女性は、好きな人や彼氏に会えない時間が長くなればなるほど、気持ちが落ち着いていく傾向があります。むしろ冷めることもある。
男性は、好きな人や彼女に会えない時間が長くなればなるほど、会えないほどに、好きになります。思いがつのってゆく傾向があります。
もちろん全ての男性、女性がこう、というわけではありませんが、ざっくりとこういう傾向があると言われています。
会えないほど好きになる男性心理とは?
会えないほど好きになる、思いが募るなんて女性にはなかなか信じがたい男性心理ですが、それは男性と女性にとって必要なものが違うからです。
会えないほど気持ちがなくなる女性
好きな人や彼氏に会えない女性は、もちろん最初は寂しいのです。
しかし女性のほうが切り替えが早いと言われるように、ある程度会えない時間がつづくと、案外切り替えることができるのが女性です。
遠距離恋愛で別れる多くのパターンは、女性が会えない寂しさに耐えかねて別れを切り出します。
好きだからこそ、憎しみに変わるという感覚でしょうか?
もしくは寂しいと訴える女性にたいして、男性が「もう無理だ」と別れを切り出す。
女性にとって必要なのは「大切にされている」という感覚です。
それを感じられなくなると、次第に冷めて別れを決意するのが女性です。
だから、会えないほど「大切にされている」と思えなくなり、気持ちが冷めていきます。
会えないほど好きになる男性
一方で男性は、好きな人や彼女に会っていなくても、最初は平気です。
もし相手の女性にたいして、ちょっとしつこいなぁとか、めんどくさいなぁと感じていたのなら、会えなくなっても最初はせいせいしているでしょう。
男性はひとつのことに集中するので、好きな人や彼女に会っていないことも忘れて、仕事に集中します。
しかし会えない時間が長くなるにつれ、ようやく寂しさが募ります。
仮に、相手の女性に「しつこい」という感情をもっていても、その嫌だった感情は消えはじめ、「どうしてるかなぁ」「会いたいなぁ」と思いを募らせます(もちろん、相手の女性を好きだった、という前提です)。
女性にとって必要なのが「大切にされている」感覚なら、男性にとって必要なのは「信頼されている」という感覚。
そして男性にとって、放って置かれていることこそ信頼です。
さらに、女性は会っていない間も連絡をとりあって、彼氏とつながっていたいですが、男性はそうじゃない。
だから、会えない時間が長くても、女性にように冷めることは、あまりありません。
むしろ会えないほど、相手の女性にたいしての価値があがるのです。
過去のはなしですが、私と彼がお互いに忙しかったり、日本にいなかったりして、一ヶ月ほど会えない時間があると、久しぶりに会ったとき、あきらかに彼のテンションが高かったです。
「寂しい」なんて口にしない彼が、すっごく楽しそうで、すっごく嬉しそう。
けっして言葉にはしないけれど、態度はウソがつけないんだなぁ、なんて愛おしくなってしまいます。
やっぱり男性は言葉ではなくて行動です。
会えない時間も平気を装いたい男性のプライド
男性は「会いたい」とか「寂しい」なんて言葉が言えません。男たるもの、そんな女々しいことは言いたくないのですね。
だけど寂しいものは、寂しい。
最初のうちはひとりの時間を楽しんでいても、そんなものはやがて慣れてしまいます。
そうすると、恋しくなるんですね。
もし仮に、彼女と喧嘩をしてしばらく会っていなかったとします。
それでも男性は時間とともに美化していく生き物。
彼女にムカついていた記憶が時間が経つにつれて、彼女のいいところを思い出すようになります。
女性にとっては、なんとも嬉しいメカニズム!
だからもし、彼氏のあなたに対する扱いが雑になってきているなぁとか、好きな人にしつこくしすぎてしまったなぁとか、そんなときは、1ヶ月でも、2ヶ月でも、数ヶ月でも時間をおいてみる。
その男性と会わない時間をつくってみるんです。
(その間にLINEなどをしまくって繋がりすぎてしまっては、元も子もありませんが)
そうすることで、最初のうちは羽を伸ばしている男性も、しだいにあなたのことを思い出すようになります。
「どうしているのかなぁ」って気になりはじめます。
男性は女性より時間の感覚が長いので、女性が思っているより、長い時間が必要かもしれません。
以前、わたしに好意をもってくれている男性が、お誘いの連絡をくれていたのですが、だいたい一ヶ月に一回ぐらいでした。わたしは好意をもってはいなかったので、この時間の長さがまったく気になりませんでしたが、これが好きな人なら、やきもきしていたでしょう。
男性は基本、スローペースなのです。
いつも近くにいて、当たり前の存在になってしまったら、ときには会わない時間も必要です。
会えなくなるほど、男性はあなたのいいところを思い出すし、あなたに会いたいという気持ちがつのってゆくのだから。
(もちろん、関係がうまくいっているのなら、無理に会わない時間をつくる必要はないですが)
会いたくても、寂しくても、男性はなかなか自分からコンタクトを取れない場合があります。
だから時間をおいて、相手の男性から連絡がなければ、女性のほうから連絡してみるのもひとつの手。
それでまた会えるようになった、なんてことはよくある話です。
「会えないほど私のことを好きになる」マインドで
もしあなたが、彼氏になかなか会えないことに不満をもっているのなら、その不満を相手の男性にぶつけるのではなく、
会えない時間に私のことをもっと好きになる。
そう発想を転換して、あなたはあなたで、自分の時間を楽しみましょう。
そうすると、男性はある日ふと、仕事を終えて家に帰ったとき、
「○○ちゃん、どうしてるかな」と、あなたのことを思い出し、「○○ちゃんに会いたいなぁ」って、思いをつのらせたりするのです。
男性は基本、放っておいてくれる女性が好きです。
自分を信頼して放っておいてくれる女性を、大切にしようと思うのです。