています。
やっぱり、それぐらい肩の力を抜いて、楽しんでいるとうまくいくんですね。
恋愛でもなんでも、ものごとがうまくいく時って、楽しんでいる時やリラックスしている時なんです。
「彼はどう思っているのだろう」「いつになったら告白してくれるのだろう」「このまま一緒にいて結婚できるのだろうか」などと、つねに頭の中に不安があると、その通りの現実が続いていくだけです。
でも大丈夫!
自分がいつも何を考えているのかがわかっているのなら、それを考えないようにすればいいだけ!
「いつか彼とは付き合えるのだろうか」といっつも考えているのなら、そんなことを考えるのをやめればいいんです。
「このまま一緒にいて結婚できるのだろうか」といっつも考えているのなら、そんなことを考えるのをやめればいいんです。
不安ばかりに意識を向けるのではなく、今を楽しみましょう!