私は男兄弟がふたりいることもあり、男性と仲良くなることに抵抗がなく、昔からいわゆる男友達(少なくとも私は友達だと思っている)や、知人の男性とごはんを食べに行ったり、みんなでワイワイ飲むことが多いです。
そうすると、男性と恋愛トークを繰り広げることも多く、男性の恋愛相談にも女性目線でアドバイスをすることもあるのですが、
一定数で聞く悩みがこれ、結婚に煮え切らなかったために、彼女にフラれた。
本当にもう何度聞いたでしょう、この男性特有の悩み!
そして、彼女が離れて行ってしまい、彼女を失ってから彼女の大切さに気づくのです。
「彼女のことがこんなに好きだったんだ」と気づくわけです。
彼女の大切にさに気づいた男性がとった行動
彼女にフラれてから「結婚しよう」と言っても、もう気持ちがないと言われた。
たいていの場合、ここに至るまでの長いお付き合いのなかで、何度か別れの危機があるんです。
「だけど、今回はもう何を言っても戻ってこない。」
「ほかに好きな人ができたみたい。」
もうこの先、こんなに好きな人はできない。どんなに彼女のことが大切かがわかった。
と、本当に後悔しているんです。
何度か彼女に連絡してみるも、彼女のほうは断固として戻るつもりはなく、男性もなすすべがないという状態。
彼女のツイッターを見ながら、彼女の楽しそうな様子に落ち込み、彼女が新しく好きになった男はこいつかも?なんて勘ぐるのです。
男性と話していても、かわいそうなぐらいに落ち込んでいるのがわかるし、同情してしまう気持ちもたっぷりなのですが、しかし女性の私から言わせてもらえば、
「だったらなんで彼女を大切にしなかったの?」
「なんで結婚しようって言わなかったの?」
とも思うわけです。
彼女が離れてから、失ってから大切さに気づく男性心理
女性側からは何度もアピールはしているはずなんですよね。
結婚したいこと、大切にしてほしいこと。
しかし男性は現状維持が心地いいわけです。
どうせ彼女は離れていかないだろう、と高をくくっているのです。
そういえば、横澤夏子さんが著書のなかでも言ってました。
お付き合いする前のデートで「わたしと付き合うか、結婚するか、もう二度と会わないか」の選択を迫ったと。
それでお付き合いをすることになったそうです。
結婚でも、お付き合いでも、煮え切らない男性に使えるワザだと思いますが、実際にこれをするとなると、女性のほうも相当な覚悟が必要ですよね。
彼と二度と会えないという覚悟は女性にも必要なわけです。
だけど、これぐらいしないと決断できない男性もそれなりにいるんですよね。
あなたも、ついつい後回しにしてしまうことってあるでしょう?
女性の場合は、日常生活において恋愛や彼氏の存在が大きく、四六時中考えてしまう女性も少なくありません。
しかし男性は、なかなかそうはいかないのです。
だから、こと恋愛や結婚に対しては、男性は決断を二の次にしてしまいがちですが、恋愛から離れてみると、女性だって「失ってから気づく」ことはよくあります。
人は誰しも、そういうところがあるのです。
病気になって、健康であることの大切さがわかった。
健康って、当たり前じゃありませんよね。
だけど、健康であるうちは、健康であることのありがたさに気づかない。
朝起きて、ごはんを食べて、仕事に行って、たまには夜に友達と飲んで、家に帰ってお風呂に入って寝る。
こんな当たり前の日常が普通にあるだけで、本当は幸せなことなんです。
健康じゃなかったら、この当たり前の日常はやってこないのですから。
仕事だって「行きたくないなぁ」と思っていても、いざ失うときっと困りますよね。
究極、人は失ってみないと、その大切に気づかない。
ただ恋愛に関しては、女性より男性のほうが、その傾向があるだけの話なんですね。
男性にとって恋愛の優先順位が他よりも低かったりするので、後回しになってしまうのです。
また男性は一点集中型といって、ひとつのことに集中する生き物です。
仕事のことが気にかかっていると、彼女のことを大切には思っていても、頭の中からスコーンと抜けたりするんです。
だから彼女を失うまで気づかないし、失ってからようやく、彼女のことがどんなに好きで、どんなに大切か気づくのです。
離れてから彼女の大切さに気づいた男のその後
「結婚に煮え切らなかったために、彼女にフラれた。」
そんな男性たちのその後ですが、なかには、2年経ってお互いに恋人もできず、女性から連絡がきてそのまますぐに結婚!
というカップルがいました。
2年という年月がかかっているので、女性のほうも一度は本当に見切りをつけたんでしょうね。
だけど彼以上の人は現れず、彼のほうも彼女以上の人は現れなかった。
で、今度はすぐに結婚となったのです。
そのほかの男性たちは、彼女ができた男性もいれば、未だ彼女ができずにいる男性もいて、それぞれです。