彼氏に大事にされてない。
これほど悲しいことはありませんよね。
しかし、そもそも、大事にしてくれない人をなぜそんなに好きなのか。
大事にしてくれない彼氏に、なぜそんなに執着してしまうのか。
とも思いますが、それが恋なのでしょう。
でもそれは、彼軸の恋。
自分軸で恋愛をしていれば「彼氏に大事にされない」なんてことは起こりません。
そして、自分軸で恋愛をしている女性は、もし彼氏に大事にされてないと感じたら、そんな彼氏とは離れることができます。
それでは、彼氏に大事にされてないと感じたとき、どうすればいいのでしょうか?
【1】一旦(気持ちのうえで)距離を置く
人は当たり前の存在には、どうしても手をぬいてしまいます。
距離が近くなればなるほど、嫌な部分というのも目についてくるものです。
両親だって、一緒に住んでいるときはうっとおしく思っていても、ひとり暮らしをはじめたら、両親のありがたさを感じますよね?
友達だって、そう。
わたしの友達が、旦那さんの都合で海外へ行ってしまったのですが、東京に住んでいたときは、いつでも会えるからと、お互いに誘いを断ることもしょっちゅうでした。
おなじ東京にいながら、何ヶ月と会わないこともよくありました。
だけど今では、彼女が帰国するたびに、ちゃんと予定をあわせて会います。
そして、おなじ東京に住んでいた時よりも、めちゃくちゃ仲がいい。
きっと、彼氏はいま、あなたとの距離が近すぎると感じているのです。
だから、あなたを大事に扱うことを忘れてしまっているのです。
以下の記事でも書きましたが、わたしの彼は、久しぶりに会うと明らかにテンションが高くて嬉しそうなんです。
彼氏彼女だからと言って、いつも一緒にいなくていいし、たまには離れることがあってもいい。
そもそも、男性は身内より社会を大切にする生き物なんです。
男性にとって彼女は身内で、友達は社会なので、自分より友達を優先することはある意味仕方がないことでもあるんです。
しかし、友達を優先することが頻繁であるのなら、やっぱり彼氏にとってあなたの距離が近すぎるんです。
身近な存在になりすぎています。
もしくは、根本的なところで、あなたが彼氏にとって居心地のいい存在ではなくなったことも考えられます。
要するに、めんどくさい彼女になってしまっている、ということですね。
どちらにしろ、彼氏に大事にされてないと感じたら、今のふたりの距離から少し遠ざかってみましょう。
あなたが何も変わることなく、ずっと同じ距離にいて、彼氏の態度が変わる可能性は低いです。
「いきなり連絡を絶つ!」なんてことはしなくていいんです。
ただ、ちょっとだけ連絡を減らすとか、彼氏に会いたい欲求に勝つ!とか、そんなことでいいんですよ。
【2】自分軸を身につける
さて、さきほど、身近な存在には手を抜くと書きました。
しかし、どれだけ身近な存在になっても大事にされている彼女は、世の中にたくさんいますよね?
どこが違うのかというと、彼軸で恋愛をしているか、自分軸で恋愛をしているか、です。
彼軸で恋愛をしている女性は、以下のような特徴があります。
・彼にどう思われるかが行動の基準
・会うのは彼の都合
・彼にたいしてNoが言えない
・彼に好かれようとする
・彼のことしか頭にない
・自分からばかりLINEをする
一方で自分軸で恋愛をしている女性は、以下のような特徴があります。
といっても、彼軸とは反対のことですね。
・自分がどうしたいかが行動の基準
・会うのはお互いの都合
・彼にたいしてNoが言える
・彼に好かれようとしない
・自分のことに夢中になっている
・LINEで悩まない
自分軸で恋愛をすると、彼氏から大事にされるようになります。
私がそうだったから。
「彼にどう思われるか」を行動の基準にするのをやめると、大事にされるようになるんです。
【3】自分を大事にする
自分軸で恋愛をするとは、すなわち自分を大事にするということですが、
自分で自分を大事にすると、彼氏もふくめたまわりの人が、あなたを大事に扱ってくれるようになるんです。
たとえば、
丁寧に扱われていない様子の、サビも目立ち、カゴもゆがんでしまっている自転車と、
雨にぬれれば錆びないようにちゃんと拭かれ、ピカピカに磨かれた自転車。
このふたつの自転車が、そう遠くはない距離に並んでいたとして、誰かがゴミを自転車のカゴに「ポイっ」って捨ててしまったとします。(もちろん、こんなことをしてはいけませんが)
どちらの自転車のカゴに捨てたでしょうか?
おそらく、サビが目立ちカゴもゆがんでいる自転車のカゴにゴミを捨てます。
そして一人がその自転車のカゴにゴミを捨てはじめると、とたんにゴミが集まってしまうのですね。
人は、大事に扱われているものは、大事にしようと思う心理が働くからです。
反対に、大事に扱われていないものは、大事に扱わなくていいと思います。
つまり、あなたが自分を大事にしていないということは、「わたしを大事にしなくていいよ」というメッセージを発信しているのと同じこと。
「彼氏が大事にしてくれない」のではなくて、じつはあなたが自分を大事にせずに、自ら「わたしを大事にしなくていいですよ」と、彼氏にたいして無言のメッセージを送っているんです。
わたしは、ある時、
「わたしを大事にしてくれない人はもういい。」
「わたしを大事にしてくれる人だけ大事にしよう。」
と決めました。
これも、自分を大事にするということですね。
こうやって覚悟を決めると、無意識にも行動や態度が変わるのですね。
この覚悟を決めたころから、大事にされるようになったという経験があります。
あまりに急なお誘いばかりだったのを断るようになり、わたしの行動が変わり、彼の行動も変わった、というわけです。
彼氏に大事にされていないと感じたら
彼氏に大事にされていないと感じたら、まずは距離を置くことです。
距離を置くことも「自分を大事にする」ことのひとつですね。
自分のことを大事にしてくれない人から離れることが、自分を大事にすることだから。
彼氏に大事にされていないと悩んでしまうときは、彼氏が1番、自分が2番になってしまっています。
だけど本当は、自分が1番なんです。
彼氏に大事にされていないというのは、潜在意識からの「自分をもっと大事にしてあげて」というメッセージです。
潜在意識とは、本来は私たちを守るためのもの。
だから「もっと自分を大事にしないと、壊れてしまいますよ」と教えてくれているんです。
そして、この学びが終われば(つまり自分を大事にできるようになれば)、彼氏に大切にされるようになります。
もしくは、あなたのことをとても大事にしてくれる素敵な男性に出会うかもしれません。
だから、これからは自分のことをもっと大事にしてあげてくださいね。