人と人とがコミュニケーションを取る上で、当たり前ですが会話が重要になってきます。
ネガティブな話が多い人や、愚痴が多い人、うわさ話ばかりの人は、やっぱりあまりいい印象はもちませんし、そんな人に集まってくるのは、同じようにネガティブな話や愚痴が多い人です。
男性が女性を好きになる際にも、会話は重要です。
男性は女性の会話の中身をそれほど重要視せず、声のトーンや話している雰囲気が重要、なんて言われることもありますが、そうは言っても、お互いがどういう人かを知るには話の内容も重要にはなってきます。
さて、彼氏に溺愛されている女性と話していて、気づいたことがあります。
肯定的な表現が多いのはもちろんのこと、ある言葉を多く使っていました。
その言葉とは、「好き」です。
「わたし、ここのカフェ好き〜♡」
「わたし、チーズケーキ好き〜♡」
「わたし、夏が好き〜♡」
「わたし、速水もこみち好き〜♡」
反対に「あれ、嫌だよね〜。」「あーゆうのムカつくよね〜。」という否定的な言葉が、驚くほど少ないのです。
これは、常日頃から目をむけているベクトルが、違うということ。
「ない」や「嫌」を見るのではなく「ある」や「好き」を見るクセがついているということです。
こういう女性は、彼氏がしてくれないことではなく、彼氏がしてくれることに注目するので愛されてしまいます。
日常的に「ない」を見るクセがついていると、彼氏がしてくれないことばかりに注目してしまい、不満がつもっていきますからね。
そしてまた、折に触れて、自分の「好き」を相手に伝えることができるので、彼氏にとっても、彼女はなにをしたら喜ぶのかがわかりやすいのも、溺愛されてしまう理由です。
「わたし、パイナップルケーキが好き♡」と言えば、彼氏は「そっか、彼女はパイナップルケーキが好きなんだな!よし、今度彼女に買ってあげよう」と、彼女を喜ばせることができます。
もちろんこれは、「パイナップルケーキが好きだから、買ってきてね」という意味で、突然「わたし、パイナップルケーキが好き!」と言うわけではありませんよ!
話の流れってものがあります。
一方で、愛されない女性にかぎって、彼氏には「好き」を伝えずに、不安や寂しさ、不満などを伝えてしまいますが、
彼氏が知りたいのはあなたの不安や寂しさ、不満ではなく、あなたが何をすれば喜ぶか、です。
だから、「彼女はこうすれば喜ぶんだな!」というのがわかりやすい女性には、たくさん喜ばせてあげることができるので、喜ばせれば喜ばせるだけ、ますます愛したくなるのですね。
以下の記事で書きましたが、男性が彼女に対して考えていることは、「彼女を喜ばせたいし、彼女の笑顔がみたい!」なんです。
私が男性に尽くしまくっていた頃は、「俺、ビールが好き」と知れば、かいがいしく珍しいクラフトビールなんかを買ってきたり、「俺、お寿司が好き」と知れば、率先して「お寿司食べに行こう♪」と、私がお寿司の気分じゃなくても、そう言ってしまっていました。
もしかしたら、同じようなことをしている女性も、いらっしゃるかもしれませんね。
今思うと、まったくもって逆のことをしていたのです。
あなたは、彼氏に「好き」を伝えていますか?
恋愛で我慢ばかりしていると、だんだん自分の「好き」がわからなくなってしまうんです。
これは恋愛の場面だけでなく、日常的に、いろいろなことを我慢するのがクセになっていると、自分は何が好きなんだろう、何をするのが楽しいのだろう、何をしたいのだろう、というのがわからなくなってきてしまいます。
我慢することを知らない小さな頃って、自分の「好き」がものすごくハッキリしていましたよね?
「あー私、我慢ばかりしているなぁ」と感じているのなら、もっと自分を解放してあげて、たくさんの「好き」を思い出してみましょう。
そして、「嫌い」や「嫌なこと」に注目するのではなく、「好き」に注目してみましょう。
そして、彼氏があなたを喜ばせることができるように、あなたの「好き」を教えてあげましょう。