男性って責められるのが嫌いです。
これはもちろん、恋愛の場面だけではなくて、ちょっとでも責められていると感じると無言になったり怒り出したりします。
女性としては責めているつもりはなくても「俺は責められている」と感じると、バツが悪くなるんです。
「なんで最近会えないの?」
「もっとLINEしてほしい」
「えーもう帰るの?やだ!」
これらは言い方によっては、男性は責められていると感じます。
女性としては、ただ「彼に会いたい」だけだし、ただ「彼とLINEしたい」、ただ「もっと一緒にいたい」だけなんだけれど、男性は、
「彼女と会う時間を作らない俺はダメなやつだ」
「彼女にLINEしない俺はダメなやつだ」
「彼女と長く一緒にいてあげられない俺はダメなやつだ」
と捉えて、勝手に罪悪感を抱くのです。
そう、男性は女性に比べて罪悪感を抱きやすいのですね。
そんなことを知らなかった過去の私は、お付き合いをしていた男性にたいして、罪悪感を抱かせれば「かわいそう」と思って、会ってくれるかも、なんて呑気に思っていました。
いや、呑気じゃなくて、会いたくて仕方がなくて、切実に思っていました。
しかし、かわいそうな彼女を演じれば演じるほど、彼は会ってくれるどころか、なおさら会ってくれない。
なぜなら、男性は罪悪感を感じると逃げたくなるからです。
お願い事をして断られた時も、以前は彼に罪悪感を与えるような返事をしていましたが、いまは、あっさりと「No」を受け入れます。
その方が、次はお願い事を聞いてもらいやすいから。
罪悪感を与えるように、拗ねたり、無視をしたりするほど、お願い事を聞いてくれなくなってしまうんです。
恋愛下手な女性は、勝手に被害者になります。
「彼が会ってくれない」
「彼がLINEをしてくれない」
「彼が送ってくれない」
「彼が荷物をもってくれない」
「彼が外でデートしてくれない」
こうして自分を被害者にするので、相手の男性は加害者にさせられてしまいます。
そうすると男性のなかには罪悪感が芽生え、罪悪感を与える女性からは逃げようとするのですね。
私の周りでも「彼氏が会ってくれない」という話を聞きますが、「会ってくれない」と思っている時点で、彼氏を加害者にして罪悪感を与えているので、なかなかそれからうまく行ったという話を聞きません。
だったらどうしたらいいのか?
イソップ童話『北風と太陽』で言うところの、太陽になることです。
ビュービューと北風のように罪悪感を与えるのではなく、太陽のようにニコニコと笑っていること。
彼女は俺と付き合っていて楽しそうだ、幸せそうだと感じさせることなんですね。
「会ってくれないのにどうしたらいいの?」と思うかもしれませんが、恋愛を制する女性は彼氏と会っていない時も楽しそうに過ごしている女性です。
もちろん「会いたいなぁ♡」は言ってもいいけれど、会えないことを悲しむのではなくて、会えたら嬉しいけど、会えなくても楽しく過ごしているよ、という女性なんですね。
恋愛には被害者も加害者もありません。
そんな彼を好きになったのは、その女性自身ですし、もし彼が会ってくれないのだとしたら、彼にとって会いたいと思わせるだけの魅力が感じられないのかもしれません。
彼だけが悪い、なんてことはないんです。
それを、恋愛下手な女性はぜーんぶ彼のせいにしてしまうから、罪悪感を与えてしまい、なおさら彼は距離を取ろうとするのです。
このことに気づけるだけでも、だいぶ変わるのではないでしょうか?
過去の私のように、わざと「かわいそう」なフリをして罪悪感を与えている場合もあれば、まさか、彼に罪悪感を与えていたなんて思ってもみなかった女性もいるでしょう。
罪悪感を与えていないつもりでも、自分が被害者意識を持っていれば、男性は加害者になってしまいます。
まずは、なんでもかんでも彼のせいにするのをやめること!
そして、彼に感謝の気持ちをもって笑顔でいることです。
恋愛がうまくいく女性は、自分のことを楽しませるのが上手なんです。
彼氏にばかり楽しませてもらおうとするのではなくて、自分で自分を楽しませて、笑顔で幸せそうにしているから、男性は愛したくなるんですよ。