私は「彼が好き!」と思ったら、もう好きなので、自分の「好き」の気持ちに気づかない、なんてことは経験したことがありません。
私だけではなく、多くの女性は自分の「好き」の気持ちに気づかない、ということはそれほどないでしょう。
だって、感情が動くからです。
「好きだなぁ」ってあったかい気持ちになったり、不安な気持ち、嫉妬する気持ち、悲しい気持ち、寂しい気持ちなどを、感じるからです。
しかし!
男性は自分の「好き」の気持ちに気づかない、なんてことがあるのです。
あとでまた書きますが、男性は女性にくらべて感情を認識するのが苦手だから、というのがその理由のひとつです。
男性にとっての恋愛と、女性にとっての恋愛の違い
男性にとっての恋愛と、女性にとっての恋愛とで大きく違うのは、
男性は、恋愛=SEX
女性は、恋愛=結婚
だと思っている、ということです。
よく「下心がありそう」なんて言うけれど、下心があるのはむしろ当たり前だったりもして、
男性は、最初は性的興味で近づいてきます。
女性にはまったくもって理解しがたいことがだけれど、男性とはこういうものなんだ!と認識するしかありません。
それゆえ、男性は自分の「好き」という気持ちがわからないんです。
男性は、本気で「好き」でなくても「やれる」ものだから。
男性は自分の感情に気づくのが苦手
そもそものところで、男性は自分の感情に気づくのが苦手です。
たとえば男女がおなじ場面を見たときに、
女性は「すごくかわいそう」などと自分の感情を話すのにたいして、男性は「なんでこんなことになったのだろう」などと話したりします。
そして、「好き」や「寂しい」などの自分の気持ちを素直に伝えられるのもやっぱり女性で、
相手が「好き」って言ってくれない、「寂しい」って言ってくれないと悩むのは、圧倒的に女性が多いです。
好きや寂しいはおろか、嬉しいや楽しいなどの感情も、男性は女性ほど口にはしません。
自分の「好き」という気持ちに蓋をしている
また、男性は自分の「好き」という気持ちを見て見ぬフリをすることがあります。
あなたももしかしたら、自分の「不安」な気持ちを見て見ぬフリをしたり、なにかしらの感情を抑え込もうとして、なかったことにしてしまうことが、あるかもしれませんね。
男性にとって「つき合う」とは、責任が必要なものです。
これは年齢が上がれば上がるほど感じるものであり、責任だけでなく、デートするにはお金だって必要です(やっぱり男性の方が多く支払うものだと思っている男性は、多い)。
そして男性は、多くの女性との可能性を残しておきたいと考えるので(無意識の部分で)、恋愛において「あいまい」を好むことが多いです。
だから、自分の「好き」という気持ちに気づいたら、白黒つけなくてはいけなくなる。
だから、無意識に「好き」の気持ちに蓋をしてしまう場合があるのですね。
男性が自分の気持ちに気づく時とは?
どこからどう見ても、なにをどう考えても、「彼は私のことが好きなんだろうな」と感じるのに、いつまで経っても告白してこない!
なんて時。
なにか告白できない事情があるのかもしれませんが、やっぱり理由のひとつには、
「彼女のことが本当に好きなのかわからない」
ということがあります。
いい子だなぁ、可愛いなぁ、エッチしたいなぁとは思うけれど、「好き」かと言われるとわからない。
「いやいや、私のこと好きでしょ!!」
なんて女性側は思ってしまいますが、これまでに書いてきたとおり、男性は残念ながらなかなか自分の気持ちに気づかないことがあるのです。
それなら男性は、どんなときに自分の気持ちに気づくのでしょうか?
それは、たとえば以下のように気づいたりします。
「こんなに一緒にいるんだから、彼女のことが好きなんだなぁ。」
「こんなにいろいろやってあげているんだから、彼女のことが好きなんだなぁ。」
そのほかにも、仕事帰りの電車で、ふと彼女のことを考えている自分に気づいて、「こんなに考えているなんて、彼女のことが好きなんだなぁ」と気づく。
つまり、自分の、その女性にたいする行動によって、気づくのです。
なのでそれを逆手にとって、好きな男性に、いろいろやってもらうというのは、大アリです。
これは恋愛テクニック本などにも書かれていると思いますが、そもそものところで男性は頼られるのが大好きですし、
手のかからないいい子より、手のかかる女性のほうが好きです。
手のかかる女性といっても、面倒な女性とは違うので、そこを間違えないように!
相談をするといって、いきなり重たい相談をしてしまうとか、なにかにつけて頼りすぎるとか、それでは面倒な女性になってしまいます。
また、自分からたくさん連絡しすぎるのではなく、相手の男性に、あなたのことを能動的に考える時間をあげる。
ほおっておいても連絡がくる女性のことは、だんだん考えなくなるものだから。
「最近、彼女から連絡こないなぁ」
「彼女、なにやっているんだろう」
なんて、あなたのことを思い出す時間をあげましょう。