彼氏のこういうところが嫌だなぁとか、直してほしいなぁと思う欠点、不満に思っているところは、多かれ少なかれ、あるものです。
でもこれは、あなただけじゃなくて、彼氏も多かれ少なかれあなたに対して思うところがあるでしょう。
男性は彼女にたいする不満を口にするのを、あまりよしとしないので、気づかないだけです。
また、恋愛よりも仕事で悩みや問題を抱えていたりすると、彼女に対する不満は取るに足りないものになります。
一方で女性は恋愛だけになりやすいので、彼氏にたいして嫌なところがあると、自分のなかで大きな問題になったりします。
恋愛が苦しいものになってしまうのは、相手の欠点や嫌なところばかりに注目してしまい、「こうしてほしい、こうなったらいいのに」と相手をコントロールしようとするからですね。
あくまで変えられるのは自分だけで、自分が変われば相手が変わることはあっても、人に言われてそう簡単に変わるものではありません。
本人が能動的に「変わりたい」「変わろう」と思わなければ、難しいでしょう。
変わらないものを変えようと頑張っても、苦しいだけなんです。
欠点と一口に言っても様々なので、一概には言えませんが、人を好きになるとは、その人の欠点もふくめて好きになること、だと思っています。
彼氏の嫌なところも含めて好きになることです。
彼氏の優しいところは好きだけど、趣味が多いところは好きじゃない。
彼氏の真面目なところは好きだけど、インドアなところは好きじゃない。
なんてことは、昔の私もよく思っていましたが、「だったらなんで彼のことを好きなの?」ってツッコミを入れてしまいたくなりますよね。
好きなところは受け入れるけど、嫌いなところは受け入れない!って、とっても自分勝手なのです。
100%理想の人を求めたところで、そんな男性は現れないでしょう。
「彼こそ理想の男性だわ♡」と思ったところで、欠点を見つけやすい人は、お付き合いをしていく中で、次々と欠点を見つけてしまいます。
いつも恋愛がうまくいかないと嘆く女性は、彼氏を自分の思い通りにしようとするからです。
というのも、私がそうだったから。
自分の思い通りの彼氏にしようと一生懸命で、だけどそんな簡単に思い通りになるはずはなく、だから苦しんで、自爆してしまう。
彼氏を自分の理想どおりにしようとして、彼氏が理想通りの彼氏になったところで、それは果たして、あなたが好きになった彼でしょうか?
私は連絡をマメにくれる人がいいなぁ、とずーっと思っていたけれど、実際には連絡がマメじゃない人が好きなんだなぁ、とある時気付きました。
彼女にマメに連絡をするより、仕事を頑張っている男性の方が魅力的なんです、私にとって。
「ないものねだり」とか「隣の芝生は青く見える」なんて言葉もありますが、「ない」ものばかりを見る人は、彼氏がどんな人であってもうまくはいかないでしょう。
実際、人は自分にないものを持っている人に惹かれることが多く、自分にないものを持っている人とは、そりゃ合わないところは出てくるってものです。
そして、欠点というのはお互いに補い合うために必要な部分なんです。
どうしても部屋の片付けが苦手な人っていますよね。
彼氏が片付けが苦手なタイプなら、彼女が片付ければいいし、彼氏が朝起きるのが苦手なら、彼女が起こしてあげればいい。
もちろん逆もしかりで、欠点を補ってくれる相手は必要な存在になります。
そして男性は「俺を必要としてくれる」女性から離れようとしません。
彼氏の嫌なところや欠点を受け入れると、恋愛が苦しいものではなくなります。
なんでもそうですが、受け入れずに「抵抗」しつづけるから、ずっとそれが「問題」となって、あなたの前に現れつづけます。
「まぁ、いっか」と受け入れることによって、その「問題」が消えていく、消化されていくんです。
彼氏の嫌なところと言っても、浮気ぐせがあるとか、暴力を振るうとか、あなたがあまりに悲しい思いをするのなら、受け入れなくていいですからね。
一番大切なのは「自分を大切にする」ことですから。