今の恋愛スタイルと、恋愛ダメダメ女子だった昔では、恋愛スタイルがまったく違います。
大好きな人に愛されていて、「幸せだなぁ」と思える恋愛をしているというのに、たまーに、「もっとLINEした方がいいかな?」「もっとお世話やいた方がいいかな?」と、なぜか、恋愛がダメダメだった頃の私の恋愛スタイルを取り入れようとしていた時期がありました。
さんざん恋愛がうまくいかなかったのに、なぜかその頃の恋愛スタイルにしないとダメなんじゃないか、と思っていたのです。
不思議ですよね〜。
それはきっと、愛される覚悟が足りていなかったのだと思います。
だって、愛される恋愛をしている時間より、愛する恋愛をしていた時間のほうが、うんと長いから。
私が愛される恋愛ができるようになったのは、ここ2年ぐらいで徐々にです。それ以前はずっと愛する恋愛、愛しすぎる恋愛をしてきました。
たとえ上手くいかなかった恋愛スタイルだとしても、長年しみついた「愛しすぎる恋愛」の思考は、なかなか出て行ってはくれなかったのです。
愛する恋愛をしていた昔の私と、愛される恋愛をしている今の私では、恋愛スタイルが本当に違います。
もし、あなたが
「最初は男性からのアプローチがすごいのに、気づいたら私のほうが好きになって、追いかけるようになって、うまくいかなくなる」
とか
「付き合うまではスムーズだけど、付き合い出すと自分ばかりが好きになりすぎて、うまくいかなくなる」
という傾向があるのだとしたら、同じ恋愛スタイルのままでいては、また同じことが繰り返されるでしょう。
愛される恋愛をするには、愛される覚悟が必要です。
愛する恋愛、愛しすぎる恋愛をしてきて上手くいかないのなら、その恋愛スタイルでは上手くいかない、ということになります。
愛される覚悟とは、愛しすぎない覚悟です。
どうしても愛したいのなら、もっと自分を愛してあげる。
一方が与えれば、もう一方はどうしても受け取る方になります。
一方が愛を与えれば(愛すれば)、もう一方は愛を受け取る(愛される)方。
愛される覚悟とは、愛しすぎない覚悟であると同時に、愛を受け取る覚悟ということです。
私は長女ということもあって、根本的にはお世話体質です。これまで付き合ってきた彼氏にも、かいがいしくお世話をしていました。
自分が与えることに慣れすぎていたのです。
そして男女問わず、末っ子ってやっぱり受け取り上手だなぁと思います。人に何かをやってもらうのが本当に上手です。
なんでもそうですが、「受け取る覚悟」がないと、いざ与えられても受け取れません。
受け取ることを拒否してしまいます。
私には以前、雑誌の連載のお話がありました。「えっ!嬉しい!」とは思ったものの、同時に雑誌を連載するなんて私には荷が重すぎる・・・という考えもムクムクと湧いてきて、最終的にはお断りすることになりました。
まったく予期していなかったのと、そんな嬉しいお話を受け取る覚悟ができておらず、自ら断るという・・・。
だから愛されるにも、愛を受け取る覚悟が必要だし、その覚悟がないと、いざ愛されそうな場面で、無意識にも自分から愛を拒否してしまいます。
そして、自分が愛を与える恋愛を選んでしまいます。
まわりの友人を見ていても、自分から好きになって追いかけると音信不通にされてしまったりしていたのに、結局は自分を好きになってくれた人と付き合って、そのまま結婚という人がわりといるなぁと感じます。
「自分を好きになってくれた人を好きになれたら苦労しない!」
と言われるかもしれませんが、自分が好きになって追いかけて音信不通にされて傷ついて、「もうこんなのやだ・・・愛される恋愛がしたい」と思ったところに、愛を与えてくれる男性が現れた。
愛される覚悟を決めたから、そんな男性が現れた、とも言えます。
私とすごく仲のいい友人も、お互いに「映画好き」という趣味のあう男性といい感じだったのに音信不通にされてしまい、嘆いていました。
しかし、それから数ヶ月して、いまの旦那さんと出会い、最初はなんとも思っていなかったけれど、アプローチをされていくうちに好きになり、付き合い、結婚しました。
愛を受け取る覚悟がなければ、旦那さんを拒否してしまっていたかもしれませんし、もしかしたら自分が好きになりすぎて、「映画好き」の男性同様に、追いかけすぎて上手く行っていなかったかもしれません。
だからもし、好きな人に愛されない、彼氏に愛されないのなら、それは愛される覚悟がないだけかもしれませんね。
愛される覚悟とは、愛を受け取る覚悟です。
自分以上に愛しすぎない覚悟です。
そう、結局は自分を大切にする、ということにつながります。
ちゃんと自分を大切にしている女性が、愛されます。
好きな人のことばかり考えてしまっているときは、ぜひ自分のことに目を向けてください。自分のことをすっかり忘れてしまっているのではないでしょうか?