人は知らず知らずのうち、自分が望んでいてもいなくても、よく一緒にいる人や周りの人の影響を受けます。
先日、いつも可愛らしい、女の子らしいファッションに身を包んでいた友人と、春ぶり、つまり半年ぶりぐらいに会ったのですが、別人のように、夜中にコンビニに行くようなファッションで現れてビックリしました。
しかしそれも納得で、彼女と一緒に現れた友達ふたりも、楽チン重視の家でくつろぐようなファッションだったのです。
本当に、いつも可愛らしさを重視した、男ウケ抜群のファッションだったので、「こうも変わるのか!」と驚きを隠せませんでした。
よく一緒にいる人たちのファッションに慣れて、「普段着っぽい格好で遊びに行っていいんだ」というのが無意識のうちにインプットされたのでしょう。
必ずしもこれほどまでに影響を受けるとは限りませんが、一緒にいる友達の影響って受けるのだなぁ、と改めて感じたできごとでした。
たしかに、街を歩いていても、一緒にいる女性同士って、同じようなファッションをしていることが多いですよね。
結婚したいなら独身同士でつるまないほうがいい!?
私が以前所属していた、お遊びのスポーツチームがあるのですが、メンバーはほとんどが男性で、男性は20人ぐらいいたでしょうか。
面白いことに、チームの男性陣が次々と結婚していきました。
結婚を考える年頃というのもあるかもしれませんが、それでも、男性が結婚を決めるのは、大きな勇気が必要です。
にもかかわらず、みんな合コンやら婚活やらに精を出し、彼女をつくり、当たり前のように結婚をしていったのは、そのチーム内にもともと既婚者の男性が多く、その上、一人が結婚、また一人が結婚とつづき、周りに刺激された、影響を受けたというのが大きいように思います。
「俺も結婚したい!」
「俺も家庭をもちたい!」
と、いい意味で感じさせる雰囲気がチーム内に漂っており、独身の男性たちも、リアルに「結婚したい!」と口にしていました。
そして、結婚したいなら独身同士でつるまない!と言われたりするのは、独身ばかりの環境にいると、独身でいることに安心感を覚えるからです。
さきほど紹介したチームの男性たちとは、逆のパターンですね。
本人は「結婚したい!」と思っているつもりで、実際に婚活をしていたとしても、独身同士でつるんでいると、その安心感から、なかなか結婚につながる出会いがなかったり、無意識にも結婚を遠ざけている可能性もあるのです。
なぜなら、人にはホメオスタシスといって、変化を嫌う性質があるからです。結局、現状維持を選んでしまうのです。
だから、独身同士でつるむより、幸せな既婚者といるといい、なんて言われたりするのですね。
少しずつ、幸せな結婚生活というものを周りから感じることによって、結婚という変化を受け入れられるようになるのです。
もちろん、当たり前ですが、独身同士でいても結婚する人はしますし、結婚したいのなら独身同士でいるのを今すぐやめなさい!なんて言いたいわけではありません。
「あなたといると楽しいわぁ、安心するわぁ、居心地がいいわぁ」と、独身や既婚とわず波長が合う関係ならいいのです。
まぁ、普通はこうですよね。
しかし「独身同士でいると安心だわ〜、居心地がいいわ〜」という理由で一緒にいるのなら、ちょっと考えたほうがいいのかもしれません。
よく一緒にいる人はあなたの恋愛にも影響を与える
よく一緒にいる人の考え方や言葉に大きな影響を受ける、ということも、結婚をしたいのなら、独身同士でつるまない、などと言われる理由のひとつです。
「恋愛は難しいよね〜」
「彼氏つくるのって難しいよね〜」
「いい男はみんな結婚してるよね〜」
なんて考え方をする人たちと一緒にいれば、面白いように洗脳されてしまうんです。
そして、恋愛に関してネガティブなフィルターをかけてしまうから、いい男は見つからないし、恋愛を自分で難しくしてしまいます。
反対に、
「恋愛って簡単だよね!」
「彼氏つくるのってそんなに難しくないよね?」
「いい男って、実はけっこういるよね!」
なんて考え方をする人たちと一緒にいれば、これもまた面白いように洗脳されていきます。
いい男が現れるようになるし、恋愛を簡単に進めることができるようになります。
どちらの考え方を取り入れたいですか?
おそらく後者ですよね?
もし、周りの友人たちが「恋愛は難しいよね〜」という人たちでも、「でも私はそうは思わない」という強い意志や思い込みがあるのなら問題ありません。
しかし、そうじゃない場合は、ただただ「恋愛は難しいものだ」という思い込みが刷り込まれてしまいます。
なかなか彼氏ができない人って、なかなか彼氏ができない人の考え方をしています。
なかなか彼氏ができない人同士でいることが多ければ、みんな考え方が似てくるので、同じように、なかなか彼氏ができない人の考え方になっていき、結果、なかなか彼氏ができない、なんてことになったりします。
彼氏や旦那さんに愛されている女性といれば、愛されている女性の考え方に、知らず知らずのうちに影響を受けていき、結果、愛され女子の考え方が身についていくのです。
考え方や思い込みというのは人生に影響を与えますし、つまり考え方や思い込みを変えれば人生も変わります。これは、もちろん恋愛にも言えます。
幸せな人には幸せな人が集まる
「類は友を呼ぶ」という諺があるように、
人は、似た波動同士が引き寄せあいますから、幸せな波動を出していると、幸せな波動を出している人が集まります。
お互いに居心地がよく、引き寄せあい、一緒にいるようになるのですね。
反対に、悪口を言う人って、悪口を言う人で集まりますよね。あれも、お互いの波動があっていて、居心地がいいからです。
悪口を言う人たちの集まりではなく、幸せな人の集まりに入りたければ、自分で幸せの波動をだすこと。
幸せの波動を出すには、たとえば感謝の気持ちをもつことや、不足ではなく「ある」を見ること、日常の小さな幸せを見つけられること・・・などがあります。
そうやって、自分の波動が変わっていくと、いつも仲良くしていた人たちと一緒にいることが、なんだか居心地悪く感じてくることが出てくるかもしれません。
それは、自分の波動が変わった証拠。
人には、合う人、合わない人がいますが、それは波動が合うか合わないか。
彼に愛されている女性や、幸せそうな女性といると、なんだか居心地悪く感じてしまうのなら、それは、今のあなたの波動が、彼女たちと違っているのかもしれませんね。